エアコンガス漏れの間違ったミス修理
少しずつではありますが 暖かくなってきましたね~ ^^ 今年は桜の開花も早い予想で、もう既に春の足音が駆け足になっています。
・・・で、暖かくなってくる毎に、自動車業界で増えてくるのが・・・ エアコンの修理。 エアコンが効かない・・・という声は、これから夏へ向けて急増するのが恒例です。
しかし・・・ 実は、エアコンが効かないからと言って、随分と間違った処置をされている整備工場もちらほら・・・
何でもとりあえずガス補充は ○流整備
「エアコンが効かない = エアコンガスの補充(ガスチャージ)」
・・・という方程式は、とても一流の整備士とは言えません。
エアコンが効かない車を点検し始めて、「エアコンガスが少ないですね~」 ⇒ 「補充(ガスチャージ)すればバッチリですよ~」 というメカニックはけっこう多いです。
※ 取りあえず、先ずは補充して様子見してみますか? というのも。
しかし・・・
エアコンガスは、正常な状態では減りません! エアコンガスが少ないという事は、必ず何処かから漏れています! 少ないから・・・ と言ってガスのみを補充する修理 (← 私から見れば、とても修理とは言えない対応ですが)では、間違いなくまた漏れます。(残ったガスの入れ替えを伴うエアコンリフレッシュも同様)
これは、整備士ならば誰でも分かっているはずなのですが・・・
また漏れる事を知っていて、ガスの補充だけで済ませようとするのはどうなんでしょうか。
環境にも良くないですし・・・。
※ さらに補充するガス代はお客様持ち。 漏れる事を知っておいて なおも補充させるという考えも。。 何のため??? 新手の商法か何かでしょうか。
しかも、ガスの補充だけを繰り返せば、いずれコンプレッサーのオイル不足でコンプレッサーが焼きついてしまう事も・・・
確かに、エアコンのガス漏れ点検&修理はとても面倒ですが、その辺りがメカニックの腕と知恵の見せ所ではないのでしょうか。(実際、目に見えない ”ガス” だけあって、エアコンのガス漏れ修理はとても難易度の高い修理作業でして、、、 またまあこの手の修理を嫌がる整備士もかなり多いのでは???)
漏れている場所によっては、部品代が数百円・・・ という事もありますし・・・
とまあこんな感じで、以上 エアコン修理でのちょっと不可解なネタを出してみました。