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ハイエースバン等、人気の黒や白(パールホワイト系)の下取り査定(相場格差)には要注意!

 
2018/11/09
 

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

中古車では、、 車のボディカラーによって人気が左右され、さらにその人気度によって価格も大きく変わるということは多くの方がご存知でしょう。

しかし査定市場では、このボディカラーが査定価格へ反映されないという一部事例があり、(つまり人気色も不人気色も査定差がない。相対的に人気色オーナーが損をする)

その代表的な例が ”ハイエースバン” や ”NV350キャラバン” のような商用車(貨物系)。(ワイドボディの1ナンバー含む)

なんで?

日本自動車査定協会基準によれば、、

通称JAAIの査定基準によれば、、

ボディカラー加減点(人気色はプラス査定、不人気車はマイナス査定)の細則では、乗用車系についてはボディカラー加減点を行うことが出来るとされているが、しかし商用車(貨物車)ではこういった加減点の基準がない。

※ 2018年4月現在の基準です。

つまり、日本自動車査定協会基準で査定するお店においては、

ハイエースバンやNV350キャラバンのような貨物車系では、、

中古市場ではいまいち人気の低い黄色や青、シルバーといったボディカラーの個体も、絶大な高い人気を誇る黒やパールホワイトといったボディカラーの個体も、

全く同じ水準で査定評価される! ということに。

というわけで人気色の黒やパールホワイトのオーナーさんは、かなり警戒しておいた方がよろしいかと。。

人気色も不人気色も同水準で評価されるということは~ 不人気色オーナーにとっては朗報かもしれませんが、人気色オーナーにとってはただただ損なだけですからね。

特にスーパーGL系やワイドボディオーナーは要注意

ちなみに、黒やパールといった人気色はスーパーGL等上級グレードが大半であり、またこれらグレードはそもそも高価なグレードゆえ ちょっとした評価差でかなり大きな査定額の差が出る事もありますので、、

特にこういった上級グレードにお乗りのオーナーさんは要注意かな。

じゃあ査定損しないようにするには?

先ずこれら傾向の前提は、あくまで日本自動車査定協会基準であるため、その基準前提で査定しているお店にほぼ限っての事。

つまりそれ以外の査定基準のお店だと問題ない、もしくは避ければ問題は回避できるとも。

一般的には、中古車販売店系のお店ではこういった査定基準によらない場合が多いでしょう。

但し! 簡単にそうは言っても~

中古車屋さんでも日本自動車査定協会基準で査定しているお店はありますし、お堅いディーラーなどでも協会基準でない場合も多く、、 さらにはお店に ”日本自動車査定協会認定の査定業務実施店の看板” があっても、あくまで表向きな飾りでしかない場合も多く、(協会加盟!とかいうと見栄えがいいので)

まあ早々見た目で解決できない場合も多いですし、

ましてや! 下取りとなれば~

下取り車だけを他店へ持っていって、、 ということ自体難しいですので、

やはり コレ が最有力候補かな。

下取りだけにこだわらず、多くの買取り売却も視野に入れ より柔軟な対策を。

またこれだと新しいクルマの購入先に自由度も増しますので、

いずれにしても、オーナーさんマストアイテムとなることは間違いないかな。

ぜひぜひ参考までに。 また大切にしてきたその愛車が少しでも高く売れますように (-人-)

なお、この方法は協会基準の離脱目的だけでなく、より多くの目から評価してもらうことで そもそもの水準の違いで少しでも高評価してくれるお店の発掘にも一役買おうかと思われ、考え様によっては期待以上の効果が出る可能性も!?

ちなみにこう考えた場合、逆に不人気色オーナーにもこのアイテムはかなり一推し出来るでしょう。(この場合は協会基準が有利ですが、下取り先は協会基準かどうか分かり難いため、多くの要素と比較すれば 出来るだけその協会基準に近いお店を探し当てることが出来るかもしれませんから)

 

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