「決算」、「売り出し中」、「今日だけの値段」の営業トーク

 

いや～　気が付けばいつの間にか10月。　夜も涼しくなりすっかり過ごしやすい季節になりましたね～　＾＾

え～　ところで、中古車販売店の展示場へ行った時などに、「今月は決算だから、値引きもがんばっちゃいますよ～！」とか、「今日は売り出し中！　値引き・下取り頑張っちゃいますよ～！」といった営業マンの言葉を耳にする事はありませんか？　実は・・・

これらの言葉のほとんどは営業トーク。　セールストーク。　だったりするんですね～　＾＾

決算はウソ？

先ず、「決算」をネタにした営業トーク。

決算・・・　といっても、1年間の総決算とは限りません。　半年に1回の半期決算、年に4回の四半期決算、考え方次第では毎月も常に決算ですから～　＾＾；　（もちろん、実際毎月　月次決算をやっている企業も多いですし）

※　尚、新車ディーラー系 （メーカー直系の販売店）におきましては、3月の総決算を含めその決算時期が表向きになってはおりますが、ただその決算時期につきましては、そもそもはその法人の設立時期によって総決算が12月だったり～　8月だったり～　と、大きく異なるのが当然ですから、つまり、新車ディーラーが3月決算であるから、他の中古車屋さんも3月が決算だろう・・・　と、そういった勘違いをなさらないように。　総決算はその会社毎で異なり、もちろん正確には　実際に調べないことには分かりませんよ。

特売日、大売出しの裏

そして「売り出し」のネタ。（大売出し、売出し中、特売日とか）

これも言い方次第。

広告を出していなくても、特別なキャンペーンでなくても、考え方次第では毎日が 「売り出し中」。　売出ししていない日なんて休みの日くらい？　大売出しの ”大” の基準なんてあるわけありませんし、また特売とは言えど、これも何が特別なのやらの基準すらも。。。

日本人って・・・　「限定」とか「特価」とか、特別感のある物に弱い人種。　つまりこれらの言葉は、その特別感をわざとあおって　いかにも 「お得」を引き出す営業トークの常套手段。（またこれら、そもそも先入観とか思い込みの強い言葉でもありますため、その辺りを狙った心理作戦とも）

また 「今日だけの値段！」とかいう営業トークは、あまりにも限定されすぎている上に、そもそもわざとらしい営業トークだという認識が強いので、、、　最近はあまり使われる事が少ないですが、ただ「決算」や「売り出し期間中」とか言っておけば、もしその日に商談が決まらなかったとしても～　狙いを外した時の気まずさ？ とかも少なく、またリピートしてくれる可能性も大いに残っていますしね～　＾＾

ホントに今日だけの値段？

ちなみに・・・　商談の中で、「今日だけの限定特価！」等といった営業トークも、まだまだ一部の営業マンでは口癖のように出てきますが、ついでにコレ、本当に、今日だけの値段なんでしょうか？？？

実は・・・　ほとんどの場合、もちろん心配しなくても、この業界　またいつでもその値段になる可能性は十二分にあります。

何故なら！

営業マンは車を売りたいからです！

この業界、クルマ屋さんの一人の営業マンが月に販売する車販台数の平均は、おおよそ7台くらいと言われています（あくまで平均です）。　週に1.5台ペースの成約率で、営業マンにとってその商談はいかに貴重なモノか。。。　また営業マン！　という職業柄、販売＝ 実績 ＝ 給料　という方程式は必然的であるとも考えられ、、、　1台の貴重な成約を目の前にし、昨日限定だったので今日は無理です！　と、誰が断れるでしょうか！！！

「今日だけの値段」

この種の営業トークは、商談が上手く流れず、比較的 ”切羽詰った” 営業マンが出す言葉。

よってこの言葉に釣られないように　＾＾

但し、その価格が　仕入れ先にバックアップ等されて可能とする場合に限っては（企業秘密な報奨金が出るキャンペーン中だとか）、この限りにはならないかとは思われます。

以上、色々と各ご参考までに。