3ナンバーの車は税金等が高いの?
車屋さんだと、お客様からよく質問される事のひとつに、
「3ナンバーは税金が高いの?」
という質問をよく頂く。
3ナンバーの自動車はそれなりに大きな車格となるため、税金等も高くなると思っている人は非常に多いようですが・・・
ただ 3ナンバーだから税金が高い・・・という思い込みは間違っているので、そこんとこはちょい要注意!
そもそも3ナンバーとは?
3ナンバーという規格には一定の規格があり、
- 排気量が2,000ccを超える
- 車両の長さ(全長)が4.7mを超える
- 車両の幅が170cmを超える
- 車両の高さ(全高)が2mを超える
・・・の、どれかひとつでも当てはまった場合に、5ナンバーから3ナンバーになるのです。(2018年現在)
つまりちょっと大袈裟に言うと、
排気量が1,000ccの小排気量車でも、車両の幅が170cmを1cmでも超えてしまうと~ それだけで3ナンバーの規格になってしまうのです。
ということは?
ちなみに、、、このようなケース(上記例)では、5ナンバー車と比べ税金等は上がるのでしょうか???
実際には~ 車両重量が極端に重くならない限り、その自動車の税金類は上がる事はありません。
片や 排気量1,000cc・ 車両重量900kgで車幅169cmの 5ナンバー、
片や 排気量1,000cc・ 車両重量900kgで車幅171cmの 3ナンバー。
変わるのはナンバーだけで税金は変わりません。
何故なら・・・ 自動車の税金にまつわる主な事項は、自動車の排気量(自動車税)と自動車の重量(自動車重量税)のみなので、上記の例で例えると、、、 排気量が1,000ccを超えるか、車両重量が1,000kgを超えない限り、3ナンバーであろうと5ナンバーであろうと~ 税金の額が変わる事はありません。
参考までに。
なお、2018年昨今ではエコカー減税制度や自動車税のグリーン税制等も加わっておりますが、もしこれら要素へそれら要素も加えたとしても~ 燃費基準や年式などが同じであれば、もちろんこの場合も同様に税金は変わらないとお考え下さい。
まとめ
つまり、
3ナンバーという、それが直接的理由で税金等が上がる事はない! 上がるには3ナンバーでなく、そもそもの他の要素 (車両重量が重いとか排気量が大きいとか)が影響する。。
という事。
尚、これら高いか安いか~ などについての内容は、あくまで ”自動車にまつわる税金” に関する事項のみでの話であって、その他維持費などに関する要素などは含めておりませんが・・・ ただその他維持費などにおきましても、5ナンバーと3ナンバーとで 決定的に異なってくる要素はあまりないかとも思われますので、(← 3ナンバーだからといって、それが直接的理由で維持費が高くなろう要素もあまり見当たりません)
まあこれら追記程度までに。。。
※ 必要あれば、ちょっとした維持費の比較などに~ こちら ⇒ ”車種別維持費データ” なんてのもご参照されてみては。。
以上参考までに。