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ガラスのひび割れ、亀裂、飛び石傷と下取り査定

 
2018/11/09
 

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

クルマは走ってなんぼ。

時には小石の飛び石キズや それらによるヒビ割れが走ってしまうことも。

ちなみに下取り査定時に、こういったキズやひび割れがあったら 査定は下がる? どのくらい落ちる? 何円・何万円、いくら下がる?

査定ダウンの範囲

① ひび割れ、亀裂が走っているもの

これらにつきましては、基本的には車検にも通りませんから~

交換前提での減額評価となるでしょう。

ヒビ・亀裂は少しでも入っていると 時間と共にさらに亀裂が走ることも多いですので、またガラスリペアで直る程度でも~ 車検に通る範囲内でも~ 基本的には交換前提での評価には変わりないでしょう。

ちなみに減額値につきましては、

日本自動車査定協会基準では、、 フロントガラスの場合で、軽自動車だと8万円前後、クラウンやアルファードクラスになると15万円近く相当の減額。(年式による調整は含まず)

また中古車販売店などのオークション相場方式での基準では、、 原則 ”定価減額” となり、エスティマクラスでも15万円近く相当の減額となるでしょう。(査定協会基準よりやや割高傾向)

② 小さな飛び石傷

それから飛び石などで、小さくガラスに点キズが付いたような状態。 また小さな貝殻状に表面が欠けたような状態。(大きくても5ミリ程度のもの)

この場合は修理で十分補修可能と見られ、また補修しなくとも走行上問題もないと考えられますので、

この場合は価値減点と見ても問題ないでしょう。

ただ同じキズでも~ 査定士が違えば見解が異なりますので、場合によっては大げさに交換減点(上記交換例)で評価されてしまうこともあるでしょう。

ちなみにこのパターンでの減額値につきましては、(いずれもフロントガラス)

日本自動車査定協会基準では、、 軽自動車だと15,000円くらい、クラウンやアルファードクラスでは3万円近く相当の減額と見ていていいでしょう。(一台分。 傷が複数でもこれら一律計算。 ただし年式による調整は含まず)

※ なお中古車屋さん系では、大げさなものでなければ減点評価なしという場合は多いですが、ただ貝殻状の欠け等やや目立つものに対しては、一箇所につき修理実費(定価)の減点とする場合が多く、(一箇所あたり2万円前後が実費相場) 後者のパターンだとけっこうな減額になってしまう事も。。

補足(2018年5月追記) ///
上記例(減額値)は一般的なガラスを基準としております。UVカットやシェードすらも入っていないような完全無色透明のガラスや、最近増えてきた自動ブレーキ付きのガラスなどではそれら減額値は大きく異なって来ます。予めご留意のほどを願います。(交換前提のもののみ

※ 無色透明のガラスは減額値がやや割安になります。

※ 自動ブレーキ付きのものは、もちろん割高になるでしょう。(ちなみに自動ブレーキ付きはセンサーの再調整なども必要になりますので、その辺り加算も含めると・・)

査定ダウン無しの範囲

フロントガラスに関しましてはかなり評価基準が厳しいので、

少しでも気になる傷があれば、例えそれが薄傷でも査定ダウンします。

ワイパーの薄傷程度でも、小さな飛び石小傷と同様の価値減点が適用されるでしょう。

なのでオーナーさんが少しでも気になる箇所あれば、、 査定ダウンは免れないと考えておいた方かいいかとは思われます。

その他 サイドガラスやリアガラス等

サイドのドアガラスやリアガラスに関しましては、基本 飛び石による傷やひび割れはないと思われ、、 しかしちょっとした線キズやイタズラ傷などは考えられますので、

一応その辺りについても補足しておきましょうか。

基本的には、ヒビ割れや亀裂はフロントガラスと同等見解。(交換減点)

減額相当値につきましては、サイドガラスだと軽で15,000円くらい(一枚)、リアガラスだとおおよそ3.5万円チョイかな。(クラウンクラスで2倍ほど。 なお色つきリアガラスはやや割高減点、熱線無しガラスだと若干割安減額。また各年式調整含まず)

※ いずれも日本自動車査定協会基準。

傷に関しては、

カードサイズ以上で交換減点。(上記ひび割れなどと同じ評価)

それら以外ではちょっとした価値減点止まりと考えておきましょう。

日本自動車査定協会基準では、一箇所あたりおおよそ8,000円(軽)から~ クラウンクラスでも15,000円くらいかな。(年式調整なしで)

ちなみに中古車屋さん系では、極小さなものだとスルーしてくれる場合も多いかな。(減点無し)

 

とまあこんな感じで、

今回はガラスについての評価概要でした。

※ なお日本自動車査定協会基準につきましては、いずれも2018年4月現在における評価基準にて算出しております。また輸入車はこれら基準より割高になります(そもそも区分が異なる)。一応参考までに。

 

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