車屋さんの自動車情報Blog

    

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車屋の常套手段。 見せかけの良い下取り価格(ブラフ)や誤魔化し技にご用心!

 
2018/09/19
 

はっきりここで言っておきましょう。

車屋さんの下取り価格ほど、あいまいなモノはありません

やろうと思えば、いくらでも裏操作できる

例えば下取り価格の見栄えを良くするために、車両本体の値引き枠を充当し 見た目の査定価格を ”上げ底” するなんて日常茶飯事。

ちなみにこのケース、確かにその上げ底された分 下取り価格の条件は良くなりますが、しかしその分値引き可能な限界枠が小さくなっておりますので、、

結局は別にお得でもなんでもない と。

例えば値引きの限界が50万円のクルマで、下取り価格の本音(そのディーラーの真の査定額)が100万円だったとしましょう。

で、その査定価格の見栄えを良くするために~ 値引きの限界枠から20万円分充当し、下取り価格を120万円とするのです。

なおこの時、確かに査定は大幅アップしておりますが、(もしくは条件が良さそうに見える) しかしその充当された分 値引きの限度枠が少なくなっているので~ (簡単に言えば、、 下取りを20万円見た目アップした分、値引き限度を20万円少なくしている(値引きの限度額が30万))

まあ結局は別にお得でもなんでもないと。

※ 見た目の査定は120万円で、車両値引きは30万円までしか出来ない状況。(⇒ 総額から実質150万のレスが限界)

※ ちなみにこのケース、受注後の経理処理は、、 下取り価格は本音・本来の100万円で裏調整し、20万円かさ増しした分は値引き処理として裏操作。 ディーラー内部ではいくらでも数字の操作は可能ですよ ^^

むしろ正確な下取り価格が分からないので、もし本音は激安査定でも ユーザーには全く分からない事も。。

上記例で考えた場合、もし下取りの本音が80万円で、40万円も値引き調整されていたとしたら?

※ 見た目の査定は120万円で、車両値引きは10万円までしか出来ないという事。(⇒ 総額から実質130万のレスが限界。 本音の下取りが安くその分値引き枠も多く目減りしているので)

但し、こういったケースが見られやすいのは、、 下取り価格に敏感そうな・こだわりそうな お客様に対してのみでして、(こういったフィーリングは、お客様との対話の中でなんとなくくみ取れます)

逆に値引きにうるさい、下取り価格に鈍そうな、もしくはクルマ屋さんへの下取り価格が一番良いと 完全にウワサ話を信じ切っているお客様に対しては~ 査定価格を食い物にする系のごまかし技が多くなるでしょう。(ていうか 下取り査定に対して特別感を持っているユーザーは非常に多いですので、現場での比率としては こちらごまかしの方が多いかな?)

でもなんでそんな事するの?

ずばり 下取り価格の低さを隠すため

そもそも本当に高価買取りなのであれば そんなごまかしも必要ないでしょう。

ちなみにそんな大胆な事をしてると~ 値引きの限界の方で足を引っ張られない? と、疑問に思われる部分もあるかもしれませんが、

これが意外と大丈夫。

確かにネット上には値引予想とかの情報が多く見受けられますが、しかしいずれも想定の粋にしか過ぎず 現実相場ではないため、、(本当の限界は誰にも分からない)

百戦錬磨の営業プロトークでなんとかなるもの。(ちなみに中古車の場合はそもそも予想も値引き相場なんてものも全くありませんので、完全にお店の言い値ですし)

むしろそれより下取り価格がイイですから、(あくまで見た目)

そこへ完全に気を取られるユーザーが大半ですし。。(見た目の下取り価格が最高に良いと、ついこの好機を逃すまいという心理になりやすく、(他店の安査定で引取られると損 みたいな) けっこう値引きが盲目になりやすいようです)

値引込の下取り価格にも要注意

車屋さんで車の見積りをしてもらったら~ 値引きも含めて下取り車を○○万で取りましょう とか、(値引きと下取り価格の合算) そんなケースも非常に多く見受けられます。

ちなみにこのケースも、上記例の分派と言いましょうか、、 根本的な部分は似通ったものであり、(下取りのボリュームを過剰に演出する目的

しかも、このケースだと 真も偽も下取り価格は完全に曖昧(目隠し)になってしまいますので、(パッと見た目査定がもの凄くよく見えお得感充実な反面、実質、値引きはいくらで 下取り価格がいくらか分からない)

値引きも査定価格も 本当に妥当かどうかすらも分からない~ ある意味非常に危険な状態とも。(対しクルマ屋さんにとっては~ 非常に都合のいい究極の誤魔化し技

※ 査定は120?80?値引き相当は? それすらも謎。(⇒ 値引きも査定も一切詳細が分からないので、何かしらと比較しようとすることも困難)

じゃあ誤魔化されないようにする対策は? (+よりお得な商談となるような秘策も)

とにかく、完全に値引きと下取り価格とを分離させ、それぞれで徹底的にお得を追求するに限るでしょう。

但し!

いくら分離させるとは言えど、また同じようなディーラーで値引きと査定とを、、 というのでは、誤魔化されの繰り返しにしか過ぎませんので、(他ディーラーでも同じ事)

まずディーラー(車屋)では ”下取り無し” という条件で、値引きに集中したお見積りを、(初期の見積り)

下取りがなければ~ 車屋さんも、上記などの誤魔化し技は一切駆使出来ませんので。。(⇒ 値引きしか勝負所がない状況)

なおその時、あからさまに ”本当は下取りがあるが、隠されている” と、営業マンに悟られては~ もしもの事を考え下準備されてしまうので、下取りの気配を消しておくことには抜かりなく。(セカンドカーを買うとでも言っておけばOK ⇒ 後で下取りを追加する際は 予定が変わって下取りに出す とでも言えば。。)

それから愛車の査定価格は~

買取り専門店での査定

を経て、(必須

最終的に、ディーラーの下取り価格との徹底バッティングを。

商談の最終段階で、これまですすめてきた商談に下取りを加え、買取り価格と徹底比較させる作戦。(⇒ こうすることによって 既に値引きはいっぱいですから下取りの操作のしようがなく、純粋に愛車の下取り価格を追求することが出来る)

え? 買取り?? と思われるかもしれませんが、

そもそも下取りも買取りも 業者側にしてみればどちらも全く同じ 「買取り」ですし、買取りよりも下取り~ といった定石も、今となってはただ車屋さんに都合のいいだけの先入観的なウワサ話にしか過ぎませんので。。

しかも、

買取り価格というのは~ 誤魔化しようのないその愛車の真の価値を伺える唯一無二のものですし、(提示するのは生粋の査定のみで、値引き等他の要素が混ざる事もありえない)

さらにその査定を行うお店が専門系であればあるほど~ より高レベルな査定も期待でき、(買取り専門店の買取り査定は、ディーラーの下取り査定などとは異なり~ その査定&買取りが主要事業となるわけですから、簡単に下取りに負けるようでは商売になりませんからね ^^ まあ言うなれば餅は餅屋。 買取り査定は買取り専門店 みたいな)

ディーラーの提示する下取り価格との比較対抗に まさにうってつけで これ以上ない強力な対抗馬とも。

もちろんそこで買取り価格が優勢であったなら~ 下取りをすんなりやめ 下取り車はこれまで経てきた買取り専門店へ買取ってもらえば、、 いずれにしても常に最高の状態で有終の美を飾れることは間違いないでしょう。

※ 車両値引きは本来そのディーラーが持つ50万円満額まで引き出せた上~ もし真の本音査定が120万円まで引き出せたとしたなら、、(買取り含む)(⇒ 総額から実質170万のレスが手に入り、これまで考えうる これ以上ないほどの最高条件が手に入ることに!?)

いかがでしょうか。

なお、もちろんこれら対策はあくまで想定・理想であり、良い意味でも悪い意味でも 現実は必ずしもとは限らない事は予め。。(商談の進み具合や進行、タイミング、営業マンやユーザー、購入車種や下取り予定車など様々な環境、、 状況は個々それぞれ異なりますので、全てのパターンにおいて同じ結果を得られるとは、またパターンに当てはまるとも限りません)

皆様の愛車、少しでもいい商談になりますように (-人-)

 

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