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アイドリングストップ・システムと費用対効果(コストパフォーマンス・元は取れる?)

 
2018/10/01
 

つい先日、スズキ軽・燃費No,1のMRワゴンがアイドリングストップシステムを採用したグレードを新規発表し、それまでガソリン車トップの燃費性能を誇っていたダイハツ・ムーブに肩を並べたわけだが、

う~ん

環境の面から見ると、エコであればあるほど良いのだが、

しかし~ やはり~ 日本人特有のエコ観点でもある~ お財布にやさしいエコ!!! つまり~ 低燃費化における費用対効果 (コストパフォーマンス)を考えると、

システムアップで燃費改良しても、システムの価格を考慮した際に、結果的に金銭的にはプラス?マイナス?・・・ みたいな事は、やはりどうしても考えてしまうのが正直なところ。

アイドリングストップシステムはまだまだちょっと高嶺の花のような気がします。

費用対効果を考える

例えば今年初め頃に、ガソリン車トップの燃費・・・ という事で、ダイハツ売れ筋モデルに返り咲いた的存在でもあるムーヴ。

で、このムーヴ。 一番廉価グレードでもある「L」と、アイドリングストップシステムを採用した「X」とでは、燃費の差は2km/hほどあれど、、、 価格の差も10万円ほど開く。(「X」の方が割高)

ということは!? 仮に燃費が2km/h良くなったとしても、このプラス10万円の出費を穴埋めできるまでは~ (プラス10万円分の元を取るには~)

年間2万キロほど走り、

さらにガソリン価格が200円/Lと仮定しても、それでも約8年ほどかかる計算になる。

※ つまり買って7年くらいまでで乗り換えてしまうのならば、わざわざ10万円多く出して燃費の良い上級グレードを買わなくとも、初めから廉価グレードを買っていた方が逆にトータル的にはオトクだ と。

事のついでに、もしこの度新しくお目見えしたMRワゴンでも上記と同じ試算をしてみると・・・

MRワゴンの場合は、エントリーモデルとアイドリングストップシステムモデルとの差が18万円ほども開くので、、、(燃費の差は1.5km/h)

単純計算でも 今度は元を取るには20年ほどかかる計算に。

環境エコに対して「元を取る」という考えはあまり良い考え方ではないかもしれませんが、しかしそれでも、いくら環境問題を・・・ とはいっても、やはり高い買い物だと抵抗はありますから。。。

う~ん。

まあ需要が上がらねばその物の単価もこなれては来ませんが、せめて・・・ 全く同一のグレードで、アイドリングストップ有り無しを売り分ける事は出来ないものなのかな~ (ムーヴもMRワゴンも、アイドリングストップシステムが採用されているモデルはややグレードの良いモデルがベースとなっているので、そこを廉価グレードにてもチョイス可能となると、そうすると少しでもプラス負担が軽くなり = 少しでも費用対効果が高く望め身近に手が出しやすくなるかも と)

そうすればアイドリングストップも普及しやすくなり、また環境問題へ少しでも多くの人に~ 関心を持ってもらえるチャンスのような気も・・・

あ、しかしそうしてしまうと、ベースとなる廉価モデル(ノーマルなエントリーモデル)が売れなくなっちゃうか・・・

販売戦略って難しいですね ^^

あ、それとよくよく考えてみれば、市街地走行の頻度が高いと、そのアイドリングストップの恩恵は多く受けられますが、対し郊外走行メインの場合には~ そもそもストップアンドゴー自体が少ないので、そういった環境下においてはその恩恵も僅かなもの(= その分 費用対効果が低くなる)。

うぬ・・・

 なおこれら費用対効果などの試算では、あくまでその購入価格とガソリン市場、そしてある程度のカーライフ環境を見立てての内容などとなっており、その他外的要因は一切これら考慮へは含めてはおりませんので、(※ 外的要因・・・ 例えば~ 車両個別のエコカー減税とか売却時のリセールバリュー、そして個人々のカーライフ環境等)

場合によっては(その加わる外的要素などによっては)、これら費用対効果がこれら試算とは大きく異なってしまう可能性も十分に御座いますので、これら何卒予めご了承の上にての上記ご参照を願います。

まあ以上、ご参考程度までに。

※ 追記: 2018年現在においては、すっかりアイドリングストップは定着化し、(おそらく量産したいメーカー側の意思) 選択することすらできなくなっており、、 消費者が費用対効果で選ぶ選択肢が絶たれてしまっているようで。。 ただこういった考えは他のハイブリッドシステムなどにおいても同じことは言えますので、これら一応多方面でも色々とご参考になれば幸いです。

 

 

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