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玄人向け? プロはここを見る! 修復歴を見分けよう〜 事故歴目利き講座。 ページ2

 以前、修復歴の見分け方として〜 比較的初級&基本・基礎に絞って ”修復歴目利き講座 初級編” を執筆していましたが、

 今回はもうちょい奥まで踏み込み!

 実際プロの目利きを例にして、玄人向け? 中級者向け? の事故歴見分け方講座を改め執筆してみましたので、

 もしご興味あればぜひ、お付き合いくださいませ <(_ _)>

 尚、基本事項に重要な抜粋も多くしておりますので、もしこのページへ直接来られた方は、一応基本編(初級編)にも一度目を通され、その後にご閲覧頂く事を推奨します。 (また査定上の基準概要も初級編と同等前提で解説しておりますので、その辺りの補足事項等のご確認も)
事故車の見分け方 プロ

フロント回りは?

 じゃあフロント回りはどうすんの?  ---というわけで、そのフロントの解決策を。

 そのカバーを取る?

 取りません。 リフトアップとかしないと取り難いですし、実践的でもないですから。。

 フェンダーカバーをちょっと開け、(正式にはフェンダーライナーと言います) そこからペンライトなどでのぞきます。

事故歴の見分け方 プロ編

 あ、分かり難いですね。

事故歴の見分け方2 プロ編

 車種によってはけっこう面倒なのもありますが、(高級車とかだとアーチモールが付いていたりするので、それを外すのが手間)

 最近の車は、ここの隙間から一部の球を交換したりすることもあり、(車幅灯とかフォグとかウインカーとか)

 カバーは意外と外しやすいです。(外すというより、ハンドルを切って一部ピンを取って隙間を開け、そこからのぞく。 ちなみにピンの外しかたは〜 ”内張り ピン 外し方” などでWEB検索してみると、十分すぎるほど情報は出てくるでしょう。)

フェンダーライナー
フェンダーライナーのピン取外し
フェンダーカバー ピン取外し
フェンダーカバー のぞく
 なおこの時、フェンダーカバー(ライナー)はフロントバンパーの内側へ食い込んでおり、(容易に外れることのないように) ややコネる(コジる)ように引っ張り出さないといけないことと、また取付けの際も、元に戻すには多少コツは必要ですので、、 その辺りは一応予め。(前もって自分の車でシミュレーションしておくのもイイかも)

 すると〜

 そこに広がるのは 丸見えの骨格部位。

インサイドパネル
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 車種にもよりますが、おおよそフロントサイドメンバーとインサイドパネルの外側が丸出し状態かと。(⇒ フロントサイドメンバー? インサイドパネル??

フロントサイドメンバー
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 しかも事故時に最もよく損傷のしやすい先端付近がガラ空きときたもんですから、これは八方都合良し。

 ベコベコになってる部分はないか?(新車時からの鉄板成形時に出来る波ではない) コーキングは? 錆びている凹みは?(自然発生のサビは除き、明らかに損傷から来るサビ) クランプ跡は? 交換したような雰囲気は?

 とまあこんな感じで。

 ちなみにここで一つ重要なポイントを。
 フロントサイドメンバーについてなのですが、ラジエタ・コアサポートより前に突出しているメンバーについては、基本、そこは修復歴の判断に含めません。(事故修理などがあった証拠付けの一要素にはなりますが、それのみで修復歴有無しの確定要素にはなりません) ここ近年では、フロントバンパーからの衝撃吸収のための構造ゆえ、こういった骨格を持つ車両が増えてますが、そこの部分にての誤判断には要注意のほどを。

 ※ ちなみにこういった見解は、リアサイドメンバーにおいても御座いまして。。 リアはリアエンドパネルより後ろの部分がこれらと同等の扱いを受けるでしょう。 これもまた参考までに。(これまでの解説に、このポイントも加えていってのご参照のほども)
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もちろん私、中古自動車査定士の資格持ってますんで

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