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HIDライトシステム(ディスチャージ・キセノン)

 オススメ指数 ・・・ 「4」

 私が始めてHIDを装着したのは平成15年の話です。

 中古のフィリップス製・4500kを手に入れ・・・

 HID初体験の感想は とにかく明るい!カッコイイ!

 徹夜マージャンをして、真昼頃に窓を開けた瞬間の目のくらむ様な眩しさです。

青白い閃光HID
 ※ 2003年当時の記事です。 今となっては全く珍しいものではなくなってしまいましたが、当時・昔のHID初期背景の参考などにも。

導入のきっかけ

 もちろん見た目のカッコよさです ^^

 私の平成元年式の愛車から放つ、予想だにしない閃光で周りの意表をつきたかったのが本音。

 当時は周囲からの影響もなく、HIDを装着している友人も少なかったので・・・。

インプレ

 あのライトスイッチを入れた瞬間のフラッシング&インターバル

 「ピカッ! ヴィ

 が、周囲の車やギャラリー?へHIDをアピールしてくれます ^^)ノ

マイHID

 周囲の反響は、私の15年落ちの愛車(当時)とのコンビネーションもあり、私が予想していた以上に反響がありました。

 信号待ちの度にライトを点けたり消したり・・・、とにかくアピールしまくっていました。(HIDの頻繁なオン・オフは、バーナー(球)の寿命を早めます。 真似しないように)

 そして、とにかく光がキレイ!

 輝白色とでも言うのでしょうか? 透き通るような閃光です(光と言うより閃光です)。

 特に道路の白線などの粒子?に光が反応し、遠距離部分も非常に明るく良く見えます。

 私の仕事柄、夜間の山道を良く通るのですが、

 はっきり言って、ハイビームを使う必要がなくなりました!

 HID装着以前は、ハロゲンのハイワッテージ・HID色っぽいホワイトバルブを付けていたのですが、全くもって比べ物になりません。 光の質が全く違う感じです。

冒険

 HIDを手に入れると・・・ やはり気になるのは色温度!

 「ブルーラグーン」という、石英?ガラス製の筒に青色のコーティングを施された製品も装着しました。

 ライト点灯の放電安定後の光も、「これぞHID!」と言える青白い閃光です。

 しかし暗い・・・。

 青色が強調されますし、青い筒をかぶせるわけですから、当然の結果だとは思いますが・・・。

 この青白い光のままもっと明るくならないか・・・と、色々調べていた所、ベロフ社製の「Spec LE MANS(スペックルマン)」という、従来のHID比130%・ハロゲンバルブの3倍以上の驚異的な明るさを実現させたハイパワーHIDユニットを発見しました。

 このHIDユニットの特徴、「従来のHID比130%の明るさ」の秘訣は、通常のHID消費電力より電力の出力を上げ、より明るく発光させ、耐久性・安定性まで専用設計されたHIDライトシステムです。(平成20年現在では、ハイワッテージHIDはもう珍しくないですが・・・)

 しかし、この「スペックルマン」はお世辞にも安いとは言えない・・・。

 しかも、専用のバーナーは4000kのラインナップしかありません(当時)。

 一時期は手持ちのフィリップス製のHIDを改造して出力を上げ、明るさ倍増計画も考えていたのですが・・・ 断念。 なにせ2万Vの高電圧ユニットですから・・・ もし万が一を考えれば大変危険です。

 もちろん衝動買いしました!

スペックルマンのバラスト

 衝動購入した「スペックルマン」。 最初は「ブルーンラグーン」を付けないで試しました。

 が、やはり4000kは黄色い・・・。

 点灯直後は青白いのですが、放電安定後は黄色い。

 確かに明るいのだが、異常に明るいノーマルハロゲンランプの様な光でした。

 次に例の「ブルーンラグーン」を装着すると、「おぉ・・・青白い」。 明るさも十分で納得の衝動買いで済みました。

 しかし・・・ 落ち着いたのもつかの間。

 どうしても「ブルーンラグーン」が気になるのです。

 青いガラス管のかぶせ物で、本来の驚異的な明るさが発揮されていないのでは? と、思うようになり、しばらくは「ブルーンラグーン」を外していました。

 でもやはり、4000kという色温度がどうしても気に入りませんでした。

 光量アップの源 「スペックルマン」のバラストを利用し、他メーカーの色温度の高いバーナーを改造して取り付けてみようかな〜と、検討していた頃に、ベロフ社から新製品 「Spec Giallo(スペックジアロ)」が発売されました。

 この 「Spec Giallo(スペックジアロ)」のカタログを眺めていたら、コンパクト設計のHIDバルブキットは、「スペックルマン」専用設計のバルブキットとそっくり! カタログを舐めるように見るかぎり、どう見ても設計は「スペックルマン」と同じ・・・。

 もしかしたら! と思い、早速ベロフジャパンに問い合わせた所・・・、

 「取り付け流用不可!」という回答でした。

 しかし、落ち着きのない私には我慢できず・・・、

スペックルマンのユニット

 やはり・・・

 無謀な衝動買いしました!

 6000kのバルブ(バーナー)キットです ^v^)ノ

 予想通り配線の規格は同じで、手に持って見るかぎりは全く同じです。

 取り付けも、何事もなかったかのように無加工 & 30分ほどで無事作業終了。

 以前、昇圧器(バラスト)とHIDバルブ(バーナー)には相性があると聞いた事があったので、点灯した瞬間バルブがブッ飛んだらどうしよう・・・とか考えながらスイッチオン!

 結果は、使用して1年半以上になりますが、今の所は何もトラブルなく、私の愛車からは紫白色の閃光を放っています。(追記・・・ 平成21年現在6年目に突入ですが、全く問題なく使えております ^^)

 純正HIDの標準装備車に乗っている友人からは、とにかく「明るい!」と、絶賛を浴びていますが、また落ち着きが無くなったら仕様変更するかもしれません・・・。

 仕様変更することがあればまた報告しますねー ^^

 私なりに照射比較してみました。

ホンダ純正HID
ホンダ純正HID
PIAA 6000K
PIAA 6000k

スペックルマン+スペックジアロ

 どうです?すごく明るいでしょ?

 前方(写真右上)にある電柱の反射(黄色と黒のシマシマ)を見ていただければ、明るさがわかりやすいと思います。

 この3枚の写真を撮影した時には、電柱のもっと前方(奥)に一台駐車していた車が居たのですが、制動灯の赤い反射板がくっきり写っているのは、私のHIDのみです。(3枚撮影中は、常に同じ所に車が駐車)

 明るさを物語るように、ボンネットの境目もくっきり写っています。

 ちなみに・・・ 私の車は年式が古いため、ヘッドライトがガラスレンズです(厚みがあり、少々暗い)。 最近のクリア & キラキラヘッドライトだともっと明るいと思いますよ〜 ^^)ノ

 ※ 全部の写真は、同じカメラ・同じ露出・同じ場所・同じ日・ほぼ同じ時間(30分以内)で撮影しております。

 ※ 写真3枚の見た目が若干違うのは、それぞれ車が異なり、ボンネットの長さ・角度の違いによるものです。

 ※ 実際の肉眼では、各HID共にもっと明るいですよ〜 ^^

 
 ※ ベロフ社製「スペックルマン」はトータルバランスシステムです。 私のような専用設計品以外のバルブ・規格外部品を取り付ける場合には、全て自己責任にてお願いします。

 ※ HIDライトシステムの改造は絶対しないで下さい。 高電圧が流れる機器ですので大変危険です。

 ※ もし各メーカー専用設計以外の部品を取り付け、支障・事故が起こったとしても私は一切責任を持ちません。

 ※ HIDシステムを導入する時は、他の車に迷惑がかからないように、きちんと光軸調整を行って使用して下さい。

 ※ 散光タイプのフォグランプでのHID常時点灯はやめましょう。 対向車にとってはかなり眩しいだけでなく、対向車の視界が妨げられ、予期しない事故を誘発してしまう恐れがあり大変危険です。
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