事故車・事故歴有りの下取り査定、及び買取り査定にはご用心！
まずここで言う ”事故車” とは、過去に事故に遭遇するなどで板金塗装などが施され、しかし今現在は正常に乗る事が出来る修復歴のある車両の事を指し、逆に事故などで損傷したままの状態のクルマ（事故後、未だ修復・修理などされていないクルマ）は含みませんので、これら何卒予め。
ちなみに、もしそのクルマが事故したままの状態のクルマであれば、そういった場合における下取り査定等の注意点はこちら ⇒ ”驚愕の現実。 事故車の下取りは損？” にて取りまとめておりますので、ぜひそちらをご参照くださいませ m(_ _)m
え～ では本題へまいりましょうか。
もし！ その今から下取りしてもらおうとお考えの愛車が、又は買取りしてもらおうかとお考えの愛車が、事故車、いわゆる ”修復歴” を有するクルマ等であったなら（独自判断とか軽度の事故歴等も含む）、これだけは絶対に気を付けておいて頂きたい事項が御座います。
それは、、、ずばりそのおクルマの査定評価。
つまり査定価格含む、査定結果全般に注意しておいて頂きたい と。（査定価格は異常に低すぎないか、そしてそもそも査定ミスはないか と。 なお、その注意するにあたっての 必須ツール はまた後程にて）
何故なら！！！
査定業界においての ”事故車の査定 （修復歴有りの査定）” は、価格評価、損傷の度合判断等々・・・ どれをとっても実に最高難度と言っていいほどに至難性の高い実務でして、
査定ミスにご注意を
例えば～ まずその事故歴の度合を測る判断技術。
まあそのクルマが明らかな重度な事故車ならまだしも、しかし修復される多くのクルマは軽度～ 中度程度のものが多く、またそんな軽度～ 中度程度で修復されたクルマに限って、どれも事故歴判断が複雑困難である場合が多く、
つまり、第一段階からして 査定ミス も考えられるわけ。
事故損傷は比較的浅く、本当は事故歴無し （修復歴無し）に判断されるべきクルマが、査定ミスによって事故歴有り （修復歴有り）として誤査定されたり、、、
また表向きには事故歴無しとは判断されているが、しかし実は価格面・内面では事故歴アリに相当しよう 適正性に欠ける評価しか出されていないとか （← 本当は事故歴有りと判断したいのだが、しかしその判断は非常に難しく、ゆえに後から査定ミスを指摘されないためにも また査定ミスで自社が損してしまわないためにも～ ここは表向きには条件の良い事故歴無しとしておき、ただ実際の査定価格は事故車（事故歴有り）に相当するほど低く抑えておき、、、 どちらのトラブルも未然に防いでおこうというお店の一方的な都合作戦。 ちなみにこの場合、もしそのクルマが本当に修復歴無しであったなら、表向きには査定ミスにはならないが、しかし価格面からしてみれば 十分な査定ミスと言えるでしょう（極度の低査定をされてますので））
実際私も現場にて査定業務へあたる事も多いが、この事故車の判断は本当に難しいです。 なにせバッチリ修復された状態のクルマから その事故当時の状況とか修復箇所・度合・範囲などを全て詳細に的確に判断していかねばならず、またそもそもその判断基準も複雑ですし。
つまり～ 例えばその修復にあたった板金修理職人が腕利きの方であったなら、その修復箇所は非常にキレイに仕上がっており、その状態から正確な判断を出すことは 百戦錬磨のエキスパート査定士でも超難関であったり （当然そういった方でもミスも）、
また全く同じ箇所の修復でも、そもそもその損傷の深さや修理の仕方、そして周辺の修復状況との組み合わせなどで～ 事故・修復歴有り・無し 双方に判断が分かれる事も多く、
参考までに ⇒ こんなクルマがいわゆる事故車（修復歴有り）として判断され査定ます。 ちなみに修復歴無しに該当する場合には、当然！ そのクルマはいわゆる事故車としては扱われません。
まあ要するに、事故車の査定には 常に ”査定ミス” のリスクが付いてまわるとそうお考え頂ければいいかと。
それから評価不足にも
そして～ そのクルマの価値を判断・精査する技術。
一応こちらは現場査定に関する技術は一切必要とはしませんが、ただそのクルマが ”事故車 （修復歴有り）” と判断された場合でも、そのクルマに付加する価値はそのお店次第（判断力や技量次第）とも言え、
つまり第二には、 評価不足 も考えられるわけ。
そもそも事故車となれば、どのお店も出来るだけ安く下取り、もしくは買取りしたいのが本音中の本音。 またどんなに点数などによって厳格、そして適正に評価されたとしても～ やはりそのクルマを下取りなどするのはそのお店【⇒ その事例】。 よってどちらにしても最終的には そのお店の都合によって結果は左右されますので、、、 つまり査定するお店によって査定価格は異なり、場合によっては必要以上に基準が低く評価されてしまうなんて事も。
これもここだけの話ですが、事故車の価格評価も本当に難しいのが本音。 先ず事故車はお客様 （消費者様）に敬遠されがちですし （それだけ在庫を抱えるリスクが高い）、また先述のように査定ミスも多い分野。 そして売れ残ってしまった場合の相場変動の読みも非常に難しく、、、 さらに！ この世に全く同じ事故車なんて2台と存在していませんから（他店他車の相場を参考しようにも、そんな他車の相場ですら全くあてに出来ない）、、、
つまり建前ではいい顔が出来ても、査定は出来るだけ低く抑えておきたいのが本音。 それが事故車査定。
ただそうかと言っても、他店との価格評価のつり合いなども考慮しなければならず、今度は逆に 一方的になるすぎると逃げられてしまう可能性もあり、、、
なおそういった場合の土俵で踏ん張ろうと思った場合、またそれはそれで そのお店の耐リスク性が大きくモノを言うケースも多く、（耐リスク性 ＝ 転売に対する自信・転売力・顧客力・ネットワーク力、また在庫保有余力など、その事故車をどれだけ余裕を持って在庫に挑めるか 等といった技量の高さ）
まあそれだけ価格ひとつ出すにしても、これら事故車は かなり難易度・至難性の高い実務である事には間違いなく、よってそれだけ価格評価に大きな差が出て来やすいとも。
つまり適正価格がある一方で、必要以上に低レベルな評価しか出てこないなんて事もある と。 ゆえにそこに十分にご注意を と。
さらに心理作戦も
ちなみに～ これは実務とか至難性には全く関連しては来ませんが、そもそも事故車の査定って比較的 ”稀” なパターンですし、また事故車というカテゴリそのモノからして勘違い？されているお客様も多く、
つまり 心理作戦にやられる 可能性も。
まあこの辺り複雑に説明してしまうと難しくなるだけですので、簡潔に触れておくだけにしておこうと思いますが、
例えば、過去の事故に心当たりあれば～ 誰もがその事故に対して消極的になる部分はあろうかと思われ、つまり ”過去に事故しましたか？ この辺り修理してますね” 等と言われれば、それだけで心理的に ”査定は期待しない方がイイ” と思われる方も多く、その辺りの心理を上手く突いて必要以上に評価を抑えられる場合も。
また本来ならば事故車にならない （修復歴無し）レベルなんだが、しかしこの ”事故・修理してますね” などという言葉に萎縮してしまうお客様も非常に多く
※ 注意！ 過去に事故しているからと言っても、その事故は 必ずしも修復歴有りになる事故とは限りません！！！ ⇒ つまり修復歴が無ければ、事故歴無しとして査定される。 というわけ。
そういった心理戦を上手く利用され、事故車にはならないのに 場合によっては事故車扱い並みに低評価にて攻めてくるツワモノ・スタッフまで実際に。。。（営業マン的には ”もし気付かれなければラッキー” みたいな。 またそれだけ安く下取り等出来れば、それだけ利益を上げれるチャンスも狙え 給料アップも狙えるし～ みたいな（歩合給の場合））
つまり、修復歴が有ってもなくても～ その修理が査定へ直接影響するしないでも～ ”事故・修理” という言葉をあえて出すことによって、お客様に査定ダウンイメージを持たせる作戦。 またあえてお客様に誤解を生じさせ、その誤解に乗じて査定評価を超叩いてしまおう！ といった作戦等。
そして他と比較し難い点も盲点となろうかと。（通常なら同じような中古車が多く見られても、しかし事故車となると～ その比較しよう対象や情報量なども必然的に少なくなりますので、また難しいですし、、、 よって出されたお店の評価に対し、こちらも評価し難い といった盲点も。 またそういった点が心理戦の好標的となりやすいとも）
査定で損しないための必須ツール
なお、ここまで口が酸っぱくなるほど繰り返しちゃうと～ 独自判断含め、事故車、修復歴のあろうクルマの査定に挑まれる場合には、その査定結果などには必ず注目を！ といった点は十分にご理解頂けたかと存じておりますが、
しかしところで！ そうは言っても～ そもそもそんな注意点に対する防衛策は？ と、そうなろうかとも思われますので、最後に そんな防衛策とも言える ”必須ツール” をご紹介しておきますね ＾＾
で、その肝心な必須ツールとは・・
下取り査定なら～ 【⇒ 買取り査定を含め、しっかりと出来るだけ多くの査定見積りと比較しよう！】
複数社にて査定比較することにより、、 査定ミスの未然防止はもちろんのこと、足元を見られた低評価も回避できる まさにマストアイテム的な存在。 そもそも下取り査定自体、思っているより好条件とは言えませんし、、、 これらツールはいずれにしても重要度高いかと。
そして買取り査定なら～ 【⇒ 徹底したオンライン攻めで 死角の無いパーフェクト構想を！！！】
もちろんこちらも、基本見解は下取りに同じであり～ 加えとにかく買取り査定は、徹底した数と比較で勝負も理想と思われ、また一括査定であれば、そもそもそれだけで必然的に競合性も高くなるという利点も御座いますし、、、（私の運営管理する買取り査定活動専門サイトより抜粋）
以上、ぜひご参照、並びに良きご活用を m(_ _)m
なお、本来は ”事故車”、”事故歴アリ”、”修復歴有り” 等、これらそれぞれの言葉はそれぞれに意味が異なっては来ますが、また使い分けるべきですが、、、
ただ当ページにおきましては、これら各言葉を完全に区切ってしまうと伝わり難い部分も多いかと思われますので、あえてこれら言葉をそこまで詳細に区別はしておらず、要所ではある程度補足している部分は御座いますが～ 基本的にはそこまで細かく考える事なくご閲覧願います。 またこれら予めご留意願います。