整備工場が違えば技術レベルが違う? しかし車検に限ってはそう大差ない事実
ディーラー(トヨタ等自動車メーカー系店舗)や専門店系は、特定の車種を集中的に取り扱っていたり 独自のノウハウ勉学などもあり~ 特定車種の整備技術のレベルが違う! とかよく聞きますが、
しかしこと車検に限っては、皆様が思っているほど大差ない事実。。 皆さんご存知でしょうか?
※ なおここでは、ユーザー車検、及びユーザー車検代行に類する車検は除きます。 検査に対する主旨が全く異なるものですから。。
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なぜ車検に関しては技術差がそれほどもない?
実はここだけの話。
車検って、(主に車検にまつわる点検整備) その整備工場の中でも 比較的 ”新人” に部類分けされる社員が担当するという傾向が強く、(入社数か月くらいの新入社員、もしくは入社2-3年程度の社員くらいまで)
つまり、一般的に ”熟練” とか ”ベテラン” と呼ばれる域の整備士が担当することはかなり稀薄であり、
なんで新入社員が車検を担当する率が高いの?
いきなりエンジン分解とかミッション分解とか~ 新人はそんな難しい整備は出来ません。(やって出来ないことはないですが、とにかく経験が浅く作業時間も半端なくかかってしまうため、、 また未然のトラブルを防ぐため、そういった作業が新人に回ってくることはほぼ無いのが現実と言えるでしょう)
そこら辺りはベテランのお仕事。
またベテランは、一般的に主任や店長とか 上司を任される事も多く、、
場合によっては現場で作業をする時間もかなり限られてくるでしょう。
ということは?
オイル交換とか点検系の比較的ライトワークは新人に回ってくるのがこの業界の ”常” でもあり、
また車検は、法定点検という整備の基本中の基本事項、それからベルト類やブレーキパット、球、タイヤ交換、プラグ交換など これまた整備の基本中の基本が学べ経験が積めるうってつけの仕事でもありますから、整備士を育てるための基礎としても– 新人に担当させるというのがごく一般的な考えでしょう。
まあここら辺りが大半の理由になろうかと。
その他こまかい部分まで言うと、ディーラーや中古車屋などの車業界だけでなく、カー用品店やガソリンスタンドといった関連業界でも、、 整備士や作業担当といった人員は比較的離職率が高いという現実もあり、(新入社員3年くらいまでで辞める人が非常に多い) つまり必然的にどの工場もベテラン人員が少なく~ いつまでたっても新人が車検を担当せざるをえない状況とも。(車検を担当していた新人が辞め、また新しい新人が車検を担当し、、 という無限ループが出来上がり、工場全員がベテランになって車検もベテランが、、 といったケースはまずほとんど見られない)
ていうか、そもそもディーラーがレベルが高いとも限らない
ディーラーの技術を過大評価している方も多いので、(ウワサの鵜呑み、過信も含む)
今一度言っておきますが、、
ディーラーだからと言って技術が高いとは限りません。 ローカルなごく普通な中古車屋さんレベルでも 軽くディーラーをしのぐ高い技術を持つ場合も御座います。
※ 参考記事: ⇒ とあるカリスマ整備士のお話
車検は法定事項という点も忘れずに
”高いディーラー車検と格安車検との違いは? 編” でも触れておりますように、
多少の付加点検はあったとしても~ (売上を伸ばすための提案営業など)
そもそも車検は、法令で定められた箇所を 法令に沿って点検、整備、検査するものです。(通常の一般修理整備とは全く異なるものです)
よって専門的なノウハウはそれほど大きく左右せず、、(ていうかここら辺りに技術差があっても問題でしょう。 法律で厳しく規定されているわけですからね。。)
まああって、点検中のふとした気づき程度でしょうか。 この車種は早めのバッテリー交換がいいとか エンジンから異音がするので近いうちに点検した方がいいとか。。(でもこういった情報は整備振興会経由で共有されていたり、また整備士なら誰でも気づくというものも多く、さらにこういったケースはかなり稀だとも言え、、 まあ一応それでも言うならば~ 程度の余談までに)
まとめ。 その他耳より情報なども
というわけで、
車検は思いの他、それぞれ色々な整備工場毎にそれほど大きな技術差はないという事実。
以上、皆様のお役に立てる記事となれば幸いです。
※ 財布にも優しいし、最近流行の安い車検にチャレンジしてみたいが、、 イイ感じに点検整備してくれるのかが不安。 ディーラー車検って高いけど、相応見合った価値なのか疑問。。 等々、色々な疑問や不安解消の元ネタになれば幸いです ^^
耳より情報///
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