進むスクラップインセンティヴ
皆さんは、「スクラップインセンティヴ」という言葉をご存知でしょうか?
スクラップ = 廃車
インセンティヴ = 奨励
つまり、古い車はどんどんスクラップしてもらい、どんどん新しい車に乗り換えてもらおう! ・・・という、国を挙げての政策の事です。
例えば・・・
インセンティブ政策の数々
昨年から話題の「エコカー補助金」
環境に良いとされる新車へ買い替えられるユーザーには税的優遇措置などが盛りだくさん! という対策ですね~ ^^
特に、古い車を廃車して乗り換え・・・ という場合には、大きな助成金が補助される目玉付きですね。
平成15年くらいから施行された「グリーン税制」もそうですね ^^
古い環境に良くないとされる十数年超の自動車には、自動車税を割増す・・・ というペナルティ政策。
そのかわり、新しくてクリーンな自動車には自動車税や自動車取得税の優遇が受けられるというもの。
また、つい先日から始まった、「自動車重量税の税改正」もそうですね ^^
新車から18年経過するような古い自動車は車検の税金も高くする政策。
さらに隠れたところでは、「自動車重量税の還付制度」なんかもそうですね ^^
表向きは不透明な自動車重量税の行き先を、白黒はっきりさせるものとされていますが、
少なくとも廃車を促進させる効果はあると思います。
その他では・・・まだ正式決定はしていませんが、
エコカーのETC割引の追加なども明らかな一政策と言えるでしょう。
しかし・・・ 何故、こんな政策が近年になって増えてきているのでしょうか・・・
でも何故?
表向きには「環境対策」、真の目的は「経済効果」 です ^^
自動車業界不況と言われる昨今では、若年層の車離れや保険料の再浮上により、益々低迷が加速しています。
そこで! 景気付け?策の一環としてスクラップインセンティヴを導入し始めたのです。
効果のほどは・・・
近年のエコカーブームを考えてもらえれば大々成功と言っても過言ではないでしょう。
でも私は最近思います。
「物は大切に」
と良い聞かされ育ったあの日は、何だったのでしょうか・・・
ちょっと古くなったら捨てて、どんどん新しい物に買い替えなさい! と、言われているような気もします。
石油の消費を抑えたり、排気ガスによる環境のセーブを本気で考えるなら、自動車を減らそう・・・ 的なノリになるでしょうから、やはり「経済効果」が第一目的なんでしょうね~