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過給ダウンサイジング(ダウンサイジングターボ)。小排気量ダーボ化のエコ技術

 
2018/10/01
 

ここ近年、エンジン排気量は非常に小さいが、ターボなどを搭載しているクルマを良くみかけるようになってきましたね。

過給ダウンサイジング

ちなみに— これ、巷では ”過給ダウンサイジング(又は ダウンサイジングターボ)” と言われており、これまでの大きな排気量のクルマに変わり、一回りも二回りも小さな排気量のエンジンを搭載させ、その代わり過給装置(いわゆるターボ等)によってパワー不足を解消させ、、、 しかしそれ以上に燃費が改善される、、、 という技術であり、(しかも日本国内においては、それらダウンサイジングによって 自動車税までがエコになる ”おまけ” まで。。。)

さらなる過剰なまでの爆発的馬力を得るためのターボ技術が、今では逆に 排気量を下げ環境適応性を高くしパワー不足を解消するためのターボ技術へと。 まさに発想の逆転的技術のひとつとも言える技術かと。

代表的なクルマを挙げると、その過給ダウンサイジングの元祖とも言える ”VWゴルフのTSI” でしょうか。

これまでの2.000ccクラスのクルマを、わずか1.400cc(後には1.200ccも)というエンジン+ターボ・スーパーチャージャーで代え、さらに燃費は大幅に改善させ— と、そういったVWゴルフを筆頭とする VW社のTSI技術とその搭載車。。。

 ⇒ 【過給装置】 ターボとは? スーパーチャージャーとは?

これまで燃費の ”悪の根源” とまで言われ縮小を続けていたターボ車が、おかげで今はさらなる高需要期を迎えようとも。

またこちらは後発では御座いますが、4.000ccクラスの2トン超ボディを、わずか2.000ccというエンジンで代える フォード社のエコブースト技術を搭載するエクスプローラーなんかも。。。

もうさすがにここまで来ると、圧巻的技術とも。(ただこちらは、さすがに重量級のクルマだけあって、大幅な燃費改善とまでは行ってはいないようですが。。。 (← しかしエンジンの大きな軽量化など、合わせてみると とても大きく進化し改善されているようですよ))

いや— なんだかすごいですね。 過給ダウンサイジング。

国内動向

なお— 気になる日本国内メーカーでの動きですが、今のところはそうまで大きな動きは見られないかな。 やはりハイブリッドカーや電気自動車への注力ゆえどうしてもそちらが優先視されてしまうのでしょうか。(⇒ 2014年。 日産から追加リリースされた、新型スカイライン2.0ターボなんかが一応国内代表的かと思われますが。。。)

と、思いきや!

実は、、、過給装置によるダウンサイジングではありませんが、これらと同じような原理による技術は、しかもVW社のTSI技術よりもっとさかのぼること5~6年前から存在しておりまして、

それが ”ホンダ・インサイト” を代表するハイブリッドシステム。

こちらは、小排気量化を ”電気アシスト” のパワーで補うタイプのダウンサイジング技術であり、メーカーで言う ”IMA” 技術がこれに当たろうかと。

さすがは世界に誇る自動車技術を有する日本。 目を付けるべきところには— やはり抜かりなく、しかも一歩先からも? しっかりと目を付けていらっしゃったのですね。

※ ⇒ 【参考】 プリウスとインサイトとのハイブリッドシステムの違い

ただしかし、まあここまで言って何なんですが、ちょっと土俵が違うかな。。。(片や従来からの技術が再生され、エンジンの軽量化によるコスト減含むエコも追従するシステムである一方— もう片一方は最新鋭の新技術であり、しかし追加バッテリーの使用や重量増など。。。)

それと、そもそもコンセプトはハイブリッドですし。(いわゆるハイブリッドは 複数のエネルギーと動力源を併用するシステムですから (← 対しターボ等は、そもそもガソリン燃焼から出力された2次エネルギーなどを応用、もしくは再利用したもの))

とは言っても、一応関連技術(原理)などとしてまでに。(どっちやねん。 みたいな)

ちなみに一応は、今後は国内メーカーにおいてもこれら過給ダウンサイジングの市場参入は順次検討されているようで、ただそれ以前に やはりハイブリッド技術先進国というインパクトがどうしても高いため、またそれ以上の技術開発の可能性も否定出来ず、意見は半々みたいだそうですが。。。

つまりやはり本格参入への可能性は薄く大きな動きも今のところない。 と。 (⇒ 実際、例のスカイラインターボに関しましても、自社開発のエンジンなどでなくメルセデス社のエンジンを搭載しているところから察すると— まだまだ市場ニーズの模索段階かな- と。 またスカイラインに— というポイントは、まだまだスポーティなイメージでのターボアピールが強く感じられ、ダウンサイジングターボの本来の目的ともちょっと相違する感も)

というわけで、何だか話もまとまり悪くなって来てしまいましたので、この辺りでしめさせて頂こうかと思いますが、

しかし世界ぐるみでの自動車に対するエコ構想。 これまでは無縁とも思われていた自動車メーカーも本腰を上げての参入が見られ(特に大排気量でなんぼ!だったアメ車メーカーの参入とか)、数十年後の自動車市場ってどうなっているんでしょうかね。 また最近までは水で走る自動車とか電気自動車の普及とかばかりを思っていましたが、ここ近年ではディーゼルエンジンの再本格化やこういったターボ車の市場復帰化も多く見られるようになって来て、なんだか全く予想すらしない未来が待っているようにも思って来ておりますし。。。

まあ以上雑談程度までに。

 

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