車屋さんの自動車情報Blog

    

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所有権解除拒否!?未払いの修理代・部品代との関係

 
2018/10/04
 

クルマ屋さんで取扱いのあるローンを利用し自動車を購入した場合・・・ そのクルマ屋さんとローン会社の契約条件によって、ローン会社、もしくはそのクルマ屋さんが車検証上の「所有者」となる~ いわゆる 「所有権留保」での自動車購入となりますが、(商品代金の返済が完了するまでの間、担保としての役割を持つ。 但し、クルマ屋さんでローンを利用したとしても必ずしも所有権留保されるとは限りませんが・・・ 【⇒ 例】)

ただ その所有権留保となった当該車両が、数年を経て~ その持ち主が転売をされようと考えられる時に、大半の業者さんによっては、この所有権留保に便乗した~ 規約外の(不当な)対応をされている場合もぼちぼち見かけますので、

予めご留意のほどを。

ちなみに、その思わしくない規格外の便乗対応とは・・・

ローン残債とは関係のない便乗対応

ローン残債とは全く関係のない~ いわゆるそのお店自身の「売掛金」の回収を目的とした所有権留保の便乗利用。(売掛金 ⇒ 修理代などの未払い金)

通常この所有権留保の目的は・・・

あくまでその当該車両のローン残の担保としての意味合いを持っておりますので、

当然! その購入した車の代金全てを返済したならば~ その購入者自身の所有物へと移行し、いかなる理由があってもこの所有権留保の解除を拒否することができないそうです。(但し、所有権者がクルマ屋さんであった場合の、未払い滞納となっている自動車税は除く。 (← 実はこの自動車税も私にとっては謎なんですが、ただまあその真意までは全く知識がないので・・・ 一応これについては割愛させて頂きます))

しかし・・・ 大半の業者さんでは、こういった規約? を知ってか知らないでか~

自身の会社の売掛金までも~ 所有権解除承諾の判断材料として便乗利用している場合もあるようです。(もちろん多くのディーラー (自動車メーカー直下の新車販売店等)においてもこのような対応が多く見られます)

つまり・・・

ローンは全て完済しているのに、(その車両の所有権留保の要因となっていたローン)

何故かその店に未払い金があると~ (その所有権解除を望む車両等にまつわる修理代などの未払い金)

所有権解除に応じてくれないとか。

修理代や部品代など、そのクルマの購入ローン代金とは全く関係のない未払い金で、、、お客様とのトラブルなどにより、半ば回収不能となってしまいそうな修理代金などを所有権解除に便乗して・・・ 「この時の○○の修理代金が未だ支払われてないので、この修理代金を払ってもらわなければ所有権解除に関する書類は出せません」 みたいな感じ。

というわけで、実はこういった感じなの~ 完全な規約外れの (不当な)対応となるそうなので、予め知っておかれてもいいかもしれませんね ^^

ローンで買ったそのクルマの購入代金以外の~ そのクルマ屋さんで別途発生した修理代などは、どう考えても 「当該車両が所有権留保となる根拠にはなりません」ので、例えトラブルなどでその修理代が焦げ付きそうであっても、その修理代を回収するための手段としてローン残による「所有権留保」の解除対応時に便乗利用する事は不適切とも言えます。

もし起こった場合のトラブル対策!?

但し、

しかしまあとは言っても、こういった真があっても~ しかるべき手段が無いのも現実であって、

「不適切な対応ではありませんか?」とは言ってはみても、

それが適正な対応と主張される限りは~ 手の平が返ったような対応が望めるとも限らないでしょうし、(そういった対応が正しいと認識されている地域や、クルマ屋さんも多いので・・・

また先方 (所有権者)が納得してくれない限り、所有権解除に必要な印鑑証明などは発行してくれず、、迅速な転売などに支障が出てしまうことから、、、実際には~ 腑に落ちないままでも取引きに応じざるをえないのが昨今における現実とも言えるでしょう。

まあ強いて言えば・・・ 可能性あるならば、その所有権留保の要因となっている自動車ローンの信販会社へ相談されてみると言う手も。 ただその信販会社も、これら知識に疎く、こちらの相談に対し理解を示してくれない可能性もありますが。。。(でも一応ローンを起因とし所有権留保となっているわけですから、何かしら少しくらいの対策には!?)

※ もしそのお店が自動車公正取引協議会会員店であれば、公正取引協議会へ直接相談という手も。

留意事項等。 他 まとめ

それと!!!

これらのお話については、以前私が勤務していたディーラー系中古車販売店の経理担当幹部経由にて耳にした話にしかすぎませんので、どちらが適正 (正当)でどちらが不適正(不当)なのか・・・ またこれらの話題に対する確実性までは保証できません。 (一説によれば・・・ 法的な手続きがあれば勝てるとも考えられているそうですが、ただ裁判例などの~ そういった根拠を実際に耳目したわけではありませんから、その真意についても確実性は保証できません)

予め御了承のほどを m(_ _)m

また、これら話題に関しましては、あくまで自動車ローンを要因とした所有権留保車に関する話題でして、現金払いにおける所有権留保車など他ケースに関しましては、これら同じようなケースにおける不当性までは分かりません。 また可能性(不当かどうか)も全く分かりません。

また

そもそも正当な修理代の理由なき延滞・未払いなどは~ やはり支払われて当然の対価でありますので、所有権留保の便乗利用は適切ではなくとも、そのお店の請求に応じないといけない こちらの社会的な責任義務も当然ありますので、そのあたりまで問題を混同してしまわないように願います。

 

しかし・・・ この「クルマ」という業界裏事情には、本当に「謎」というか、「不透明」というか、、、 そういった部分は数えきれないほどあるようにも思えます。

また私もこの業界でそろそろ20年を迎えますが、20年超えました 依然として腑に落ちない部分も 後を絶たないのが正直なところです。

以上、色々と雑談、及び参考までに。

 

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