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オススメ指数 ・・・ 「3」
「1秒間に 2滴のオイル漏れを止めます」 「オイル下がりの白煙を即効で止めます」
・・・といった宣伝文句(キャッチコピー)で、
自動車業界でも少しは名が知れており、
エンジン内部のシール剤などを痛めずに、エンジンオイルの漏れ止めに即効く・・・ とウワサのエンジンオイル添加剤、(パッキンなどのシール剤を膨張させるタイプのエンジンオイル漏れ止め剤は、オイル漏れがひどくなる可能性もある)
「 PLUS 91
(プラス91)」 ↑↑↑
今回はこの 「PLUS91」の使用レビューですよ〜 \(^o^
実験車両は・・・
エンジンオイル漏れがひどい 「アトレーバン カスタムターボ 5速MT」。
この車は、クランクシールという部位からエンジンオイル漏れがあり、修理の難易度はタイミングベルトを交換する手間と費用に匹敵するため、応急処置として実験もかねてエンジンオイル添加剤を試用してみる事に。
オイル漏れの規模は、
目視でオイルが垂れる瞬間が確認出来、2〜3週間程度で、路面に直径15cm〜20cmほどの跡が出来るくらいの規模。 症状としては、けっこう重めかも・・・
・・・と、こんな具合の車両に使ってみました ^^
先ず、説明書を読んでみると・・・ エンジンが動いている所へ、オイル注入口から 「PLUS91」を注入して下さい との事。
う〜ん。
エンジンオイルの注入口を覗いてみると、エンジン内部が動いているのが分かるんですけど・・・
アトレーは、室内(座席の下)からオイルを注入しなければならないため、エンジンオイルが室内へ飛散するのを防ぐ目的でエンジンは切った状態で注入する事に。
一応念のため、エンジンオイルと 「PLUS91」がキレイに混ざるように、エンジンオイル注入と同時に 「PLUS91」も注入する事にしました ^^ (もちろん、オイルジョッキを使用。 オイル交換と同時施工)
「PLUS91」は緑色をしたドロッとした粘度の高い液体。 夏場は問題なさそうだが、冬場は缶を湯銭しておかないと、添加成分がエンジン内部へキレイに行き渡らない可能性もありそうですね〜 ^^
使用量は、今回は軽自動車という事もあり缶の半分だけ使いました。
はい! いよいよ使用レビューで御座いますが ^^
今回のテストでは、明らかに漏れる量は減りました \(^o^)ノ
2〜3週間で、路面に直径15cm〜20cmほどの跡が出来る漏れ規模だったのが、2ヶ月で 6〜7cm規模にまで、漏れ具合が縮小しました ^^
「PLUS91」注入直後は相変わらずのポタポタ具合でしたが、走行をある程度重ねているうちに漏れる規模は小さくなっていたようです。
但し! 今回の実験では、
エンジンオイルの漏れが完全に止まる事はありませんでした。
もう少し小さい規模のオイル漏れであればひょっとすると止まるかもしれませんが、あくまで 「応急用」の添加剤ですね〜 ^^
あ、実験車両はターボ車でしたが、過給器(ターボ装置)にはこれと言って支障は見られませんでした。(ターボ車に使っても問題なし でした ^^)
ちなみに・・・
この 「PLUS91」は、添加剤に含まれる有効成分 「リキロン」によってオイルの質を変化させ、オイル自体を細かい亀裂や穴から漏れないようにするだけであって、
オイル漏れの原因となる箇所に直接作用する物ではありません。
また有効成分 「リキロン」は走行とともに劣化します。
よって走行によって有効成分 「リキロン」が劣化すれば、次第にオイルが外に漏れようとする力を抑えきれなくなり、少しずつ 「漏れ」が戻ってしまいます。
なおもし、「PLUS91」が添加されたオイルを抜いて、新たなオイルを注入すれば(オイル交換)・・・、もちろん、漏れ具合が復活するのは時間の問題でしょう。
つまり、
オイル交換毎に添加しなければ効果は持続しない ・・・という事。
また、オイル漏れの場所や状態によっては、「PLUS91」を使っても全く効果が望めない可能性もあります。
「PLUS91」は あくまで応急用。
これからもずっと乗り続けるつもりの愛車であれば、「PLUS91」を添加せずに、少々費用が掛かっても素直に修理される事をオススメします ^^
取り付け、使用感、、 率直な用品レビュー・レポート。