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ユーザー車検している車って、査定に影響あるの? 下がることある?

 
2018/11/16
 
ユーザー車検場

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

私が業界に飛び込んだ時代にはユーザー車検なんてありませんでしたが、(現在のように規制が緩くなかったので)

昨今では「代行」を合わせると、そういった車検をされている方ってけっこうな数のようで。。

ちなみにこういったユーザー車検。人によってはけっこう抵抗ある方もいらっしゃるようようで、(業界経験者を除き、完全な素人が見よう見真似で手を出しているケースも多く、素人が整備した車なんて・・ と)

となればこういった車検を行っている車って、下取り査定が下がったりとかいう影響が出たりすることってあるの?(買取り査定も含む)

そもそもユーザー車検をやってるって(履歴)簡単に判別できるの?

この辺りは、業界の方でなくとも簡単に判別可能です。

昨今では車検証備考欄に直近の受検履歴が出るようになっており、その項目を見れば一目瞭然ですし、、

受検種別が「持込検査車」となっており、受検形態が「使用者」もしくは「その他」となっていればほぼユーザー車検、又はユーザー車検代行と断定出来るでしょう。

点検ステッカー(フロントガラス助手席側にある丸いステッカー)などでさらに詳細を予測することも十分可能でしょう。

さらに当該車検時での点検ステッカーや認証整備工場の点検整備記録簿も見られない場合には、いわゆる資格のある整備工場で点検整備を行っていないと考えられ、全て見よう見真似で素人が手を出したユーザー車検と仮定することも。。

※ ちなみに、判別にはもっと細かい点や要素、他の方法、他の観点なども御座いますが、ここでは業者が見抜けるか否かというものですので、そこまで細かくは割愛させて頂いております。 何卒。

本題へ。査定へ影響する?

ぶっちゃけ、大半のケースでは影響することはありません。

日本自動車査定協会の基準細則などにもそのような細かい見解はありませんし、他のお店でもそこまで細かく見てないですし考えてもいないでしょうし。

なのでおおむね ”影響なし” と考えられていても問題はないでしょう。

※ なお日本自動車査定協会基準は2018年5月現在のものです。(以下同)

但し!!!

但し、これらはあくまで業界全ての声や見解を集約したものでは御座いません。

市場で絶対的権限を持つのはやはり消費者。(消費者が居てはじめて相場等が成り立つわけですから) なので消費第一線に近いお店などでは 一転して影響が見られたりということも十分考えられますので、(中古車販売店系など。またメーカー系の認定中古車をうたい文句にしているようなお店でも可能性は?)

全てのお店がそうではないこと、

皆さまがもし中古車を買おうと販売店へ行ったところ、目ぼしのクルマが ”このクルマは過去ずっとオーナーさんが自分でユーザー車検をやってきた車” なんて分ったら? やはり少なからず不安は拭えないでしょう。(ずっとディーラーで点検・車検をやって来た車に比べると??) とまあ、現場でこういった場面に遭遇する可能性もやはり無いとは言い切れませんので・・

※ お客様の不安要素の可能性 ⇒ その分減額査定の可能性。

それからそもそも直近でユーザー車検歴があると分かったら? 下取り ⇒ 小売 時に、通常より多く整備費用などが掛かってしまう懸念点が考えられ、(保証面も) ⇒ それを予め見越すように予め査定も下げておく・・ なんてお店も。

※ 車屋さん側からしてみれば、ユーザー車検歴のあるクルマってイマイチ信用しておりません。(実際故意に法定点検をスルーしているユーザーも多いですし、素人が見よう見真似で点検している例も多いですし。。) なのでそういった要素が査定に影響する可能性だって・・

それは十分肝に銘じられての慎重なご行動を。

 

結論: 大半は影響ないが、ただ一部お店によっては減額査定とする可能性はあり。ご注意を。

 

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