中古車査定業界にも、ペーパーレス化の動きもちらほらと
つい先月のことですが、とある大手オークション企業から~ iPadを活用した中古車査定システムが商品化された様子です。
月々の利用料金が必要となる事から、比較的大きな自動車販売店向け・・・ といった感じでしょうか。
ちなみに・・・
こういったタブレット端末を活用した査定システムは、今後ぼちぼちと普及してくるようにも思えます。
今までは~
買取りや下取りなどの査定が必要であれば、
その都度「査定票」といった用紙に査定士が自らアナログ記入しておりましたし、
査定する人が変われば、チェックするクセや評価誤差も意外とあったりと・・・
さらには、
査定票を片手に、電話越しに「仕入れ担当」の管理者と相談し、(買取りや下取りなど、査定額の決定権のある上層幹部)
「ここにキズがあって内装にタバコ焦げが・・・」
みたいな感じで、
なんだか2度手間、かつ又聞きの伝言ゲームみたいな査定評価が一般的でしたが、(査定票持って事務所をウロウロ~ 電話で誰かと相談しながらウロウロ~ みたいな)
こういったタブレット端末が活用されるようになると、
一定のマニュアルに沿った入力が出来、査定士のクセも評価誤差も抑える事が出来るであろうと 考えられますし、
何より、
入力した情報がそのまま管理者へ送信出来るのも魅力で、(製品の詳細までは分かりませんが、ソフトバンクBBと提携しているようなので~ おそらくデータの通信も可能なのでは・・・)
管理者がダイレクトにその査定票を見、それぞれに評価し、査定評価額を含め~ それらを個別に管理保管する事も可能だと思われますので、
紙媒体のような紛失騒動も抑えられ、(けっこうこれ多いです(過去の大手中古車販売店勤務時代に何度も体験済み)。
その時は査定のみでお客様が帰宅され、後日改めて見積りにご来店されたときに~ 先日査定し、査定額など全てを記入しておいた査定票(紙)がない!
しかも、なんとか再査定をお願いするが、前回の査定時となんだか私の言葉のニュアンスが異なるのか、管理者(実際に価格を決める仕入れ担当幹部)の捉え方が違うのか~ 微妙に査定価額も異なるらしい・・・ (もちろん私は、紙がないので前回の査定額は忘れてる) これで何度も焦った記憶が・・・)
査定の第一線現場の手間と、管理者の手間、その他業務の効率化も向上するかと・・・
あ、でも、
壊れた時は大変だな~
管理者がコンピューター管理苦手だと・・・(クルマ業者は意外と多いです)
色々と考え出すときりがないので、今日はこの辺で。