車屋さんの自動車情報Blog

    

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事故車の下取り査定、事故歴/修復歴有りと裏事情

 
2018/11/06
 

過去の購入時において~ 明らかな ”修復歴有り(事故歴有り)” な自動車として、その愛車(これから下取り車となる自動車)を購入されている場合にはさほど気にされる必要はありませんが、

ただその愛車を購入後、自身にて事故の覚えがあり、板金塗装など・・・ いわゆる車の修繕(補修や修復など)を行っている場合には、(但し、誰から見てもスリ傷、ちょっとした凹み程度の補修は除く。 また直してなくとも、ある程度までの損傷や簡単に直りそうな軽度に損傷した車両なんかも含みます)

その愛車の下取り査定時において!

ちょっとだけ注意しておいて頂きたい事があります。

それは・・・

ウソや大げさに査定されていないですか?

そのクルマが、ウソや大げさ に評価されていないかどうか!

といった点。

つまり・・・ 例えば本当はギリギリ ”修復歴無し” の範囲内のクルマなのに、

修復歴には一定の基準や条件がありますので、例えそのクルマが大きな事故をしていたとしても、その事故修復・部位・範囲などが一定の基準や条件等を超えていないものであれば、もちろん! それらクルマは査定上では一切 ”修復歴有り(事故歴アリ)” としては扱われない事になっております (= 無事故車)。

またその下取り査定時において、その査定される査定士の方や営業マンの方などから 「このクルマ、事故されてますか」などと言われてしまうと、つい「あぁ・・・ やっぱり事故車なんだ」みたいに、そんなマイナスイメージを負ってしまう事もあるようですが、実際その言葉にはあまり意味はありません。 あくまで少しでも査定ミスを無くそうという思いからの ”確認” の意での言葉ですから、営業マンから ”事故” という言葉が出たとしても、必ずしも! その愛車は ”修復歴有り” とは限りませんので、これらも一応予め m(_ _)m

1. 査定結果は ”修復歴有り” とされ、もちろんそれ相応の評価額(査定価格)になっている。

とか、

2. また一応査定上は ”修復歴無し” とはなっているが、査定の評価額はそれとは相反し ”修復歴有り” と同一水準の評価になっている。

といった査定結果となっていないかどうか! に、十分十二分に気を付けられてくださいね~ という事。

尚、これらウソや大げさな評価の餌食にならないための ”心得” や ”回避術” 等につきましては~ まあ後程ゆっくりと。。。 それと修復(修理など)してない状態のままの車両でも、査定はあくまで ”転売時” の状況を想定してのため、実際には未修復のままでも査定上の扱いは ”修復歴” が基準となります事も予め。

でも何でこんなことが起こるの?

しかし何故、こんな事例が起こりうるのか。 それは・・・

査定士、営業マンもやはり人の子であり、スーパーロボット・コンピューターなどではありません。 なので・・・ 当然! どんなエキスパートな査定士などでも必然的に査定ミスは十分に起こりうる事ですし、

本当は修復歴無しなのに、誤って修復歴有りで評価してしまう。。 コレ、意外と多くありますよ! 査定歴ウン十年の幹部査定士が査定しても、やはり稀に査定ミス(見逃しが多い)もありますから。。

ちなみに実はここだけの話、、 いくら査定士の資格を持っていたとしても~ 事故歴の判断は自主勉強(実務での経験)でしか身に付きません。 だって資格取得時の講習はもちろんのこと、資格試験にだって一切事故歴・修復歴の見分け方なんで出て来ませんから。。(← これもけっこう知らない人多いです。 査定士だからといって全員が事故車の見分けが出来るとは限らないんですよ。。 実際クルマの洗車もままならない事務員が資格を持っていることだって珍しくないですし。。。 つまり査定士だからと言ってもそもそもミスも多く考えられ。。。。。 (また経験少ない若い査定士ならなおさら?))

※ なお、査定士証の更新時には唯一簡単な事故歴判断の糸口的な研修が御座いますが、しかしあっても机上研修にしか過ぎず、、(支部によって若干異なるかもしれません) いずれにしても高い技術力までを期待するのはちょっと。。。

※ 任意の実車講習を受けられている場合は別。(ただそれでも役不足感はぬぐえませんが。。)

またそもそもキワドイ状況と判断出来る場合には、やはり人間たるもの ”リスク” に対するマージンは大きく取っておきたいもの。 なので・・・

コレ、ギリギリ修復歴にならないように思えるが、ただ判断材料があまりにもキワドイ状況であるため、まあ一応安全マージンを取るために(自身にとって不利な査定ミスを避けるために)、うちでは(当社では)修復歴有りとして評価しておくとしよう

とか、

コレ、ギリギリ修復歴にならないように思えるが、でも修復歴になるようにも思える。 じゃあ・・・ 一応査定ミスでクレームが付くと後あとが面倒そうだから、表向きには(お客様に対しては)”修復歴無し”という事で、ただ査定評価 (査定価格)は”修復歴有り”並みの低水準で評価しておくか! 値付けはお店の勝手だし。。

といった、場合によっては ”いたしかたない判断”、 また場合によっては ”良からぬ判断” が出てきても決しておかしくはないですから~

なお未修復のままの車両に関しては、こういった傾向がより強く、またよりマージンが取られやすい傾向とも言えるでしょう。だって未だ修理に着手していないから修復の度合は予測でしか出来ないため~ 誰しもが大きくマージンを取ろうとするのは必至かと。(その他理由もありますが、ここではややこしくなってしまうので割愛ということで)

まあというわけで、

その下取り車が ”事故” に心当たりあるようであれば、、 これら隠れたリスク(ここで言うウソや大げさな下取り評価)には十分にご注意を。

そのウソや大げさの ”餌食” にならないために

ちなみに~ 先ほど少し触れてはおりましたが、

もし、これら下取り車の ”事故” に心当たりあり、かつ またそういったウソや大げさな下取り評価の ”餌食” ?になってしまわないためには・・・

そう!

もうある程度お分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、

⇒ 下取り査定対策 ←コレ

つまり、そのクルマ屋さんの下取り査定の結果だけに頼らず、他の ”買取り専門店” などでの査定力・評価力なども駆使して~ 徹底的に、その下取り評価の(愛車の)真実・真価を追求するような活動を積極的に行う事!

これに尽きようかと。。。 (一応 ”JAAI(日本自動車査定協会)” の各都道府県支部にて査定してもらう・・・ という手もありますが、ただJAAIでの査定はそもそも ”有料(安くて5,000円から)” ですし、またここでは査定の評価額まで覆る事もありませんし。。。)

⇒ 下取り査定対策 ←コレ

しつこくてスミマセン m(_ _)m

少しでも~ 皆様の下取り車が良い条件で売却出来ます事、祈るばかりです (-人-)

以上、各ご参考までに。。。

 

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