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普通車のナンバー無し車両の名義変更(中古新規登録) > 手続き手順等

 普通車(乗用車) = いわゆる白ナンバーの、ナンバープレート無し車両(一時抹消登録済みの車検切れの車) の名義変更手続きについて。

 これまで準備すべき必要書類や各書類の記入例などについて触れてきましたが、

 最後に! 準備が整い次第の お手続き本番の細かい動きや手順、窓口などについて。 手続き手順編。

ナンバープレート無し

予めの注意点

 ※ 運輸支局内(管内)などは地域によってかなり構造が異なります。(主に窓口の場所や名称、併設地点など) また職員間による地域特有のローカル・ルールも多いです。(手順や添付書類、記入例等) なので地域によってはここで解説する手順とは異なる場合もあり、一応その辺りは予めお含みおきなどを願います。(窓口名称の違いも)

 また私のような業界人含め、(相談する職員さん個人によっても) 人によっては多少のお手続き手順が前後する場合もありますので、その辺りも一応。。

 ・解説内容は、私が日頃業務でよく出入りする地域の運輸支局での手続き手順等を元にしております。 かつ私の日常業務での動きを元にし 私が個人的に一般の方向けに推奨するものです。 予めご了承願います。
 ・運輸支局等のお手続き機関は、そもそも同ビル内・同敷地内などへ整備振興会や検査法人、税事務所等といった関連施設が寄り集まった集合体です。(運輸支局や自動車検査登録事務所等はそのうちの一つの施設) しかしこれらを個別に細分化して説明してしまうと一般の方からしてみれば非常に分かり難いですから、当サイトではこれら全てまとめ運輸支局等として表記しておりますので、その辺りは一応予め。。(要所でその施設名を細かく区分する場合はあり)

@ 車検(自動車検査)を受ける

 ナンバー無し普通車の名義変更では、とにかくまずは車検を受けなければなりません。 なので先ずは車検を受けることから始まります。(以下いずれかの方法により車検を受けるのが一般的でしょう)

 A 予備検査付

  この場合は既に車検が済んでおりますので、そのまま A の順へお進みください。

 B 指定整備工場で検査を受け、保安基準適合証を取る

  ディーラーや整備工場など、民間車検場と呼ばれる工場にて検査を受け、車検に合格したことを証する ”保安基準適合証” を発行してもらいます。(適合証があれば、もちろん名義変更の手続き当日に既に車検が済んでいるものとして取り扱われますので、この適合証が得られれば A の順にお進みください)

 但し、この適合証は一般ユーザーの方にはあまり発行したがらない業者さんも多いようで、(整備工場にとってはかなり重要な書面なので) また当該車検を選択された場合には、ごく普通のいつもの車検に出したのと基本形は同じですから、(税金や自賠責などの基本諸費用の支払いがないだけで、他は通常の車検と全く同じです) コストはある程度かさむことは考えていた方が良さそうですので、

 いずれにしても選択としてはやや敷居が高いモノと思われ、もしご検討の際はこの辺り予めお含みおき等のほどを。

 ちなみに似たような書面で、保安基準適合標章 というものもありますが、これは有効な車検証の代わりになるというものであって、(臨時の車検証) ここで言う適合証とは全く異なるものですので、もしディーラー等へご相談の際には、ここら辺りのニュアンスを間違えて話されないようご注意を。

 C ユーザー車検を受ける

  この場合は、基本的には名義変更のお手続き当日に同時進行する事になります。

 当日までに点検など必要な作業を行い → 予約(新規検査で) → 当日、ユーザー車検受付窓口で予約確認&自動車検査票配布、記入 → 検査場で受検 → 合格するまで受検&手直しの繰り返し → 合格  →→→ ここまで来れば後は名義変更のお手続きに進むこととなりますので、 A の順へ。

 ※ ちなみに当該ユーザー車検のより詳しい進行や内容などにつきましては〜 こちら ”⇒ 車屋さん解説のユーザー車検ガイド” こちらがお役にたてるかと。(というよりここで解説してしまうと大変ややこしくなるだけですので。。)

 ※ ただ解説中のユーザー車検はナンバー付きの継続検査を基本としており、また軽自動車の要素も含めて解説しておりますので、一応基本的な流れは変わりませんが、提出書類など一部異なる部分は御座いますので、その辺りは何卒予め。。(まあ当サイト解説の必要書類さえ段取りしておけば、あと新規検査というツボを押さえておけば、受付時に書類の選別や必要なお手続きのアドバイスなどはありますので、当日適所臨機応変に対応は全く問題ないでしょう)

A 総合受付窓口、もしくは登録相談窓口

 車検完成後は、総合受付窓口、もしくは登録相談窓口へ。(地域によって窓口名が違う場合も)

 整理券を取るシステムが多いと思われますので、(整理券を取り、順番が来たら番号で呼ばれるシステム) 自動発券機があればそれで整理券を取り、近くのロビーなどで番号を呼ばれるまで待機してください。
 ユーザー車検前に必要書類の精査などとして第一にこれら相談窓口へ立ち寄るという手もありますが、車検の受付時間は限定されるため、また先に検査を受けてもほぼ問題点はありませんので、私的には車検から進められますことを推奨しております。 (というより、そもそも車検を司る窓口機関と名義変更を司る窓口機関はそれぞれで異なるため、先ず第一に相談窓口に行っても先に車検を済ませてくれと言われる場合も多く、まあいずれにしても。。)

 名義変更内容を説明すれば、(中古新規登録の旨を伝える) この後 構内でどういった窓口へどういった順番で行けばいいか、また必要書類のチェック、それから各書類の記入方法なども丁寧に教えてくれるはずです。(もちろん窓口配布している必要書類一式も揃えてくれますし、必要な印紙がいくら必要かといった事も)

 なおこういった窓口は、よほど込み入った状況でない限り 事業者の方は使いません。(車屋さんや行政書士等その道のプロ) また必要書類や記入全てにおいて完璧な状態であれば、あえてこの窓口を使う必要はありません。 あくまで一般ユーザーの方向けの手順の第一歩としてまでに。
 自動車税・自動車取得税申告書のみはこの窓口では揃いません。 入手は次手の税事務所窓口にて。 (納税額についても同じく)
 希望ナンバーをご希望の方 /////
 希望ナンバーは、当日いきなり行ってもらえるものではありません。 事前に予約しておく必要があります。 ご注意ください。 (なおネットから予約されている方は、必要に応じ相談窓口の前後で希望番号予約済証の交付を受けてください。 交付窓口が分かれば前でもいいですし、分からなければ相談の後でももちろんけっこうです)

B 各書類の記入

 必要書類が全てが揃ったら、各書類の記入を完成させてください。

C 自動車税、及び取得税の申告

 自動車税申告窓口にて自動車税・自動車取得税申告書を貰い、記入提出、必要に応じ納税を済ませます。

 ナンバー無し車両(普通車)はこの時点でほぼ自動車税が発生します。(唯一3月登録のみかかりません。 課税は次の3月まで分の月割り) 念のためご注意を。

D 手数料分の印紙購入

 印紙販売窓口にて登録手数料(名義変更手数料)分の ”検査登録印紙” と、(ナンバー無しの中古新規登録の場合には700円分)

 保安基準適合証持参の場合には1,800円分。

 (自動車重量税)納付税額分の ”重量税印紙” を購入。

 かつ検査登録印紙は手数料納付書へ、重量税印紙は自動車重量税納付書へ貼り付け。(⇒ 書類例

E 書類一式提出

 申請書受付窓口へ、これまでに揃えてきた書類一式を提出。

 ちなみに地域によっては、@での登録相談窓口で相談された一般ユーザー向けに、別途専用の受付窓口を設けている所もありますので、その辺りは適所ご対応を。

 なお書類一式提出後は、出来るだけ付近から遠くへは行かないように。 一度相談済みであればほぼ問題ないかと思われますが、稀に不足などがあり呼び出しされることもありますので。。

F 登録事項等通知書の交付

 書類不備がなければ、おおよそ30分〜1時間ほどで検査証交付窓口から ”登録事項等通知書” が交付されます。(待ち時間は当日の混雑状況で左右)

G ナンバープレートの購入

 先ほどの登録事項等通知書を持って ナンバープレート交付窓口へ。

 ナンバープレートを購入、もしくは交付を受けてください。(ネジや封印金具も同時にもらえます)

封印の土台

 ↑ 封印取り付け位置に取り付ける封印金具(土台)

H ナンバープレートの取り付け

 ここまで来れば完成間近。 もう少し。

 先ほど交付を受けたナンバーを取り付けし、封印窓口(封印所)へ車ごと移動、そこで仕上げに封印処理をやってもらいます。

 ※ なお封印位置はリアナンバーの左側。 そこへ封印取り付け用の土台を取り付けておくことは忘れずに。

封印の土台にネジを通す

 あ、そうそう〜 封印された後は、原則的にナンバープレートの取り外しは出来なくなります。(リアプレートのみ) なのでナンバーフレーム等を取り付けようと準備されている方は、、 このナンバー取り付け時の封印前に必ず取り付けされておくように。

I 車検証の交付

 封印が終わればここでようやく車検証が交付されます。

 つまりこれにて名義変更は完了!

 お疲れ様でした。

 ちなみに運輸支局等まで来るときには仮ナンバーを装着して来ていたはずですが、もちろんもう帰路では必要ありません。 帰り道はついでに仮ナンバーも返却しに寄られるのもいいでしょう。

 最後に /////
 ユーザー車検にて後整備にされた方、(点検整備記録簿の提出を省略) また予備検査付の車だった方、今回名義変更が完了した後日の出来るだけ早めのうちに、法定点検を実施することは絶対に忘れないように〜 ^-^)ノ

 ※ 予備検査付では、おおよそ大半は法定点検は行われていないのが実情です。 ご注意ください。 (⇒ 詳しく

 --- とまあこんな感じかな、以上参考になれば幸いです。

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