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スタッドレスの山の見方

 
2018/09/24
 

スタッドレスが活躍する季節ですね~ ^^

長期の天気予報では、今年は雪が多いとか多くないとか・・・どうなんでしょうね~。

・・・で、今回はスタッドレスタイヤについての知識。

尚、当サイトでは 部品知識集として ”⇒ タイヤの知識” のコンテンツを公開しておりますが、今回このスタッドレスタイヤの知識は、その当該コンテンツをより詳しく解説した補足コンテンツとして公開しておきますので、これら予め。。。

残り溝の見方

タイヤには 「山がある」とか 「残り溝が」・・・といった、タイヤの磨耗を知る事の出来る基準がありますが、スタッドレスタイヤには、この磨耗の基準が2つある事はご存知でしょうか?

スタッドレスの残り溝

これは新品のスタッドレスタイヤですが、(タイヤの進行方向は横向き)

タイヤの溝部分に二つの「山」が見えますよね~ (丸い円で囲っている部分)

これがスタッドレスの磨耗を知る「サイン」です ^^

で、この2つのサインを どのように見分けるのか・・・と言いますと、

左側の低めの山は (画像左側の円)、法律上の磨耗サイン。 「スリップサイン」というもの。 夏場の普通ラジアル(サマータイヤ)と同様に、このサインの山を越え磨耗したタイヤの使用は法律で禁止されており、整備不良はもちろんの事、車検にも当然通りません。。。

ちなみにこのスリップサインは、タイヤのサイド部分に記されている「」印の延長上にあります。

スリップサイン

そして画像右側にある「山」。 山の頂上辺りに溝があり、ちょっとギザギザ状になっている「サイン」。

これは一般的には「プラットホーム」と呼ばれており、この「プラットホーム」は、いわゆるスタッドレスタイヤとしての性能の限界を示すサインです (スタッドレスの性能を発揮できる限界ライン)。

つまり、、、このサインの山を越え磨耗したタイヤの使用は、スタッドレスタイヤとしての機能が著しく低下し、スタッドレスタイヤ本来の性能が発揮できなくなります。 まあいわゆるひとつの「交換時期」を示すモノとも。(各タイヤメーカーでは、一応ゴムの硬化が進行する 「製造から3年」を基準として交換を進めていますが・・・)

なお、この 「プラットホーム」は法的には何にも規制されていませんので、、、プラットホームの山を越えて磨耗したタイヤを使っていても、先述 「スリップサイン」の山を越えて磨耗していなければ~ 当然違反でもありませんし、車検も当然クリア出来ますので これら予め。。。(但し!!!著しく磨耗したスタッドレスタイヤは、雨天時の排水性がかなり悪いので・・・ 出来るだけ「プラットホーム」を限界のめどとして交換される事はオススメしておきますね ^^)

以上、各ご参考までに。

 

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