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以前、修復歴の見分け方として〜 比較的初級&基本・基礎に絞って ”修復歴目利き講座 初級編” を執筆していましたが、
今回はもうちょい奥まで踏み込み!
実際プロの目利きを例にして、玄人向け? 中級者向け? の事故歴見分け方講座を改め執筆してみましたので、
もしご興味あればぜひ、お付き合いくださいませ <(_ _)>
INDEX ///
ザックリ査定の出だしは初級編と全く同じです。
また怪しい箇所があり、もう一歩踏み出した トランクやらウェザーストリップやらを外してのチェックも欠かしません。
しかしプロはここで決して終わりません。
何故なら〜 事故ランクによって査定相場も変わりますから、より正確な査定額を導くためにももっともっと奥深い箇所までチェックしなければなりませんから。。 またその修復歴のより確実な判断のためにも。(中途半端に怪しくて確約し切れない時は、さらに別の角度からも見て、、 といった事も多いですし)
それとこれまでチェックした中で、イマイチ手がかりがなくても〜 やはり査定ミスはやるわけにはいきませんから、見逃している箇所はないか? 改めてのチェックも兼ねても。
というわけでそのプロの目利きはもう一歩何処をみる?
基本は 車体裏をのぞき ます。
だって事故修復の際、いくら見た目をキレイに仕上げていたとしても〜 裏まで極上仕上げするような職人さんは皆無と言えますので、
その表へ出ない部分を見れば一目瞭然! ですから。 (いわゆる丸見え状態)
それと裏からだと、骨格部位の多くも丸出し状態ですし。。
↑ これはリア。 リアバンパー下から顔を突っ込んでチェック。
ちなみにここの時点で既に〜 トランクフロア、リアエンドパネル、リアサイドメンバーといった骨格部分が丸だし状態。 見たい放題 食べ放題。
ベコベコになってる部分はないか?(新車からの鉄板成形時に出来る歪みは除外) コーキングは? 錆びている凹みは?(自然発生のサビではなく、明らかに損傷が起因としたようなサビ) クランプ跡は? 交換したような雰囲気は?
それとこういったボディ裏には、ロードノイズ軽減のための特殊な厚塗り塗料が塗布されていることも多く、(↓ こんなの。 これはちょうどトランクフロア裏一面に塗布)
そういった箇所も重要なチェックポイントとも。(はがれ、上塗り塗装はないか? 等)
但し、この ”裏を見る” 技には、意外とあっさり盲点が御座います。 盲点というより壁、限界かな。
それがフロント回り。 いわゆるエンジンルームの直下部位。
だって何だかカバーで覆われていますので〜 そのカバーに邪魔され、そのままでは下回りの骨格どころかエンジンすら全く見れませんので。
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もちろん私、中古自動車査定士の資格持ってますんで