車屋さんの自動車情報Blog

    

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ハイエースやキャラバンの事故車下取り査定、その相場は適正ですか?

 
2018/11/16
 

日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。

走行も多いし年式も古い、おまけに事故歴もあるから・・ 下取り査定ゼロ。もしくは二束三文。 ディーラーや車屋さんの下取りではよくある話。

しかしちょっと待ってください!!

ことハイエース(ハイエースワゴン・バン、レジアスエース問わず)やキャラバン(もちろんNV350含む)においては、そういった話はけっこう当てはまらないことも多く・・

上記冒頭の20年以上落ちのハイエースワゴン、下取りゼロ宣告を受けていたが・・ とあるお店で●●万円で買取りしてもらえることに。(その実車。2017年)

もしお心当たり御座いましたら~ 十分ご注意を ^-^)ノ

とにかくいろいろな市場で非常に価値が高い

実はこの国内を代表する2大ワンボックスカー、色々な市場から常に高い需要を受けており、

ぶっちゃけ よほどのことが無い限り、きちんと価値の判るお店へ持って行けば~ スクラップ扱い(価値ゼロや二束三文)になることはあまりないんです!

場合によっては ”え? こんなに?” と、びっくりするくらいの価格で引取ってもらえることも実際に。。

事故車でも? はい。(修復歴だけでなく、未修理の車も含む)

走行がめちゃめちゃ多くても? はい。

年式が平成一桁の車でも? はい。

う、動かなくても? はい。

実際にとあるクルマ屋さんではゼロ査定だったが~ とあるお店に見てもらったら●●万円で買い取ってもらえた! なんて話もしばしばと。。

この型遅れのキャラバン、走行30万近く走っておまけにエンジンブロー(動かない)。しかしとあるお店では●万円で買取りしてもらえることに。(その実車、2016年当時)

ちなみにそのお店は何処にあるの?

でもそんなきちんと価値の判るお店って何処にあるの? どうやって探せばいいの?

価値の判る分からないはその車両状態や細かいグレードや年式、また同じ判るお店同士でも系統が異なればけっこうな差があることも多いので、また地域によっても色々と変わる条件も多いですから~ ピンポイントでコレ!といった解説は出来ませんが、

ただ探すのはそんなに難しく考えなくていいです。 昨今では便利なネット環境もありますし、、

先ずは身近で定番的なところにあったり—

例えば ”有名処のオンライン一括査定” に加盟しているようなお店にそういったお店があることも。

※ ちなみに冒頭で一例に出したハイエースは、とある有名一括査定経由で来訪された買取り専門店での話だったりも。。(しかも意外と近所のお店でした)

ちょっと専門分野系なところにも—

未修理の事故車だと ”事故車買取り一括査定” が定番かな。

それ以外の古い車だとか走行の多い車、他店では廃車と言われたような車だと ”廃車買取り系” あたりで出会えることも。

※ ちなみに先ほど一例に出した動かないキャラバンは、とあるルートで探し出した廃車買取り系のお店での話だったりも。。

但し、先ほども触れましたように、、 どのお店が候補として挙がるかは車両などの詳細によって変わってきますし、また複数の候補があったとしても、それら同士間での価値観のちょっとした違いから~ 最終的な価値が変わってくることも御座いますので、

出来ればこれら一巡は前提とし お考え頂いておかれた方がよろしいかと。。

ところで何故そんなに価値があることが?

そもそもこれら車種は、一定の中古車市場ではまだまだかなり根強い人気を誇っているクルマ。その市場へのアプローチが得意なお店であればまだまだ十分相応の価値は望めるでしょう。

それから海外需要。 皆さんテレビを見られていて、、 発展途上国などでえらく古いハイエースなどが走っているシーンをよく目にしませんか? これらほとんどは日本では使われなくなったクルマが中古車として輸出され現地で現役となっているもの。つまり日本では無価値でも海外ではまだまだ高需要があり・・ もちろんこれに関しましても、その市場へのアプローチが可能なお店であればまだまだ。。。

こういった発展途上国では特に、耐久性の高い日本車が好まれます。また現地の交通事情もあり、さらにそんな中でも ”ワンボックス” ”SUV” この2車種に関しては かなり群を抜いて需要が・・・。

そして資源価値。 輸出資源として貴重な鉄がたっぷりな上、これら車種では高い価値のある部品も多いです。(特にエンジンだけでウン万円の価値があることも) なのでそういった価値観を見出せるお店であればこれもまだまだ。。。

ここでも海外需要がからんで来る事も。

海外で高い人気があり売れている車種となれば~ 当然、修繕のための部品も付随して需要が高く。。それから海外では、日本では到底考えられないようなリサイクル市場が成り立っていることも多く、(バラバラの部品から一台のクルマを作り上げるなど) そういった市場から引っ張りダコだったりも。

とまあこんな感じで、

その下取りゼロ査定・二束三文のハイエースやキャラバン。 十分ご注意を~ ^v^)ノ

 

注意 ///
これら見解の全てはあくまで可能性です。必ずしもというわけでは御座いません。

車両状態はもちろんのこと~ 細かいグレードや仕様によって左右されるケースもあり、(地域などの環境によっても) 全てのクルマに対し価値が望めるというわけでは御座いません。(場合によっては処分料が別途発生することも) その辺りは十分ご留意願います。

※ なおここに挙げます情報は~ あくまで一例、かつ一部です。またいずれにおいても必ずしも当てはまるとは限らない部分も御座います。可能性も多く含みます。予めご留意願います。もちろん参考までに願います。

 

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