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応急処置でもなんでもあり?ネットで中古車を買うリスク例 Vol.3

 
2018/10/19
 

今回ちょっと悪質? だった、私が今まで見て来た中での かなりその販売対応も雑な業者さんのお話でもしておきましょうか。

それは、、、 重要箇所の修繕でも全て ”応急処置” 、しかも応急処置がダメならすっとぼけ作戦が基本 だったというお店。

その手口?例など

例えば~ オイル漏れの修理。

普通オイル漏れの修繕では、その漏れの箇所を特定し~ その部位のパッキンなりシールなりを交換して漏れを止め改善させるのが一般的ですが、(但し、あきらかにただちに修繕が必要なほどのオイル漏れ)

しかしあろうことかそのお店では!

販売前からオイル漏れを確認していたクルマを、改めて納車する前に~ 漏れ止め剤(添加剤)にての応急処置のみで ”修理” と称し、もちろんそんなオイル漏れがあったなどという説明もなく転売していたようで、、、(いわゆるその場しのぎ。 納車時など一時的にでも漏れが止まっていたならば~ もしもの時「納車時にはそんな漏れはなかった異常はなかった」と言い張り逃げ切れるので

ちなみに~ 先ず適量でオイル漏れが止まらないようだったら、また更に止まるまで添加剤を入れ続け・・・ 場合によってはその後エンジンに致命的なダメージが出てしまってもおかしくないくらいの量をふんだんに使ってでも の徹底ぶり。

その漏れ止めの添加剤と使用量によっては、場合によっては 内部パッキンがまたさらに損傷を受け、今度は今まで以上のオイル漏れに繋がったり、、、 また場合によっては逆にエンジン内部に ”つまり” を発生させてしまい、今度はまた違うトラブルに繋がったり、、、 といった可能性などが御座います。

もちろんその後、その添加剤の効力が無くなり次第~ またオイル漏れが再発するが、

その時はもちろん ”オイル漏れの箇所は消耗部位なのでノークレーム” と、そういったマニュアルまでも徹底されていた様子。(なおその時も、「あらら・・・ もうだいぶパッキンとかも傷んでたんですね。しかしパッキンとかは紙とかゴム製品なんでよくダメになる消耗部品。中古車ならあって仕方がない」などとワザとらしい演出と営業トークなんかも)

またそれら手法は何もオイル漏れだけに限らず~

エアコンのガス漏れから冷却水漏れ(ラジエターなどからの水漏れ)まで、かなりの広範囲に及んでいたとも。

ちなみにエアコンに関しましては、漏れ止めうんぬん以前に (エアコンのガス漏れ止め剤は高価なので)、ガスの一時的な満タン補充によるごまかし技が一般的だったかな。 【⇒ エアコンガス漏れの間違った修理例

ところで、

まあ考えてもみると、場合によっては~ これら漏れ止め剤などの添加剤などでの応急処置だと相当の量を奮発してもなお止めきれないケースもあろうかと思われますが、と、そんな時はどうするのか・・・ と申しますと、

そこは ”知らんぷり” で納車が定番だったようです。(つまり ”すっとぼけ作戦”)

つまり明らかに緊急性の高いオイルなどが漏れているまま納車し~ そのまま相手が気が付かなければラッキー! 気づかれれば ”ありゃ~ 納車前の整備では漏れてなかったのに、たまたまですね” なんて感じで、まあ後はそのお客様次第のようでした。(強く抗議して来られるお客様に対してはしぶしぶ直し、そうでないお客様には得意の営業トークなどで言いくるめているようでした。また発見されるにしても~ 納車から随分と日数が経過してのパターンはけっこう多く想定でき、その辺りも上手く営業トークに活かされていた可能性も)

う~ん。。。

もちろんこれらは実話をもとにしております

なお、ここで色々と出させて頂いた事例は、一応はあくまでリアル来客がほとんどのお店 & 時代でのお話だったのですが、(この話を耳目した当時は、まだ中古車情報も ”雑誌” が中心で、ネットはまだまだ途上のころの時代でもありましたから)

しかしここまでのやり手? のお店だと、もしそれがネット経由からの販売だと~ もっともっと温床になっていやすいかと。(加えネットからの遠方取引きであったならば~ リアル接客よりももっと逃げの手があろうかとも考えられますから、その辺りを考えると、そのリスクは意外なほど大きい可能性だって。。。)

つまりこの辺りが、この今回の ネットで中古車を買うリスクとも。(実際その当時でも、ネット経由でのいくつかの事例もあるようです)

ちなみに、これら一応 ”応急処置” でも、その修繕方法を広義にて言えばあくまで ”修理” とも言える面も御座いますので、まあその行為目的こそあまり適正さはありませんが、しかし逆に ”不正” とも言い難い面も御座いまして・・・

というわけでこれら、それらは必ずしも ”悪” ではなく、場合によっては適正・必要である可能性も否定は出来ません事、何卒予めご留意の上にての上記閲覧を願います。

 

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