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タイヤの内側(外側)の溝がない。片減り・偏摩耗したタイヤは車検に通る?通らない?

ローダウンや事故など、主に足回りのアライメント異常により引き起こされやすいタイヤの偏摩耗。(片べり・片減りとも)

ところでそんなタイヤって、車検は大丈夫?

まず偏摩耗を理由に車検がダメになることはない

まず偏摩耗の元をたどり、、 もしトーイン異常であれば、それはそれで車検NGだが、

ただここら辺りは調整でどうにでもなるので、そこらあたり調整さえしてもらえば〜 いくらタイヤが偏摩耗していても、それを理由に車検がNGになることはないでしょう。

 偏摩耗しているか否かは車検の点検項目に入っていませんので。

但し、溝がなくなるほどに偏摩耗している場合は話が二分・三分する

但し、その偏摩耗が極度に進行しており、いわゆるタイヤの内側、もしくは外側の角の溝がなくなるほどに摩耗している場合には、(溝がなくなる一歩手前も)

ちょっと話が変わってくるでしょう。

@ 先ず 既にスリップサインが出ている場合

 スリップサインとは? 上記画像のタイヤで言えば中央に写っている、いわゆる溝のレベルゲージ的なもの。 溝の中に少し盛り上がっている部分があり、その高さは1.6ミリに設定されており、、 つまりこの高さまでタイヤが消耗していると残り溝が1.6ミリを切っていると判断され ⇒ 保安基準に満たない ⇒ 車検不合格 と。 (ちなみにこのサインのことを、ウエア・インジケータとも呼びます)

 なお、そういったスリップサインは、タイヤの横から見ると ”▲” 印にてその位置(列)が示されていますが、ただスタッドレスタイヤの場合には ”プラットホーム” と呼ばれる、スタッドレスの性能限界を表す山も弊示されており、この場合はちょっと見方を混同してしまわれる方も多いようで、その辺りには十分ご留意ください。(スリップサインは▲印を目印に。 ちなみにプラットホームの列(タイヤの横)には何の印もなく、またスリップサインに比べやや小高くギザギザになっているのも特徴ですので、その辺りちょっと区別する方法までに)  関連/// ⇒ スタッドレスと車検

この場合は片べりうんぬん、そのタイヤでは車検に通りませんので 一応予め。。

もちろん一部でもダメですよ。(タイヤは全周が判断基準となりますので、一部でも1.6ミリ未満になっている部分があれば即車検NGとなります。 なので外側がバリ溝で内側だけが溝ナシつるつるという場合でも、無論車検には通りません

A スリップサインは出ていないが、角の部分が異常に削れ溝がない。 もしくは溝がなくなる寸前

上記画像のようなタイヤですね。

で、この場合は、、 と言いますと、

はっきりと言いまして、そのお店、かつ検査員によるでしょう。

つまりこの状態でも車検OK〜 とするお店があれば、NG! とするお店もある、、 ということ。

でもなんで?

それは、ここまでの異常摩耗の場合、検査適合か不適合かを判断する法基準があいまいであるため、(曖昧と言うより、ピンポイントで確定できる当てはまる検査事項がないんです。 なので他の検査項目を無理やり当てはめるなどして強引に判断するしかないとも。。)

つまり現場で実際に検査を行う検査員によって見解が異なるということで、(意見が二分する) 合格か不合格かの判断が分かれてしまうんですね。。

但し、タイヤの溝をはるかに超え ゴムの下からワイヤーとか何か白いヒモ状のものが見えている場合は、この場合はピンポイントで判断出来る項目があり、無論意見分かれることなく車検には通りませんので〜 この辺りは一応予め。

判断基準が分かれるその法基準

溝に関してはきちんと規定されています。

 滑り止めの溝が、タイヤ全周全幅において1.6ミリ以上必要。 なお、この滑り止めの溝とは、接地部の全幅に渡り滑り止めのために施されている凹部分を指します。 但し、スリップサインや排水補助のための細かく浅い溝は除く。 ちなみに溝の深さの判定は、ウエア・インジケータ(スリップサイン)によって判断しても問題ありません。 (独立行政法人自動車技術総合機構 審査事務規程より抜粋(いわゆる車検における合否判断基準の要約))

と。

ん? 接地部? そもそもタイヤの角は接地しないですよね。 だから含まれない? あ、でもでも--- 実際は接地していてすり減っているわけなので、そこも含まれるのかな。。

まあまあそこは百歩譲るとして、もし角も接地部分だと仮定しても、タイヤの角ってそもそも新品時から溝が浅い部分もありますよね。 これって排水補助のための溝じゃないの? だからその溝は含まれず、すり減っていても問題ないんじゃないのかな。。 いやいや! その溝は太く、また中心部から外側に向かって掘られており、角だからどうしても生産上浅くなってしまうだけで、これは立派な滑り止めの溝でしょ。

ん---。 あ、でも、溝の深さ判定はスリップサインで判断してもいいんでしょう? ならばスリップサインは出ていないなら 角はツルツルでも問題ないっしょ!? え? それも生産上すべての溝にスリップサインなんて作れないから、例えサインが出ていなくとも〜 なんとなくサインが出ているに等しいと考えられる部分があれば、それもその時点でアウトと取るのが適正でないのかな?

--- とまあこんな感じで、

法律では規定されているものの、、 レギュラーからちょっと外れてしまった場合には判断がかなり二分し、いわゆる線引きが難しいグレー判定地帯と化すとも。

でも一応、どちらかと言えば? 確率的には?

上記画像ほどの片べりであれば、まずNGになる確率の方が高いでしょう。 9割方はNGとされるのでは?

検査員は、その検査場における絶対の法律厳守者でなければなりません。

つまり違法に検査を通してしまうと検査員の資格が最悪永久はく奪されてしまい、(可能性。 ケースバイ) もうその道の仕事でご飯が食べて行けなくなりますので、、(その事実が発覚してしまった場合ですが。 またその度合や状況等にもよりますが、、)

皆さん各自自分の身を守るためにも〜 もし万が一を考慮し 最大限に安全策マージンを取り グレーゾーンも全てNGにする傾向と言えるでしょう。

分からなければNG。 判断に迷えばNG。。 と。

そうすれば少なくとも違法に検査を通してしまうことにはならず、いかなる場合も罰を問われることもないですので。。 ⇒ いわゆる検査員のグレー判定というやつ

なので即答でNG!黒! と判断する検査員と、甲乙つけがたく判断に迷うグレーゾーンでさまよう検査員を合わせると、

おおよそこんな感じになるのでは? と。

以上、皆様の参考になりましたら幸いです。

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