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保証書がない!取扱説明書がない!!下取り査定はどうなる?

 
2018/11/09
 

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

新車購入時には、保証書や整備手帳(点検整備記録簿)、取扱い説明書などが必ず付いてきますが、長年乗っていたり中古車を購入した場合にはこういった書類が一部、あるいは全て欠けているケースも多いでしょう。

※ 保証書と整備手帳は、メンテナンスノート等として一体になっているモノも多いでしょう。

ちなみに愛車を下取りへ出そうと思い立った時、これら書類が欠けているものは査定はどうなる?

※ なおここで触れます例は、いずれも国産車においての話であって、輸入車に関しましては触れておりません。予めご了承のほど願います。(輸入車に関しましては、書類の有無だけでなく 記入されている中身が重視されることも多いです。とにかく事情が複雑なので今回は割愛ということで。。)

※ ここで言う保証書や整備手帳等はあくまで ”新車時からの付属書類” を指します。中古車屋さんなどの販売店のオリジナル保証書は除きます。

ディーラーなど厳格なお店では、、

まず新車ディーラーやその他査定基準が厳格なお店では、(日本自動車査定協会基準のお店など)

どれか一点でも欠けていれば 即、査定ダウン評価の対象となるでしょう。

例えば日本自動車査定協会基準順守のお店。

エスティマやアルファード、クラウンなどの中・大型車種では、保証書・整備手帳のいずれかが欠けていれば 4万円の減額査定、(新車から6年目以降のモノは3万円前後) 取扱い説明書が欠けていれば 5千円以下の減額査定。

プリウスやフィット、ワゴンR等の中・小型車種、及び軽自動車では、保証書・整備手帳のいずれかが欠けていれば 2万円の減額査定、(新車から6年目以降のモノは1万円以下) 取扱い説明書が欠けていれば 5千円以下の減額査定。

と、各こうなっております。(2018年基準。輸入車は除きます)

コピーはダメ? ダメです。 これらは全てオリジナル原本が前提となっております。

※ なお、欠けていなくとも、、 汚損や破損など、著しく状態の悪いモノも欠けているモノとして同等に扱われます。(個人情報部位のカット処理等は除く)

一般的なお店では?(平均)

ちなみに対し中古車販売店では?

またそもそも日本自動車査定協会基準で厳格査定されているお店も少ないのが実情であるため、その他平均的な一般的なお店では??

基本的には ”有効な保証書” が有るか無いかが評価の分かれ目となるでしょう。

つまり保証期間(新車時のメーカー保証)が残っている車の場合の保証書紛失は減額査定となるが、既に保証期間を消化している車両に関しましては、特に保証書が無くとも減額措置などのマイナス査定をされることはほぼ皆無と言えるでしょう。

なおその他、整備手帳や取扱い説明書に関しましては、その辺りは無いからと言ってマイナス査定されることは かなり稀かと思われます。

減額査定される場合、いくら位下げられるの?
ここら辺りは、査定協会のような一律した規定は御座いませんので、完全にお店によりけりです。 数万円の差を出すお店があれば、減額されているのが分からない程度の微々たる場合も。。(というか、中古車販売店の多くが採用する査定基準では、保証書の有無を査定価格へ反映させるということがかなり難しいため、はっきり言って気分次第の査定士の方も多いかもしれません)

ちなみに、全て揃っていたら査定アップすることはある?

ところでこれまでは、いわゆる ”欠け” がある場合のマイナス査定について触れてみましたが、

逆に全て揃っている場合、査定が上がるとかはあるの?

日本自動車査定協会基準では、一律おおむね1万円前後の査定アップ基準は御座います。(車格によって上下します)

それ以外ではあまり ”アップ” するといった話は聞かないかな。。

 

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