車屋さんの自動車情報Blog

    

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下取りは高い?そんな特別感にのまれるな。そんな先入観はまず疑え!

 
2018/09/19
 

クルマを買うんだから、下取りも目一杯頑張ってくれる。。 頑張って当然。。

下取りは融通が利くので、とにかく他の売却方法より優遇される。。

と、そんな何処が発生元なんかも分からないウワサ話を、全く疑おうともせず鵜呑みにされているユーザーは非常に多いです。 というより、そもそも下取り以外は全く考えられないという熱狂的信者まで。。

確かに、クルマを買うんだから 下取りも目一杯頑張ってくれるのが当然でしょう。 しかしいくら頑張っても限界を超える事は不可能。 お店が異なれば販売価格も違う電化製品のように、限界はどの車屋さんも同じではありません。 もしその限界点が非常に低レベルであっても十分納得できますか?

確かに下取りは融通が利きます。 でも具体的に何処でどう融通が利くの? と、問うと、思いの外答えは出て来ません。 査定価格? 融通効いてもやはり限界点は否めません。 下取り手数料(諸費用)? そんなもの今時買取りでも取られることありません。 まあ納車時に引き替え出来るので手間がかからない程度のものかな。。

ちなみに加え、そんなやたら下取りが優位に立ちそうなウワサ話、、 もし発生元が営業マンの営業トークだとしたら? またそのウワサを上手く利用している営業マンが多いとしたら?

というわけで もしこれらお心当たり御座います方がいらっしゃいましたら~ そのウワサ話は今すぐ忘れて下さい。 鵜呑み(先入観)は勝利を盲目にさせます。 鵜呑みは営業マンの思う壺です。。

下取りは、買取りという手段がなかった頃の単なる名残。 買取り店黎明期の名残

そもそも自動車業界には、下取りの熱狂的な信者が多いです。 それは何故なのか—

私が自動車業界へ身を投じた20年以上も前には、今では誰もが知る買取り店の先駆者的存在の一社 ”ガリバー” ですら存在していなかった時代。(会社は存在していたが、まだほぼ知名度ゼロに近い状態でした)

つまり当時クルマの購入ユーザーは、今まで乗ってきた古い愛車は、、 いかなる状況でも下取りしか選択肢がなかったわけで。。(一応絶対ないわけではなかったのですが、その選択はほぼ選ばれる事はありませんでした (理由は後記))

その流れで今もなお、下取りしか選択されない方も多いのは事実。

下取りが高くて買取りは安い? 買取り店黎明期の名残

私が自動車業界へ身を投じた20年以上も前は、上記のようにガリバーですらほぼ知名度ゼロだった 買取り専門店の黎明期。

またこの時代は、クルマは下取りするのが当然で わざわざ買取りなんか出すユーザーはいるのか? と、そもそも買取りビジネスの存在を否定・批判するクルマ屋さんは多かったです。

なのでその当時、買取り店は安いので行かない方がいい。。 買取り店はかなり損。。 そんな車屋の営業マン発の批判がかなり多く世間を回っていましたね。。

ちなみに、クルマの買取りだけされると~ ディーラーにとっては車の売れるチャンスが減ってしまうので、そういった面からもその批判の勢いも半端なかったですね。。

※ 買取り店がまだ世に存在していなかった当時、確かに買取りは異常に安かったです。 車屋さんで買取りしてもらうか下取りしてもらうかの2択しかありませんでしたから。。 つまり、当時買取りのみで検討されているお客様には、その2択しかない特権?をフル活用し~ 買取り額を尋常でないくらいにまで徹底的に落とし、欲しくもない次の愛車をほぼ強制的に買わざるを得ない状況を作り、(買取りだと半端なく損なので、下取りとなるようクルマを買った方がいい みたいな) 販売実績につなげていたそんな営業がごく普通に行われていまして、、

しかしそこへ全く別(第三)の ”買取り” という手段が現れてしまっては~ これまで強引に販売につなげることの出来ていたユーザーが流れ出てしまうこととなってしまいますから、そりゃあ~ 黎明期の買取り専門店へ向けられていた業界の敵意は並々ならぬものでしたね。。(絶対に行かせてなるものか! と。 またはっきり言って潰す・存在をもみ消すくらいの勢いもありました)

と、そんな買取り店の黎明期の名残が~ 今もまだ活き続けており、(名残というより、ディーラーや営業マンの単なるデマとも。 またこの時代の批判論を、今もまだまだ現役だったり 口癖のように連発している営業マンも多いです

それもひとつの当該ウワサの風潮元凶と言えるでしょう。

ちなみにココだけの話。 そんな当時迎撃批判をしていた中古車屋さんやディーラーが、今ではフランチャイズの買取り店や独自買取り店舗をやっていたり展開していたり、、 その後のガリバーの超発展などからも、結果的には(今となっては)批判だけでは抑える事の出来なかった買取り専門店の実力は本物、またそれ以上だと。。 そう裏付ける事も出来るでしょう。(隠れた僅かばかりの買取り要望だけでなく、シェアの大きな下取りに対抗できなければ こんなにも大きな市場へと成長はありえないでしょうし)

下取りが高くて買取りは安い。今となっても全く根拠なし

先述の内容と多少かぶるかもしれませんが、

元々本来、下取りが高くて買取りは安い– そう言われていたのは、全く同じディーラーや車屋さん内輪での話。

そりゃあ~ 車が一台売れる分、同じ車屋さんでなら 買取りが安くって下取りが高いのは至極当然のこと。(また一台売るために、先述例のように そう設定しておくのが常套とも)

なお、現在においては 過去のように大きな差を設けることはなくなりましたが、しかしやはり少しでも購入ユーザーを優遇(特別感を演出。購入意欲をアオる)するため~ 一般的には下取りを高く設定するのが常套と言えるでしょう。

但し、やはり高く設定~ とは言っても、単なる見せかけ的に操作されているものかもしれませんし、(特別感たっぷりに口先だけでそう言っている事も。 また例のごとく買取り価格を差別的に下げているだけのことも) そもそも他の買取り店などと比べた場合、その ”下取りが高い” という根拠はどこにも存在しておりませんから、(ここらあたりは、ディーラー営業マンなどには不都合なこと盛りだくさんですから、そこらあたり積極的に包み隠される傾向とも。 場合によってはデマカセ批判もまだまだ現役とも) 車屋さんや営業マンの営業トークも含め、洗脳的になってしまわないように要注意のほども。。

つまり他店(買取り専門店)との買取り査定と比べた場合は 必ずしもそれは当てはまらない! という事。

ていうより、

他店は買取りでお客様を取り込もうとするわけですから、ディーラー等の下取り価格に負けない絶対的要素は必要なわけで。。(いわゆる競合するための何か)

ちなみに、買取り他店査定を批判する営業マンも依然として多いようですが、しかし他店で実際に査定してもらっているわけでもないのに、どうやって高いか安いかも判断出来るのでしょうか。。

それでもその根拠のないウワサ。 かたくなに信じきって行きますか?


下取りも、ただそう特別に言っているだけであって~ 内情は買取りと全く同じ事

ここまで目を通して頂けたなら~ もう何となく気が付かれているかもしれませんが、

そう!

下取りって言うだけで、今となっても先入観的・洗脳的に 既に優遇感たっぷりの特別な言葉として出来上がっている言葉なんです。 元々は営業マンやディーラーの撒いた種が 良い意味で花や実として実っているとも。

なのでこのポイントが営業マン側に非常に有利に働くことも少なくなく~ またこの先入観を上手く活用する営業マンも非常に多いです。

※ チョコレート販促のため、チョコレート屋さんがバレンタインチョコを考案し 今では常識となった例や、宝石の販促でスイートテンダイヤモンドをうたい文句に~ しかし今ではそれが元々宣伝文句であった事も知らず 慣行的な社会風潮として捉えられている例などと似ていますね ^^ (その撒いた種が実り、業界全体もその旨味に便乗する~ みたいな)

つまりその先入観を上手くつかれることによって~ (またつかれなくともごく自然と。。 プラス、場合によっては 営業マンの営業プロトークの相乗効果も加わり~)

たいしてそう良い条件の査定でもないのに、場合によっては とんでもないほど低水準な査定なのに~ あたかも好条件のように信じ切っているお客様も多いですし、

また故意的に作り出された低査定でさえ 煙に巻くようにまかり通っている事も多く、、

まあ早い話、

その先入観を振り払わない限り~ 営業マンの思う壺に閉じ込められたままになってしまいますよ– と。(恐れ、可能性も含め)

今日の常識は明日の非常識。 先入観は意識に潜むモンスター(魔物)。 今日も元気だ飯が美味い。

なお、それでも下取りと買取りとでは根本的に違う~ と、そう洗脳的におっしゃられる方もいらっしゃいますが、

車屋さんの私から言わせてもらうと、、 下取りは 購入車の部分引換的な意味、それから上記例などのような先入観的潜在力を意識してそう言っているだけであって、実質経理的には ただの買取りと全く変わりません。 買い取った額を直接支払うか 購入金額に充当するかの違いとも。

それでもまだ下取りと買取りとを根本的に区分して見解されますか?

でも実際、下取りだと査定アップしてくれるお店もあるんですが

もうこの辺りは典型的なお店の作戦でしょう。

当初の査定価格水準を低く見積もっておき~ 通常の相場まで上げるだけで済むことですし、(典型的な既述の手)

この状況を、他の買取り店などと比較してみれば 面白い事になるかもしれませんよ (^皿^)

また場合によっては、クルマ販売という大きな利益が加わるわけですから~ 下取り価格の裏操作もやりたい放題ですしね ^^;

これだと下取りの優遇感をより高く演出出来ますしね ^^

まあ内情はこんなもんです。。


先入観だけでなく、専門感が洗脳主となることも。。

世の中の市場、競合で成り立っている部分も多いです。

つまりその車屋さんの専門性がとても強い場合、他に競合すべきものが必然的に減り~ そこへ先入観も相まって 想像を絶する下取り査定が形成されてしまっている事も多いです。(良くない意味で)

例えば特殊な外車専門店とか。

まずこういった特殊な輸入車を検討している場合、見積り検討はそのディーラーオンリーで 他で下取り査定を、、 ということはほぼ皆無に近いです。(いわゆる殿様商売系?専売特権系?)

つまり下取り自体競合することがない。

そこへさらに例の先入観が加われば、、

もう後は皆様のご想像にお任せ致しますね ^^;

これは私が過去、本当に競合の少ない専門性の高い新車輸入車ディーラー関連に在籍していたころ、、

それは当時でも非常に人気のあった車が下取りとして見積もられていたんですが、その輸入車ディーラーでは 相場的にどう考えても目玉が飛び出るほどの低額査定の40万円という下取り査定でした。(低査定のクルマ屋さんでも絶対に70万は付くくらいの相場があった車にも関わらず)

しかしそのお客様は、、 完全にその輸入車ディーラーへ任せており、その40万円のまま下取りに。。

ちなみにこのクルマ、価格が特別高いわけでなく~ お客様も特段お金持ちというわけでもなかったです。 なので金銭感覚的な要素はほぼ考えられず、、(また比較的若い、20~30代のお客様でしたし) ほぼ間違いなく この専門性と先入観による結果かと。

あぁ、、 その下取り前にちょっと買取り店によっていれば、大手企業のボーナスくらいは。。。

まとめ

というわけで~ そんな下取りの特別感に飲まれず、先入観を打ち破るべく、、

ぜひ、こういったマストアイテムもご検討されてみては。

注意一秒ケガ一生。 後悔先に立たず。

自動車は額も大きな財産のひとつ。 ちょっとした事で額も大きく変わり~ それが後々の何かしらで大きな影響が出る事も!?

ちりも積もれば何とやら。

またクルマの買い替えとかって これから一生何度も来るかと思われ、その都度営業マンの思う壺に飲まれていると~ 車がもう一・二台買えるほどの差が出るかもしれませんよ ^^; (← けっこう本気)

あ、最後に、、

もちろんこれら傾向は、あくまで可能性にしか過ぎず、、 また必ずしも下取りが良くないというわけでは御座いません。 場合によってはやはり下取りが優勢となるケースも多く御座いますし、、

というわけでここらあたり一応補足としてまでに。(要はどちらにも偏らない活動を! という事で)

 

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