続々増える~ 謎の補助金ブーム
エコカー補助金制度が終了し、ちょっと気が付いた事があります。
それは~ 新車ディーラー・中古車販売店問わず、「補助金」と名のうった、ちょっとしたキャンペーンが増える一方・・・
ディーラーが独自に規格している~ 「エコカー補助金」
ローンを組んだら~ 「ローン補助金」
ナビ等のオプション品を同時購入すれば~ 「オプション補助金」
下取り車があれば~ 「下取り価格アップ補助金」
などなど、エコカー補助金制度の知名度が上がっている昨今においては、この「補助金」というネーミングに消費者が魅力を感じているからなんでしょうか・・・ 巷では、「補助金ブーム」と言えるほどの色々な規格が増加傾向ではありますが、
この「補助金」というネーミングを使った特別優遇。
一見、とても優遇されている感のあるものではありますが、別にお得でも何でもない~ 言葉だけの客寄せ目的の「補助金」も多くあるようなので要注意。 また、逆に利益増大のために、「補助金」というネーミングを使っている場合も多いようです。
エコカー補助金
例えば~ エコカー補助金。
これ、ディーラーだと、メーカー側から特別支援金が補助される場合もあるのですが、
特に中古車販売店においては、別になんでもないただの値引きがほとんどであり、特に補助金でなくとも、ごく普通の値引き交渉で十分に値引き可能な規模。
また、この特別な補助金を設けることにより、お客様に対して特別感を与え、逆にそれ以上の値引き交渉を阻止させるための ちょっとした増収戦略だったりも・・・
ローン補助金
例えば~ ローン補助金。
これは、ローンを使ってもらうと、ローン補助金が出ますよ~ というお得感を狙っていますが、
よくよく考えれば~ ローンを組んでもらえらば、その車屋さんにはローンバックというバックマージンが入りますから、【⇒ ローンバックって何】
結局は販売店の増収が目的。
しかも、ここぞとばかりに、やや高めの金利を使い~ バックマージンのさらなる確保を狙っている場合も。(使う金利が高いほど、販売店のマージンは多くなる))
オプション補助金
例えば~ オプション補助金。
要は、カー用品の付属品を多く購入してもらうのが目的。
特に、カーナビ類に関しては、昨今においては50%OFFは当たり前の時代になっていますので、(新車オプションでも、仕入れ値は定価の半値以下)
その自動車販売店で補助金を出してもらいナビを購入するよりも、最寄のカー用品店などで購入した方がもっともっと安く購入出来ていた・・・ なんて事も。
下取り補助金
例えば~ 下取り補助金。
下取り車があれば、査定価格が○万円アップ~ という典型的な売り文句ですが、
ディーラーで購入する新車を除く、中古車屋さんの多くでは~ 消費者にとってはお得でも何でもない場合も多いといえるでしょう。
何故なら・・・ 下取り価格という物は、はっきり言って自動車販売店の言い値であり、固定される価格が存在しないものでありますから、(これといった決まった価格が存在しない)
いつもの査定価格よりもやや安く下取り価格を提示し、その後「補助金」で穴埋めする・・・ といった具合に内部処理されれば、何ら変わりない場合がほとんど。(消費者に対してウソを言っているわけでもありませんし)
まとめ
・・・といったわけで、
その身近にある「補助金キャンペーン」。 実はフタを開けてみれば~ ほぼ「キャッチコピー」にしか過ぎない事も多々ある事でしょう。 日本人って、特別感をあおる商売が好きですからね~ ^^
「今日だけ」 「特別価格」 「決算祭!」
「補助金」も、これらの商売言葉と同等に考えておくのが無難と言えるでしょう。(特別感のある言葉で、購入意欲をあおる商法)
以上、各ご参考までに。
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