2009年、車上荒らし・車上狙いランキング
先日紹介した ”2009年度の自動車盗難・実態調査結果” で、車上荒しの調査結果は後日に・・・ という事だったので、今回は、2009年度における車上荒し実態調査結果を ^^ (情報参照元: 日本損害保険協会)
統計
先ず、車上荒し被害の中で最も多い被害品は・・・
断トツで 「カーナビ」。
しかも2009年度では過去最高記録となる盗難件数が発生している様子。
また盗難に遭ったほとんどのカーナビは、ネットなどを利用した転売を目的としているようです。
ちなみに・・・ 車上荒しの発生が多い地域は、自動車盗難と同じく~ 愛知、大阪、兵庫 がワースト3に入っています。
そして盗難被害を車種別に見てみると、、、 ヴォクシー、エスティマ、ノア、ワゴンR、ムーヴ、カローラ ・・・といった車種が上位に顔を出しています。
ワゴンR、ムーヴ、カローラ といった車種は新車販売台数もかなり多く、必然的に対象台数も多い・・・ という感じではありますが、ヴォクシー、エスティマ、ノア といった車種は、比較的カーナビ装着率が高いであろうとされるミニバン系であるため、こちらはそれらが直接的要因となり対象台数が上がっているのかと。(クラス別に見ると、1位ミニバン、2位軽自動車、3位コンパクトカー)
あ、それとつい2~3年前までは、社外品の後付タイプのカーナビが多く盗難に遭っていましたが、
2009年度現在では、社外品の後付タイプよりも純正品のカーナビの方がはるかに盗難率が高い ・・・という点にも予め留意しておきたいところ。(盗難件数の半数以上が純正品。 といった統計が)
つまり、
純正のカーナビなので盗られないだろう。 純正のカーナビなので盗られ難いだろう。
という古い一昔前の考えは、今の時代既に ”禁物” ”禁句” という事。 (参考までに・・・ ”犯人が明かした 「純正ナビが人気高い」と”)
後記
車上狙い、車上荒しには、警報装置などのセキュリティがかなり有効的な防犯手段となります。(警報装置の付いている車両は避ける傾向だとか。実際の犯行時間は数分程度らしいですから、わざわざリスクを負ってまで警報装置の付いている車両を狙うより、付いていない車両で数を狙うのがまあごく普通の考えかと。。。)
なお最近は、そもそも純正からカーセキュリティ(警報装置)が装備(標準装備)されている車種も多く見かけますが、(軽自動車でもかなり多くの車種で装備されています)
ただ意外と! 装備されていることすら知らない。 又は使い方を知らないか、そもそも使った事すら無い・・・ といったユーザーやオーナーさんも多いようで、、、
なのでもしお心当たりがある方は~ 今一度愛車の取扱い説明書などを読み返されてみてはいかがでしょうか。
以上参考までに。
※ なお純正セキュリティは、機能が制限されていたり作動条件が異なっていたりと、、車種によって色々と異なるものも多いです。なのでその点だけは十分ご注意を。(想定した場面で使えるものなのかどうか。頼る前にご確認を。特にメーカー純正装備品は犯人に予め研究しつくされている事もありますし)