車屋さんが中古車を選ぶチェックポイントやコツ
車業界に勤務している人も、皆さんと同じように自家用車を購入します ^^
中古車であれば、皆さんと同じように車をチェックし、相場を調べ、気に入った車を探して購入します。
さて! ところで! 車業界で働く私が中古車を購入する時、いったい何処をどのようにチェックするのか・・・ 気になりませんか?
基本中の基本
私の場合には、、、 一番重要項としているのが「ラジエター水」と「オイル交換歴」。
次はエアコンのチェックくらいでしょうか。
「ラジエター水」のチェックは、ラジエターのキャップを開けて錆びが回っていないかのチェックだけです。
「オイル交換歴」のチェックは、エンジンオイルのキャップを開けて中をのぞくだけ。
エンジンオイルは車のメンテナンスの基本中の基本。 前のオーナーがどれだけメンテナンスに気をくばっていたかのバロメーターになりますから。。。
このどちらも、車の各機関を潤滑している重要部分です。(人間で例えると血液や水分のような物)
しかも、このどちらのメンテナンスも非常に重要で、後々における自動車トラブルの中の原因としてもトップクラスです。(壊れると修理コストも高めで、故障の連鎖を起こす事もまれに・・・)
またこれらは、一旦でも怠っていると~ 今からはきちんと・・・ というわけにはいかない部分ですので、これらの2点はよくよくチェックして車を選びますね~ ^^ 【※ 参考までに ⇒ エンジンオイルとラジエターのチェック方法】
ちなみに・・・ 私、上記の2点が優秀であれば~ 走行距離や修復歴は全く気にしません ^^ (まあとは言っても、さすがに修復歴の許容範囲はありますが・・・ ^^;)
なお、加え ”エアコン” のチェックは、故障から日数が経過していたら~ 故障の箇所によっては直らない事もあるので・・・ またけっこう修理にトラブルが付いて回る事も多いので~ (場合によっては、壊れたままでも前オーナーが乗っていた、重大な何か理由がある事だって多いですから。。。 (← 修理代がめちゃ高いので直さなかったとか、まれにいくら直しても直らなかった・・・ といった事例なんかも))
チェック・オプションです ^^
内装とかは?
そして内外装のチェックはもちろんなんですが、その辺りは、まあ自分でボディを磨いたり コーティング出来たり 室内クリーニング出来たり・・・ といった環境もあるかもしれませんが、まあ上記の条件が良ければ~ ある程度までは内外装は多少妥協しますね~ ^^
あえていうなら 「動物臭」と 「タバコ臭」くらいでしょうか。
これらニオイは意外と除去し難いですし、場合によっては全く手におえない事も多いですから~ (しかもクルマによっては、ケミカル品で強制的・応急的にニオイを抑えているだけで~ 最初は臭いが薄くても薬剤の効果が切れ次第の購入後後々徐々にニオイが増してくることも)
乗ってみてニオイが強い場合には避けておいたり、エアコンを付けて風に残り香がないか?(エアコンの風が臭うくらいはけっこう重症ケース多し) シートの奥やマット裏の隅などに動物の毛っぽいものが落ちていないか? こんな感じでけっこう細かく見ていきますね。
余談
それと最後に少々余談かもしれませんが、、、
車屋さんが中古車を購入する時には、意外と走行距離を気にしない人は多いですね~ (職業柄、日頃から~ 元気な走行距離の多いクルマも多く目にしてますので。。。 また走行距離で相場がグーンと激変してしまう事実もよくよく知ってますので。。。(← 特に10万キロを境に相場が急降下する事は多いですから、クルマ屋さんって、8万キロのクルマより、10万キロのクルマに魅力を感じる場合は多いかと。 今は8万キロでも、どうせ2年も乗れば10万キロですし・・・))
程度が良ければ、走行距離や事故歴は気にしない・・・
私を含め、クルマ屋さんって だいたいこんな感じで考えているかとも ^^
以上参考までに。
これも何かのご縁。当ページに寄ったついでに関連記事にも寄ってみては?
⇒ 正面からウラ本音まで~ 業界20年超の車屋さんが語る中古車購入ガイド。(現車チェックから契約まで根掘り葉掘りガイド)