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愛車を高く売るなら ”委託販売” って本当? ウソ? 本音は?

 
2018/11/06
 

最近はあまり聞かなくなったかな・・・ ”委託販売”。

ユーザーの任意の価格で売却するために、中古車販売店などが仲介的にそのクルマを紹介販売などする~

売る側のユーザーは価格設定を ”思い” で決める事が出来、また仲介するクルマ屋さんも下取りや買取りする在庫リスクが軽減される上に、さらに売れれば手数料も望める・・・ という、

一見聞くとどちらにも都合の良さそうな売却 & 販売手法なんですが。。

委託販売では、一般的にはお店はそのクルマを在庫車として扱うが、ただそのクルマは ”お客様が愛車に乗られたままで” という前提が多く、もしそのクルマに興味ある購入見込顧客が出て来られた場合には、一旦そのお客様から愛車を拝借し、後日商談・・・ みたいな流れが多いかと。

ただ・・・ まあ先ずコレ、意外とどちらにとってもデメリットは大きいかな?

なのでもし委託販売を考えるくらいなら~

⇒ 下取り査定対策 ←コレ

で、その愛車の下取り価値に磨きをかけられる方が幾分数倍・数十倍・数百倍よろしいかと。。

ちなみに~ それらデメリットなど理由についてですが、

そもそも委託販売って何?

正式に下取りや買取りへ出さずに、自身が所有者(自動車を使用)のまま・・ 車屋さんなどで ”在庫車” ”下取り(買取り)予定車” として取り扱ってもらい、

この時、車を完全にお店へ預け 実際に展示してもらうことも。

もしその車屋さん経由で愛車が売れた場合・・

そこではじめて売却契約を結ぶ一種の仲介販売のようなもの。(不動産の売買みたいな感じですね)

なおこの時、不動産とちょっと異なるのは、、 他の自社所有在庫と同様に取扱いするので、建前では 買う側にとっては仲介かどうかは分らない・・ とされております。(お店は仲介手数料という形はとらず、あくまで一旦お客様から買取り仕入れ → 小売販売する形とするので、他の在庫車と扱いに関しては全く同じと言えるでしょう)

※ 委託販売専門店は除く。

●メリットは?

車屋さんへの売却価格をこちらで決められるので、(お店は、その価格に合わせ店頭価格を調整する)

下取り査定などでもうちょっとプラスが欲しい・・ 下取り価格では全然納得がいかない・・ といったケースで ⇒ じゃあもしその希望価格に合わせ転売(委託販売)することが出来たなら、その希望価格で買取りしましょう。。 みたいな、ひょっとしたら下取り査定より高値で売れるかも。。。 と。

●デメリットは?

委託中は自分のクルマであるが・・ 気を使って乗る必要があったり、(価値が下がらないよう走行距離を延ばさず事故を起こさぬよう。。)

また商談が入る都度クルマを預けたりする面倒な面も。(もちろん所有者は自身であるため、売れるまでは自動車税などの負担も)

それから一般的に、委託となると・・ 車屋さんにとっては通常の下取り価格よりも高値で買い取るような前提になるため、それに利益上乗せで小売となると・・・ なかなか売れ難いという可能性が高くなり ⇒ 長期にわたって売れ残り ⇒ 売れそうもないので仕方なく通常価格で売却しようと思った時には時既に遅し! 相場が随分と下がってしまっており、はじめから素直に下取りしてもらっていた方がお得だった~ なんてことも。

そしてそして・・・(以下に続く)

車屋さんの本音— 引き受けは逃げの一手

中には委託販売専門店というお店もありますが、

通常、委託を受けるという時点で(提案される場合も) そのお店ではそのクルマは必要とされていません。 欲しがられていません。 むしろ面倒&煙たがられています。

何で?

  • ”うちであまり下取りしたくない。でも下取りせざるをえない” ⇒ 売れたら買取る委託を提案してみよう!
  • ”うちでは自信のある下取り価格が出せそうもない” ⇒ イイ値で売れたら買取る委託を提案してみよう!
  • ”うわべだけでも、お客様に少しでも良い顔をしたくて”
  • ”お客様の要望が高すぎて、他にこれ以外のやり方がない” ⇒ まともに対応するのも面倒だから委託で適当に話をしておこう!

車屋さんが本当にその下取り車を欲しているなら~ 少々無理してでも下取りしてくれます。(⇒ 例

むしろ予期せぬことを恐れて積極的に下取りしてくれるとも。

委託は自社の正式在庫ではありませんし、お客様の所有物のまま。 お客様が不意に事故を起こしてしまう可能性はもちろんのこと、突然気が変わり他社や知人へ転売してしまう可能性だって。。(売却を取りやめることだって)

委託はいわゆるクルマ屋さんの ”逃げ” の一手。

委託に逃げられた時点で 他の売却手段を考え始められておくのが吉かな。

車屋さんの本音— そもそも嫌っている

それから逃げの一手としてだけでなく、

逃げた先でも そもそも嫌がられること必至。

先ず自社在庫ではありませんので、非常に商売がやり難い。

値引き一つにしてもいちいち持主に許可や連絡を取らなければなりませんし、(お客様が乗っている状態なら商談そのものからして面倒) そもそも店頭プライスを付けることもままならず、、(店頭へ並べることが出来ても~ 店頭プライスを見れば いくら利益を抜いているのか持主にバレバレですから)

そして何より儲からないから面白くない!

委託という時点で~ 通常の下取り価格より高いわけで、、 しかし販売面では相場ありき。(いくらその分高く売りたいとは言っても相場には上限がありますから) ということは?

あえてその委託車両を販売するより、他の在庫車をガンガン売った方がはるかに利益が出るわけで、、

と、そうなれば、

必然的に ”冷遇” されるのは火を見るより明らか。

ちなみに担当者はとてもイイ感じに対応してくれても~ 売る側はお店でありお店の各営業マンであり、、 つまり好むか嫌がるかは他の営業マン次第がかなり大きいでしょう。 値引き交渉で持主へ連絡取るにしても~ 担当者をさらに挟んで回りくどくなればその面倒さも ひとしお。 さらに儲からないとなれば実績命の営業マンにとっては命取り。(歩合給ならお給料にも反映しますし) 必然的に後回しになってしまうのは致し方ない常とも。。

なお冷遇されるということは? それだけ売れ残るリスクも、、 つまり地道に相場が下がり 結局は本末転倒ということも。。

やはり委託に逃げられた時点で、他の売却手段を考え始められておくのが吉かな。

●補足 /// 購入顧客からも冷遇?

冷遇は何も販売面だけではありません。対顧客(第三者)からも冷遇されることも。(購入検討のお客様)

もしあなたがクルマを買おうとお店へ立ち寄り、(購入希望者) 目星のクルマを目の前に営業マンから ”このクルマはお客様からの委託販売車なんですよ” と言われたら? おそらく何かしらの障壁を感じてしまうでしょう。(え? 車屋さんの在庫車じゃないの? 何かよく分からないけどワケアリっぽくて何だか抵抗がある。。 とか、 え? 委託販売車? じゃあちょっと値段が高いんじゃない? とか)

と、これと同じ感じで 購入検討者のお客様だって。。

※ ちなみに委託車両は、商談の勝手が通常の在庫車と異なるため~ 十中八九 ”委託” である旨が伝えられるでしょう。(営業マンが商談時に)

※ 建前では、委託かどうか分かり難く、また他の在庫車と同等に取り扱われる・・ と言われておりますが、実際現実はこんなものです。(本音)

意外な結末。買い叩きテク

そしてこんな面も。

冒頭の方で ”中には委託販売専門店というお店もある” と申しましたが、

また関連し、委託販売に前向きなお店も稀に見られるようですが、、

そんなお店では意外な落とし穴も。

はじめから買い叩くつもり で取引きされることも多いんです。(買い叩く = 安く買い取られる・下取られる)

ちょっと難しいので例を挙げてみますね。

① 委託依頼してやや時間が経過したタイミングで、一転して普通の買取り(下取り)を迫ってくる例

  • かなり多くのお客様に反応ありましたが、今一つ値段で逃げられてしまう。。 やはりちょっと無理があるようで、価格を下げ普通の下取り価格にしません? そうすれば即下取りしますし。。(← ハッタリ)
  • 普通一週間もすればかなりの問い合わせや商談があってもいいはずなのだが、お客様の車に限って全くと言ってもいいほど反応がないんですよ。。やはり値段が、、(← 作り話)

ちなみにこの手、何処かオークション代行業者にも似ているような。。(上手い話でオークション代行出品させ、売れそうもなければ無理矢理安値での買取りを迫るみたいな)

※ この手の類で、一部 ”悪徳” 的な手段を使って来るお店も。

相場から見てどう考えても夢のような超高額な価額で委託契約を取り、(委託で売れればその夢のような金額が入ってくる契約)

しかしそれと同時に委託期間(おおむね一ヶ月くらい)と委託期間終了後の(委託で売れなかった場合の)買取り契約もさせ、

ちなみに~ この委託期間終了後の買取り契約がミソ。 委託契約の超高額査定とは打って変わって超低額査定(相場の半値以下)となっており、、(委託で高額契約する代わりのリスクマージンや委託期間に費やした経費分の差引対価等と説明。いわゆるハイリスクハイリターン契約)

なお、ここまで説明すればピンと来た方もいらっしゃるのでは?

そう— この契約(お店)では初めから委託販売を成立させる気は毛頭もなく、狙いはあくまで委託期間終了後の低額買取りであり、契約をしたら最後! 99.9%委託での高額売却は実現せず、(実現されず・させず) ずるずると最終的に悪夢のような超低額・破格値で無理矢理強引に愛車が引取られてしまうという。。

お気を付けて。

② もう既に売れているのに、演技で値引きを迫ってくる例

  • 商談中を装い電話がかかってきて、今●●様の委託車を商談しているのですが、○○万円ほど値引き出来れば上手く話がまとまりそうなんですが。。 と、迫真の演技。(既に売れているので値引く必要もないし そんな商談もない) 後はプロ営業マンの舌技が延々とさえわたり~ (なおこの手法、けっこうヤバイです。 かなり高確率で迎撃されますので要注意)

※ 委託期間が長期になっていれば尚更。

  • なお、まだ売れてはないのですが、、 売るか売らないかを手さぐりするために、事前に値引き交渉を迫られてくることも。(利益が確保できそうなら商売しようかな~ みたいな)

※ 上記例で出て来たように、委託販売は利益薄で旨味がないため。

相手は百戦錬磨のプロ営業マンということを忘れないように。

まとめ。それともう一度・・

—とまあこんな感じで、

いずれにしても ほぼイイとこ無しの委託販売。

委託で少しでも高値を狙うくらいなら~

⇒ 下取り査定対策 ←コレ

幾分数倍・数十倍・数百倍こちらをチョイスしておく方が賢い選択とも。

 

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