キズ無し・無傷のクルマ。査定評価は?
日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。
これまで事故はもちろんのこと、擦ったりぶつけたりもなく~ 無傷で程度極上を保っているクルマ。
こういったクルマってどのくらい査定が上がるものなの? 何円・何万円、いくら上がる?
JAAI方式
まず目安が出しやすいので、JAAI、つまり日本自動車査定協会基準(方式)で査定されているお店だと–
全くの無傷の良質車。 洗車キズなど ”磨き” も必要ないと判断されるほどであれば40点の加点措置、 あっても1センチ未満の小傷や凹み、磨けば取れる洗車傷など表面の薄傷程度のもので 20点の加点措置となっております。
但し、当年ものや一年落ちの車両は対象外となっておりますので、念のためご留意願います。
細則 ///
- ガラスやバンパーなどの外装部分も含みます。
- いくらキレイに直っていたとしても、鈑金修理などの補修がされているクルマでは適用されません。
相当額換算 ///
これら加点ポイントを具体的に数値化すると?(何円に相当するか) ⇒ 軽自動車だと20点=16,000円、40点=32,000円。 5ナンバー中型で20点=20,000円、40点=40,000円。 3ナンバー大型で20点=28,000円、40点=56,000円。。 まあこんなところでしょうか。(ちなみに上高級車ではさらに高額となったり、輸入車では全体的に率が高くなるでしょう)
※ なお、これら日本自動車査定協会基準は2018年5月現在のものです。
その他 オークション相場方式
中古車販売店や買取り店に多いオークション相場方式のお店だと–
この場合は具体的な数値での加点などは行われず、同程度のオークション評価点の直近相場を元に算出しますので、(オークションの出品規定にもよりますが、おおよそ5点同等クラスが目安になるのではないでしょうか)
”いくら” という目安は提示することは出来ませんが、
ただひとつの傾向として、市場需要にとても密接した評価が得られやすいと思われ、、
極上車が好まれる高級車や3ナンバー大型クラスの車、良質車の少ない廃盤人気モデル、、 こういったクルマは非常に飛び抜けたアップが望める可能性が高く、
またそうでなくとも~ 人気車を中心により現実味のある高評価が得られる可能性は高く、
JAAI方式よりもより有利な査定となる事も多いでしょう。
ただ反面、JAAIのような平均的な平等性は一切ありませんので、程度の良い玉がゴロゴロしている高年式車や ちょっと背伸びをすれば新古車(未使用車)の多いカテゴリでは思うように伸びず、(ボディカラー含む不人気地帯のクルマなんかも) 逆に大いに不利な結果となろう可能性も含んでいますことは一応予め。。
※ なお、ここでの目安はあくまで ”査定アップ” の一要素・過程にしかすぎません。査定方式うんぬん、、 そもそもお店が違えば根本的な評価相場(ベースとなる相場)が異なりますので、つまりそのプラス要素が必ずしも良い査定に繋がるとは限らず、、 その辺りは予め十分お含み置きのほどを願います。(大きく査定アップしても~ ベースの水準が低ければ大した結果になりませんし、逆にさほどアップしなくとも~ そもそものベース水準が高ければ高額査定になる事も。こんな感じで。 要するに高額査定に繋がるか否かは、アップするか否かよりもお店次第 と)