本当にその日限りの特別価格なのか?赤字覚悟は本気なの?
季節は早くも10月が見え隠れし、クルマ業界におきましても、この9月・10月は今年最後のかき入れ時期とも言えますので、(9月は、多くの自動車メーカー販売店(ディーラー)の半期決算である事もあり、また、10月・11月初め頃にかけては、イベントなどもやりやすい時期とも言えますので)
どこの車屋さんの営業も、かなり活気あふれているかと思われますが~
ただ、こういった販売促進時期となると、各お店の営業マンの営業話術(営業トーク)も、盛んに耳目する事も多くなるかと・・・
営業トーク色々
ちなみに~ まあこれらは、何度となく当ブログでも触れていたかと思いますが、
「売出し中」・「セール中」・「決算」といった言葉には、意外と! 全く意味の無いケースも多いですし、
※ 中には、土日祝になるとあからさまに「紅白幕」などを飾り付け、故意に「特別感」を演出するお店も・・・ またチラシ広告などを投函していても、それは単なる集客手段にしかすぎず、値引きなどの中身はごく普段と変わらないお店も。
また、「今日限りの値段」なんてのも、お客様との第一線にいる営業マンは「クルマを売りたい」の一心ですから、自動車販売にとっては~ それほど意味をなさない場合がほとんどですし・・・
※ つまり、いくら覚書程度でも~ やはり一度は出したその数字。 かなり特別な事がない限りは! その今日限りの値段は、ほとんどの場合 明日でも明後日でも可能と言えるでしょう。 (← 昨日と同じ条件になれば買うよ! とでも言えば、食付かない営業マンはほぼ皆無かと)
赤字覚悟もウソ
さらには、
「赤字でやります!」・「赤字覚悟!」と言う言葉も、時折 多用されるようにも思われますが、まあもちろん!これも営業トークである事は間違いなく、ましてや!? この赤字という言葉に関しましては、赤字 という意味すら知らず、乱用常用している営業マンも多いのが現状でして・・・
もちろん! 赤字でクルマを販売する事なんて絶対にありえません。 そんなの商売ではありません。
特に感謝祭とか決算祭とかで、大々的に告知し、費用も半端なくかけているような大キャンペーン商談会でも、実態的には~ キャンペーンでかけた膨大な費用を、そのキャンペーン中の販売利益で埋め、さらに! そもそもそのキャンペーンは、利益の「かき入れ目的」でないと、会社の経営的にも成り立たないですし。。。(祭り系商談会の実態は、ほぼお客様寄せのイベントであり、そこで利益を上げる事を最大の目標とするのが本音。 もちろん、来店プレゼントを配るのも、そんな上がる利益を予め見込んでの。。。)
また、そのクルマ単体限定において、場合によっては~ 事実 仕入れ値を切って販売するケースも御座いますが(本当に赤字で販売する)、ただこういったケースでは、そもそも半年や数年越しの長期在庫などで・・・ 明らかに仕入れ値を切って売らないと、ほぼ売れないであろうクルマなどにおいてのケースであって、考えようによっては確かに「赤字」かもしれませんが、しかし実態的には~ ただ単に小売相場を現市場に合わせただけであって、そのマイナス分は経営的には「損失」と言うのが適正かと。。。
というわけで、
いくら活気ある営業雰囲気でも、また季節でも、それら営業マン等の雰囲気に流される事なく! 交渉すべきところはきちんと交渉し、比較すべきところはきちんと比較し、相見積もりすべきところはきちんと相見積もりするようにし~ 目の前の数字などを冷静に判断し、良いお買い物を ^-^)ノ 決してその言葉や雰囲気に熱くなりすぎないように!
また心の熱さは、貴方の物欲を強く刺激しますし、時折気持ちも大きく大胆にします。 そして営業マンも、貴方の心の熱さを引き出す名人である事も決して忘れるべからず。
かな ^^
以上、色々と各ご参考までに。
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