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下回りのサビ。査定にどのくらい影響する?

 
2018/11/16
 

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

融雪剤の散布地域や、また冬場の高速道路を頻繁に使う環境などでは、シャーシなどクルマの下回りにかなりサビが発生しているクルマも多いでしょう。

ちなみにこのような下回りに多くのサビが見られる場合、下取り査定などの際にはどの程度評価に影響してくるのでしょうか。。 何円・何万円、いくら下がる?

基本的見解

基本的には、そのサビで穴が開いているなどの重度なモノでない限り~ 査定ダウンなどの具体的対応はありません。

日本自動車査定協会による細則などにもそういった対応基準は一切明記されておりません。(2018年5月現在。また以下同)

よくあるのがマフラーの腐食穴。 この場合はマフラー交換前提で減額評価となるでしょう。(排気音が大きい、何だかブスブス言っている~ といった場合には、おおよそ穴が開いていると思われます)

また稀にフロアやフレーム等に腐食穴が見られるほど浸食している場合もあり、こういった場合には車両の主要骨格に損傷があると見られ、修繕費用相当の減額はもちろんのこと~ 事故車(修復歴有)と同等の扱いを受けてしまう可能性もあり。(ただ修復歴とするかどうかはお店やスタッフによって判断が分かれるでしょう。 修復歴の大前提は交通事故や災害を起因としたものとされておりますが、その融雪剤などによる錆害を災害と見るかどうかで。。)

但し! そのクルマを買う側として考えた場合、(店頭で小売されている中古車を買おうとするお客様) 少なくとも下回りにサビの多いクルマに対し良い印象は持たないと考えられますので、

お店によっては査定差を設ける可能性は ”無きにしも非ず” とも言え、

念のため、その辺りは予めお含み置き等のほどを。

結論: 基本は影響なし。しかしお店やスタッフによってダウン評価となる可能性はあり。念のためご注意を。

 

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