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犬や猫など動物を載せているクルマ。どのくらい影響する?

 
2018/11/12
 

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

動物(ペット)を載せた経歴のあるクルマは~ 一般的にやや値(査定等)が落ちるということはそこそこご存知の方も多いでしょう。

でも落ちる落ちると言っても~ どの程度落ちるの? いくらダウンするの? 何円・何万円、いくら下がる? どのくらい影響するの?

皆様はご存じでしょうか。

程度でかなり大きく左右します

まずいくらペットを載せていたことがあるからと言っても、その痕跡がなければ そうそう下げられることはないでしょう。

独特なニオイはもちろんのこと~ カーペットやマット、シート等どこにも抜け毛が落ちていないとなれば 基本的にスルーされることとなるでしょう。(無減点)

ただ査定スタッフも素人ではありません。ペットの毛が付着していたり潜んでいる場所のポイントは十分熟知しておりますし、またペットを飼わない人間からしてみれば~ ちょっとしたニオイにもかなり敏感なもの。(タバコを吸わない人がタバコのニオイに敏感なのと同じ) なのでよほどキレイにしているクルマや乗せた回数が少ないクルマでない限り、こういった痕跡は直ぐに発見され減点の対象とされてしまうでしょう。

じゃあ毛や臭いがある場合には?

① 毛は見当たらないが、独特の臭いがあるもの。

いわゆるケモノ臭等。

⇒ おおむね4万円前後相当の減点

② 臭いはないが、毛が付着しているもの。

⇒ おおむね4万円前後相当の減点

③ 臭いもあるし毛も付着している。

⇒ おおむね8万円前後相当の減点

 

まあこんなところでしょうか。

※ なお金額(減額値)は車格によって上下します。 軽自動車だとおおよそ3割減、3ナンバーの大きなクルマになれば逆に4割増、もしくはそれ以上の増額になると思われます。(輸入車だとかなりの増額に) またもちろんモノには限度というものもありますから、かなり状態がよろしくないクルマに関しましては、そのお店や査定士の判断で別途個別の減額などが行われる可能性もあるでしょう。(ちなみに細かく言えば、年式によっても別途減額値は上下します)

※ それと余談になりますが、ペットを載せているクルマは独特の引っかき傷がよく見られます。(内装) もちろんこういった傷も減点の対象となるばかりでなく~ しっかり積載歴の ”痕跡” としてとらえられ、毛も臭いもなくとも別枠で応用的に減額の対象とされるケースも。(ちなみに内装の爪傷は、特に樹脂部分に多く見られると思われますが、こういった樹脂部分は基本的にカードサイズ以上の大きさの傷があればその部位を ”交換” 前提として評価しますので、傷だけでもかなりの減点は心されておいた方が。。)

※ 日本自動車査定協会基準より。(2018年5月現在)

但し!

但し、ここで触れました例は~ 日本自動車査定協会見解によるもの。(同協会での細則基準)

その他基準を採っているお店では大きく異なることも。

余程の事が無い限りあまり減点しないお店、そんなに大きな減点はしないお店、逆に目の敵のように徹底的に値を下げてくるお店など、、 様々なパターンも考えられるでしょう。

ペット積載歴に関しては、タバコ臭よりも過度に嫌がる方は意外と多いです。 中には事故車より嫌がる人も。。

またペットを飼っている人でも~ クルマには乗せたがらない人はもちろんのこと、他人のペットに関しては極端に嫌がる人も多く。。(タバコを吸う人でも、他人の煙はイヤという人は多いのと同じかと)

ゆえお店によっては、こういった動物積載歴に対し非情?をもって非常に厳しい減額査定を行うケースも少なくはなく、、

実際現場では、先者より後者見解のお店の方が多いのでは? とは思われます。

まあこんな感じで、皆様のお役に立てる資料になれば幸いです。。

結論: いずれにしても、おおよそかなりの減額査定は避けられないでしょう。

 

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