日本自動車査定協会(JAAI)の中古自動車査定基準と下取り査定
ども。 日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。
自動車業界の さらに査定業界におきましては、その業界を統括する日本自動車査定協会 ”通称JAAI” という存在があり、またその協会では ”中古自動車査定基準” というシステム等を制定し、それら指導や管理、教育などが行われているのですが・・・
JAAI中古自動車査定基準の現実
なお~ これら ”中古自動車査定基準” におきましては、その中古自動車を査定評価する上での ”修復歴 (事故車の修復歴)” の判断基準に関してはほぼ絶対的権威であろうかと言えますが、
ただその他制定されている、ちょっと詳しく言えば ”加減点法” というシステムに関しましては、自動車業界の現場においてはそれほど影響力ないのが現実でもあり、、、
加減点法 = 車両のより細かい部分の状態や経年変化部分などを、(ボディの傷やヘコミなどはもちろんのこと、内装の破れや その他付属品の有無等にいたるまで) 良いポイントはプラス、評価の下がる部分はマイナス・・・ といった具合に採点していき、(これら加減する点数はマニュアル化されております) 総合的な点数にてその車両を評価し、その点数をもとに ”価値 (査定価格)” を決めるとする査定方法の事。
つまり業界の現場においては~ その車両の修復歴の判断以外にはあまり使われる事のない査定基準と言っても過言ではないでしょう。
- 現場では大半がお店各々のオリジナルスタイルで査定しているということ。
ちなみにこれら ”中古自動車査定基準” は、そもそもJAAIの提唱する査定基準というだけのモノであって、法律や公正取引規約(但し、修復歴の見解部分は除く)などで定められるモノではなく、またそれら基準に強制性は全くありません。
会員店(査定業務実施店)も
ちなみに当JAAIには、認定の会員店として ”査定業務実施店” という制度が御座いますが、
なお実は、こういった会員店でもJAAIによる中古自動車査定基準で査定されているお店はかなり稀だったりも。(かなり少ない)
- やはり現場では、大半がお店各々のオリジナルスタイルで査定しているということ。
ということは査定士(中古自動車査定士)も
さらには査定士。
この査定士はJAAI制度により発足した資格。
しかしいくら査定士とは言えど 車屋さんの社員。
と言う事は?
査定士でさえ、JAAIによる中古自動車査定基準で査定されている事は稀だったりも。。
査定士だからと言って JAAI基準の中古自動車査定基準で査定しなければならないなんて決まりもないです。 逆に雇い主の指示に従うのが常。
結局何が言いたいの?
要は、下取り査定に統一された基準なんてないということ。
というわけで
抜かりなきように。