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玄人向け? プロはここを見る! 修復歴を見分けよう〜 事故歴目利き講座。 ページ4

以前、修復歴の見分け方として〜 比較的初級&基本・基礎に絞って ”修復歴目利き講座 初級編” を執筆していましたが、

今回はもうちょい奥まで踏み込み!

実際プロの目利きを例にして、玄人向け? 中級者向け? の事故歴見分け方講座を改め執筆してみましたので、

もしご興味あればぜひ、お付き合いくださいませ <(_ _)>

 尚、基本事項に重要な抜粋も多くしておりますので、もしこのページへ直接来られた方は、一応基本編(初級編)にも一度目を通され、その後にご閲覧頂く事を推奨します。 (また査定上の基準概要も初級編と同等前提で解説しておりますので、その辺りの補足事項等のご確認も)
事故車の見分け方 プロ

裏技・予備知識

知っていれば絶対得をする〜 予備知識集。

先ずはガラスを見てください。

ガラスのエッチング(部品番号等)
↑ クリックで拡大

ガラスには必ず、上記のような製造型番のような刻印がプリントされており、(フロントだけでなく、小さいのも含め 基本は全てのガラスに)

また新車時からの通常状態では、ほぼ間違いなく ”自動車メーカー” の刻印がされており、、(メーカー純正品である証。 自動車メーカー = トヨタ、マツダ等)

ちなみにこのガラスの刻印。 もし自動車メーカーの刻印が無い場合には??

 ※ フィルムの貼っているガラスでは、少々確認し難いケースも御座います。 内側から透かしてみるなど〜 見逃しはないように。

そう! そのガラスは一度交換されていると推測できるでしょう。

つまり修復歴探しの一つの要素として十分使える事も。

 ガラスって意外と高価です。 ましてやメーカー純正品となれば。。 なので事故修理などの際に、メーカー純正品ではなく ”社外品” と呼ばれるガラスで安価に済まされる方も多く、その社外品に代わっているところを見逃さずチェック! みたいな。

但し! この要素は、修復歴有無につなげるにはかなり確度は薄く低いです。

飛び石やヒビワレなど、ガラス交換に至る要因はいくらでも御座いますし〜

例え事故していたとしても、メーカー純正品をチョイスし修繕するケースもかなり多いですし。。(特に保険事故の場合には、(保険を使って直す事故修理) 保険金が出るゆえ、けちらずメーカー純正品で済ませるのが普通とも)

そもそもガラスが割れた程度の事故で、イコール 修復歴が付くとも限らず。。

というわけでいずれにしても、あくまで査定の一つの要素としてまでに。

それから ”ドアのキャッチ” を見るというものも。

ちなみにそのキャッチというのはコレ

ドアのキャッチ
クリック拡大

なんだこれ。

プロの事故歴査定 ドアのキャッチ

↑ ここの部分です。

ドアが閉まった時にガチっとなるところ。

で、このキャッチの〜 ネジ(又はトルクスネジ)を見ます。(トルクスネジ = 星形をした六角ネジみたいなやつ)

ドライバーをかけたような痕跡はありませんか?

ちなみにもしそのネジにドライバーがかかったような跡が見られれば、、

過去にそのドアの閉まり具合(建て付け)を調整した証 ⇒ なんで建て付けの調整が必要だったの? ⇒ 事故でドア交換したり、事故の余波でズレていて調整が必要だったのかな? と、そういった推測につながることも。

但し、これもガラス同様〜 修復歴有無につなげる要素としてはかなり確度は薄く低いです。

もちろんあくまで査定の一つの要素としてまでに。

 なお、こういったキャッチを調整する時、キャッチの周辺に工具が当たったような傷を伴う場合も多いでしょう。(上記キャッチの拡大画にもその傷は見られます) キャッチの調整時、輪っかになっている部分にドライバーのような工具をあてがい、テコの原理でグイグイっと調整する事が多く、その反動でちょちょっとキズが入る事がありますので。。 これもまた一要素としてまでに。

とまあ以上、加えこちらも皆様のお役にたてる部分あれば幸いです <(_ _)>

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もちろん私、中古自動車査定士の資格持ってますんで

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