エアサスの故障。どのくらい査定下がる?
日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。
クラウンマジェスタやセルシオ、レクサスLSなどに搭載されているエアサス。走行距離がかさんでくるとエア漏れなどの故障も多く見られるように。。
ところでこういったエアサスが壊れている場合、下取りなどではどのくらい査定は下がるのでしょうか? 何円・何万円、いくら下がる?
目安となりそうな額
目安として出しやすいのは ”JAAI” かな。 日本自動車査定協会基準を採用しているお店。 こういったお店では—
一台分でおおよそ18~27万円相当の減額査定。(マジェスタクラスで18万、セルシオクラス・LS460クラスで22万相当)
こんな感じになっております。(但し、エア漏れに起因する場合のみでの目安です)
なお、基準細則では ”一台分” 区切りとなっておりますので、例え一本の故障でも一台分として取り扱われるでしょう。 またこれらにはベンツなど輸入車は除きます。
やはりエアサス修理は高額ですので、査定ダウンの幅もかなりガクンと来るようですね。
※ なお、日本自動車査定協会基準は2018年5月現在のものです。
もちろんお店によって結果は変わるでしょう
但し、ここで挙げました目安は~ あくまでJAAIの基準を採用しているお店に限ってのこと。
その他方式を採るお店ではそこそこ変動するかと思われます。(むしろ その他方式を採るお店は半数以上と見られますので、現実的にはコチラの方が比率多くなるかと思われます)
じゃあその場合はどのくらい下がるの?
一番多い線は ”実費減額” でしょう。 簡単に言えば、その壊れた部分を直したとして、その修理代に相当する額を減点分として査定基準から減額というわけ。
ただ、、 この ”実費” という部分は、お店によって ”自社加修費(自社にて修理対応した場合の原価値)” ”定価加修費(お客様請求の小売価格)” ”中古加修費(中古車という減価償却を考え、壊れていない他のサスと同じくらいの中古に代えたと仮定し、その仮定値)” ”新品加修費” の大きく分けて4通りに分けられ、(4通りの組み合わせ)
もちろんこのどれを採用しているかによって減額幅は大きく異なろうかと思われますので、
さらにもっと細かいところを言うと、、 お店によって修理工賃(レバレート)や部品代(仕入先の影響)も異なりますので、その減額幅は思いのほか大きくなる可能性も。
つまり一概に言えど 実際どのくらい査定が下がるかはお店次第と言え、
この場合はその目安を数字で表すことは難しいかな。。
こんな結論でよければ参考などになれば幸いです m(_ _)m