10万キロを超えると一気に下取りが下がるの?
日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。
走行距離が10万キロを超えると一気に価値が下がるので、(買取り価格や下取りが下がる) それまでに早めに売った方がいい、(買い替えた方がいい) と、
車屋さんの営業マンだけでなく、買取り店の査定スタッフなども口を揃えて提唱する ”10万キロの壁”。
これって本当?
実は早く売らそうと 買い替えさせようと焦らせているだけの営業トーク?? ウソ???
もっぱらウソではない
まあその営業マンなどの口ぶりが大げさなパターンもよくお見受けしますが、
ただ査定が下がるという事はもっぱらウソではないです。
もしその車を買う側のユーザーだとして、やはり9万キロ台と10万キロの大台に乗ってしまったクルマを比べた場合、どうしても10万キロ越えのクルマは何処かこう抵抗があるでしょう。
なのでその市場ニーズに連動するように、査定業界もおおよそ追従していると言って過言ではないでしょう。
ちなみに比較的公正な基準を持つ日本自動車査定協会基準においても、10万キロを超えたあたりから減額率の歩幅が大きくなるように設定されており、
やはりその傾向はおおよそどのお店においても同じことは言えるのではないでしょうか。
ただ超えることによってどのくらい一気に査定が下がるのかまでは~ 統一されておりませんので、(お店によって査定方式や評価基準が異なるため) その辺りには大きな誤差はあるかもしれません。
以上参考になる部分御座いましたら幸いです。
ちなみにもし下がるとしたら一体どのくらい下がる?いくら下がる?
これは先ほども触れましたが、お店によって大きな誤差はあるでしょうから、いくら○万円(何円・何万円)下がる! といった一概に言えない部分も御座いますが、
まあ一応一部、目安になりそうな日本自動車査定協会基準で触れておくならば–
10万超えることによって 一気に5%前後ほどは価値が目減りする計算になっている様子。。(そもそも走行が過多な一部トラック系などは除く。また根底基準が異なる輸入車も除く)
こちらもちょっとした参考になれば幸いです。(⇒ ちなみに、通常時の走行距離による相場変動はこちら)
なお、この事例はあくまで簡潔的・かつ目安的なものです。 全ての車や条件に当てはまる絶対なモノでは御座いません。(その他距離が変わることに連動する変動要素なども加えておりません) またこの事例はあくまで協会基準のものです。 その他査定基準で業務を行われている他店ではこれら見解とは全く異なることも多く御座います。 何卒ご注意願います。
※ 協会基準は2018年5月現在のものです。