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ここが重要!中古車選びチェックの最大のコツ

 その他ページで取りあげたチェックポイントは〜 おおよそは機能や外観美的なもの。

 不備があると困る事もあるかもしれませんが、一部除き だいたいは支障なく、もしくは割り切れば乗る事が出来るでしょう。

 しかしこれから取りあげるポイントは! これまでの前オーナーのメンテナンスに起因する部分であり、これまでに蓄積されるものであり、これからどうこう出来るものではなく、、 買った後の明暗を分けることも多く、

 まあとにかく重要。

 可能な限りチェックを。

 ちなみにこの辺りは、車屋さんが自分の車を、、 という時に、よくチェックする部分でもあります。 またこれらさえ良ければ〜 ガンガン走行走っているクルマでも何のためらいもなく買いに走るひとも。(逆に言えば、これら状態が良くなければ〜 いくら年式が新しくとも走行距離が少なくとも、、 絶対に手は出さないとも) と、それくらい大きな要素と考えられておいても問題ないでしょう。

 ※ なお当頁では、車屋さんで買う中古車ネタを中心としておりますが、これらは個人売買ネタとしても十分参考になる部分は多いですので、ヤフオク等個人売買をお考えの方にもぜひ! ご参考頂ければ幸いです。

エンジン内部の汚れ

 エンジン内部といっても、オイルキャップを開け中をのぞくだけでOK

 なんだか黒いヤニのようなモノがビッシリ付着していませんか?

酷い汚れのエンジン
↑ 酷い汚れ例

 ついでにキャップの裏も。

エンジンオイルキャップ裏の汚れ
↑ キャップ裏の酷い汚れ例

 もし内部金属の光さえも見えないほど汚れが付着していれば、前オーナーがいかにオイル交換メンテナンスをしていなかったか十分裏付けられる証拠となり、

 悪いことはいいません。

 もしそういった状態の車なら〜 出来れば回避しておくことを推奨。

 こういった汚れのことを ”スラッジ” などと言い、古く汚れ劣化しきったオイル等が老廃物とともに固着化したものがほとんど。 オイルのヘドロと言った方がインパクト強いかな。 今すぐどうこういうわけではありませんが、いずれトラブルの引き金になる可能性もありますし、もちろん車に良いわけありません。 またこれを起因として一度トラブルが起こってしまうと〜 はっきり言って収拾つかないほどにトラブルが連発することも。 ホンキで要注意ですよ。

 ※ 人間のカラダで言うと、血液がドロドロの血栓状態とも。 いつトラブルが起きてもおかしくないですよね。。
 通常、メーカーが指定するオイル交換時期をきちんとローテーションしていれば、こういったスラッジはほとんど蓄積されません。 これらは完全に前オーナーのメンテナンス不足(不良)から来るものです。 またオイル交換はメンテナンスの基本中の基本! ということは、もしこういったメンテナンスすらきちんと行っていなかったと思われるオーナーは、他のメンテナンスなんてのももちろん?? どんだけ〜 やばいやばい! (逆にバッチリなら? 他のメンテナンスもある程度行き届いていたと見解することも可能でしょう)

 ちなみに以下、きれいな例も掲載しておきますね。

キレイなエンジン
↑ キレイな内部。金属部分もしっかり確認出来ます。

 オイルキャップも。

オイルキャップ裏
↑ こちらもキレイ。 ちなみにキャップ裏に白い脂状のものが付いている事がありますが、これは問題ないです。 気にされなくてOK

 以上、よきご参考になれば幸いです。

 なおエンジンによっては、プレートのようなものしか見えず〜 内部が良く分からないものも御座います。 なので全てが全て、この方法でチェックできるとは限らないことは予め。
 注意 ///
 エンジン始動中にオイルキャップは開けないように! 中からオイルが飛び出てくる可能性があるだけでなく、高温のオイルだとヤケドする恐れも。 開ける時には必ずエンジンを停止した状態で!

冷却水の汚れ、サビ

 これもキャップを開け中をのぞくだけ。

キレイなラジエーター
↑ 正常できれいな状態。

 特に錆びだらけのものは要注意!

サビだらけのラジエーター
↑ サビがびっしりのラジエータ(保存ミスで画像下半分が乱れてますが、気にしないでください ^^;)

 一度錆びてしまったラジエーターは二度とキレイになりません!

 またキレイにならないだけでなく、どんどんサビが進行して行くと 冷却水が循環する先々で色々なトラブルを引き起こします!(エンジン〜 エアコンなど、冷却水はかなり広範囲に行き届いています。 詰まり、サビの連鎖、水漏れ、オーバーヒート、、 等々)

 このような状態のクルマにも決して手を出さないようご注意を。(なおエンジンオイル編は出来れば回避推奨、、 ということでしたが、当冷却水編は絶対回避推奨です。 出来れば〜 ではなく 決して! 変わってこちらは特に特段に重要度は高いと考えられておいてください

 なお冷却水は、通常着色されており、上記例のような緑色をしたもの以外にも〜 薄く赤い色をしたものも御座います。 画像と違う色だから汚れ? と、勘違いされないようご留意願います。
 注意 ///
 エンジン始動中はもちろんのこと、試乗中、試乗後など〜 とにかく冷却水が熱い状態下では絶対にキャップは開けないこと! 熱湯が吹き出しヤケドする恐れあり。

 なおキャップは、通常押しながら回すと外れ、戻すにはカチッとするまで回すなど〜 やや取扱いに注意事項が御座います。 なので取扱いなどについて良く分からない場合には〜 素直にスタッフに開けてもらうなどしてのご対応を。

追記

 ここ近年におきましては〜

 先ず冷却水。。

 こちらは、ここ近年では 「スーパーロングライフ・クーラント」と呼ばれる よりメンテナンス性などに優れた冷却水が増えてきており、こういったラジエーター内のサビトラブルはやや減少傾向にあろうかと。

 但し油断は禁物。 チェックしなくてよくなったというわけではありませんから〜 誤解なきよう願います。

 そしてエンジンオイル。。

 こちらは、以前よりも増して重要性が高くなっているとも。

 ここ近年では、従来に多く見られたタイミングベルトに代わり、メンテナンスフリーという魅力を持つ 「タイミングチェーン」がどんどんと主流になってきているようですが、ただ実はこのタイミングチェーン・・・ その本来の性能や品質・耐久性を維持するには〜 徹底したオイル交換というメンテナンスに重要性の重みがかかっており、

 という事は!?

 明らかにオイル交換を怠っている個体では、以前からの不具合などの可能性・要因に加え、本来はメンテナンスフリーであるはずのタイミングチェーンの性能や品質、耐久性・機能にまで悪影響 (劣化や不具合)を与えている可能性も考えられ、

 まあとにかくエンジンオイルに関しては〜 前よりも増しての意識にてのチェックを。 と。


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