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エアコンが壊れている。査定への影響は?

 
2018/11/12
 

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

ある程度クルマが古くなってくると、、 エアコン不良のトラブルも増えてくるでしょう。

ちなみに、そういったエアコンが効かないクルマを査定してもらったなら~ 査定は下がるものなのでしょうか? またどのくらい・いくら位(何円・何万円)下がるものなのでしょうか??

目安

目安としては、日本自動車査定協会による基準が数値化しやすいので、それを例に挙げてみますと— (協会基準で査定されているお店ということ)

ガスチャージで完結する程度のものだと10点の減点対応。

エアコン・コンプレッサーの不良の場合だと40点の減点対応。(リビルト品で交換修理する場合)

こんな感じとなっております。

※ ちなみに10点は、金額に換算するとおおよそ1万円とお考えください。(40点だと4万円相当)

※ なお、その箇所が故障と見られる場合には、各お店の個別判断となっております。

各基準は2018年5月現在のものです。

その他のお店

但し、その他お店では大きく見解が異なることも。

まず自動車整備に精通したお店であれば、ガスチャージで完結するエアコン不良というものはまず ”ありえない” ことを知っておりますので、10点減点相当程度ではまず済むことはないでしょう。(通常、エアコン回路内はガスが完全密封されております。 なのでガスが少なくなってチャージする必要があるということは・・ 何処かしらから漏れているということですので、それを直すには実質的に ”修理” が必要なわけで。。 まあ家庭用のルームエアコンを想像してもらえれば一番分かりやすいかな)

また協会基準のお店でない場合には、点数換算ではなく ”実費減額” を重視する傾向が多く

つまり少なくとも数万円は査定ダウンするのでは?

ダウン値はその故障箇所によって異なります。 室内にあるエバポレーターから漏れている場合には、車種によっては十万以上の実費減額になることも。

しかしそういったお店がある反面、

またお店(スタッフ)によっては– エアコンのチェックすら行わないお店もそこそこ多く、(チェックしても夏場しかやらないなんてパターンも)

そういったお店では ”スルー(減点・減額なし)” なんてこともシバシバと。。

実際、査定の際にエンジンさえかけないお店やスタッフも意外といらっしゃいます。 私が過去在籍していた大手中古車販売店や新車ディーラーではそんな感じでしたし、それから知人の買取り店(地域では大手チェーン系)も数回立ち合いしたことがありますが、その時もいずれもそんな感じでした。

 

結論: お店やスタッフによって、場合によってはかなりの差が出る可能性あり。ご注意を。

 

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