フリップダウンモニターの査定評価は?
日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。
広い室内空間! 7人~8人沢山人が乗れる! 充実快適装備! 便利なスライドドア! 等々、、 ドレスアップ層からファミリー層まで~ 今や国民的定番車とも言える ”ミニバン” カテゴリーでは、
”フリップダウンモニター(後席モニター、ツインモニターとも)” が非常に高い人気を誇っております。
特にお子様のいらっしゃる家庭ではロングドライブに必須のアイテムとも。。
ところでこういったフリップダウンモニター。純正オプション品だけでなく、後付けのアフター用品で取り付けられている方もかなり多く見受けられますが、
付いているとやはり ”人気だけに” 下取りや買取りの際にも査定アップにつながるの? 何円・何万円、いくら上がる?
日本自動車査定協会(JAAI)基準
当該基準では、天井埋め込み式のフリップダウンモニターに限り、
ヘッドレストに埋め込まれているタイプや ステー等で露出固定されているようなタイプは除外。 ⇒ 2018年4月の改定で、ツインモニターに関しフリップダウンに限定されなくなりました。
査定アップの評価対象として扱われるでしょう。
但し、製品の製造年、及び車両年式が6年落ち以上となるモノについては加点ゼロ。つまり査定アップはありませんので一応念のため。。 ⇒ これも2018年4月の改定で、古いモノでも最低5点の加点が認められるようになりました。
なお査定アップの対象となりそうでない場合でも、取り外しは考えない方がよろしいでしょう。
埋め込み式のモニターは取り外してしまうと ”取り付け跡” や ”配線通し穴” などが天井へ残ってしまうことになり、これが起因として逆に ”マイナス査定” を呼んでしまいますし、(JAAI基準では3万円前後の減額対象) またマイナス査定はどんなお店も積極的。(ひょっとしたらそれ以上の減額の可能性も) とにかく気を付けられますように。
ちなみに査定アップするなら、具体的に何円上がる?
JAAI査定協会基準によれば、
当年モノ、及び1年もの(車両年式基準)であれば~ 3万円くらい、2年・3年モノで2万円くらい、4年・5年モノで1万円くらい、、 これくらいの各アップとなるでしょう。(それ以上経過するものは一律5,000円くらい)
※ なお、いずれも2018年4月現在、かつ国産車を基準としております。(ちなみに輸入車は全く基準が異なります)
但し! 車屋さんの多くでは、、
ところでこれまでの話では、そこそこ新しいものであれば査定アップにつながる、、 と、そう触れて来ましたが、
但し! ここまで言っておいて何なんですが、
こういった見解は 全国にあるクルマ屋さんのほんの一部でしか通用しませんので、
予めお含みおきのほどを。
特に中古車屋さんの下取りや買取り店では、先ずほぼ間違いなく通用しないでしょう。
何で?
そもそもJAAIの査定基準に沿って査定されているお店はかなり少ないからです。
つまりお店によっては査定評価の基準として扱われなかったり、(どんなに新しくとも査定アップにならない)
逆に、JAAI基準以上に高い評価が得られたり、、 ということも。(評価が大きい、また古くても評価してくれるなど)
一応ここら辺りも予めお含み置き等のほどを。
【 まとめ 】
最終的に話をまとめちゃいますと、モニター付きの査定評価はお店によってかなり差・バラつきがあるでしょう。。 と。 ゆえもし少しでも条件の良い下取り査定を望むなら、、 車屋さんへの下取り出しだけに的は絞らず、買取り店などへの買取売却も視野に入れ幅広い選択肢でのご検討を。