電子タバコで下取り査定が下がることはあるのか?
日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。
査定の世界では、有煙の喫煙車両に対する風当たりは強い。(2015年4月よりまた一層強く・・)
臭いで減額 ヤニ汚れで減額 コゲ穴で減額・・ まさに禁煙を後押ししているとも思えるほどに目の敵にされることもしばしば。。(関連: ⇒ 喫煙車の査定評価あれこれ)
ところで話は変わって同じタバコでも~ 最近流行っている電子タバコはどうなんでしょうか。
※ なお、ここでは下取り査定を軸に解説しておりますが、もちろん買取り査定に対しても同じことは当てはまります。必要に応じご参考されますと幸いです。
引っ掛かる基準は臭いのみ
先ず査定基準においては、電子タバコ云々という項目はありません。
なので引っ掛かるとすれば~ 室内・内装の ”臭い・異臭” に関する項目が唯一となるでしょう。
つまり室内へタバコ臭と思われるニオイ・残り香が感じられるようであれば おおよそ減点の対象とはなってしまうでしょう。
ちなみに 臭いに関する減点は一律40点。
5ナンバーの中型車でおおよそ40,000円分の減額に相当する減点となっております。(小型車だと3万円前後、大型の車になると6万前後、もしくはそれ以上のケースも。 なお、これらには年式補正は入っておりませんので、年式の古い車の場合には若干減額幅は少なくなるでしょう)
参考までに。
但し、これら見解や基準はあくまで日本自動車査定協会によるものです。 協会非会員はもちろんのこと~ 会員でも独自の査定基準をもっているお店ではこれら基準とは異なる見解で査定されますので、その辺りは予めご留意願います。(つまりお店によって、現場では評価が異なることも多いでしょう)
また臭いと言っても~ 何かしらの計測機器でレベルを計るわけではなく、あくまで人の嗅覚によるものとなっておりますので、査定スタッフの個人差が影響してくることも多いです。 よってその辺りで査定差が出る可能性も御座いますので、ここら辺りも一応ご留意などのほどを願います。
※ なお、日本自動車査定協会基準は2018年5月現在のものです。