キーレスやスマートキーの故障、紛失。査定は？
日本自動車査定協会（JAAI）登録店店主、認定査定士のsadaです。
キーレスが効かない、リモコンキー（スペア含む）を失くしてしまっている、、 そんな方も多いのでは？
ちなみに、そういったものは査定ダウンの対象となったりするものなのでしょうか？ 何円・何万円、いくら下がる？
キーレスが効かない、機能しない
ボタンを押しても反応なし。そんなケースでは、、
電池交換で直る程度ならば ”スルー（減点無し）” の範囲内と思われますが、
しかしシステムの異常などで修理などが必要となるケースでは、、 相応の減額は致し方ないと そう思われておいた方がいいでしょう。
じゃあもし壊れていたとして、その場合はいくらくらい査定が下がるの？
日本自動車査定協会による中古自動車査定基準細則によれば、リモコン本体の交換で20点の減点、一連のシステム異常での交換修理で40点の減点対応となっており、これを何円相当に換算すると—
20点 ⇒ 軽自動車で約15,000円、5ナンバーの中クラスで約20,000円、3ナンバーの大きいクラスだと約30,000円。 40点だとおおよそそれらの2倍。 これくらいが目安になるでしょう。（但し、車格によってもっと細かく変動します。また一部の高級車や輸入車などはさらに高額になることも）
但し、これらはあくまで日本自動車査定協会基準です。 その他査定方式を採っているお店ではこれら見解が当てはまらないことも。 予めご留意願います。
※ なお、日本自動車査定協会基準は2018年5月現在のものです。（以下同）
リモコンキーやスマートキーがない。スペアがない
そもそもキーを失くしてしまっている。 そんなケースでは、、
この場合も、目安としては上記例に同じと言えるでしょう。
スペアのリモコンキーも？ ///
車種やメーカーによっては、標準でリモコンキーが2個以上付属していることもあります。 ちなみにこういったスペアキー（リモコン式）が標準装備となっているモノの紛失に関しては、標準状態からの ”欠品” ということで原則減額査定の対象となるケースが多いですが、ただその車種を直接多く取り扱うメーカーディーラー以外では スペアキーの存在まであまり熟知されていない場合が多く、そういったケースでは取りあえずメインの一本さえ残っていれば ”スルー（減点なし）” という事も多いかもしれません。
※ メーカーのディーラー営業マンは細かい装備品まで熟知しておりますが、そうでない中古車販売店や買取り店などではいちいち各メーカーの車種やグレード毎に装備品なんて覚えてもいられませんので、こういった細かい部分はよく見落としガチになったり、またそもそもチェック項目として考慮していないことも。
※ 日本自動車査定協会基準では、スペアキー関連の欠品は特に減点対象とされておりません。 但し、カーチェックシートの筆記ヒアリング項目ではスペアキーの有無はチェックされますので、場合によっては例外的に減点対象とするお店もあるかもしれません。（車種によっても）
