ハイブリッドカーの事故車下取り査定にご注意を!
日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。
プリウスやアクアをはじめとする~ ハイブリッドカーの事故車(過去に事故して修復済みの いわゆる事故歴有・修復歴有のクルマ。元事故車) の下取り査定には厳重注意を!
場合によっては 身の毛もよだつほどの大損害 を被ってしまうことも。。
※ ちなみに今現在では、トヨタだけ見ても クラウンやハリアー、人気ミニバンのアルファード・ヴェルファイアやVOXY・ノア等にもハイブリッドモデルがラインナップされますが、なおここで言うネタには~ それらラインナップも全て含んでの解説としておりますので、プリウスオーナー等に限らず 御心当たり御座います方はぜひぜひ皆様ご参考頂けますと幸いです。。(もちろんホンダ・フィットハイブリッド等他社メーカーも含め)
⇒ なお事故したままの未修復の現状車に関しましてはこちらをご参照ください。(修理していない損傷を受けたままの状態のクルマ)
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なんで? どうして?
簡単に言いますと、
ハイブリッドカーの事故車査定は、車屋さんにとって 非常に怖い んです。
ハイブリッドカーは、これまでのガソリンやディーゼルエンジン等と異なり、非常に高圧な電気を取り扱うクルマである上に、まだまだ発展途上の技術や目新しい技術も多く含まれております。 また修理や事故レスキューには専門の多くのスキルが必要であり、、
しかし対し査定するスタッフと言えば~
中古自動車査定士資格の保有者と言えど、ハイブリッドカーの査定に関する専門技術を持っているわけでもなく、
関連: ⇒ 査定士って、そもそも採点技術の資格のようなものなんです。 事故車の見分けが出来なくても合格できるものですから。。 (そんな資格でハイブリッドの専門技術もなんて。。 もちろんハイブリッドに関する査定技術のノウハウなんて一切講習に出て来ません!! 触れもしません!!!)
増してや修理技術さえ持っていない営業スタッフが大半。
つまり事故歴のあるプリウスなどを査定する際には、
必要以上に神経質過ぎるほどのマージンを取って査定する傾向であるため~
あ、このアクア事故車だ。 この辺りを強打した形跡あるが、、 まあガソリン車なら問題なさそうな位置だが、しかしハイブリッドはよくわからん! 目に見えない自分も知らない部分に損傷があるかもしれないし、そもそも完全に直っているものかなんて。。 それにこれまでのガソリン車では考えられない隠れた余波や未開の弱点もあるかもしれない。。
というわけでもし下取りした後に不具合なんて出てもらっても困るから、、 ここは多目にマージンを取って査定しておこう!(通常水準よりも大幅に減額した額) これで安心安心~ みたいな感じ。
※ つまり事故による損傷と不具合の可能性の関係を明確に出来ないゆえ、必要以上にビビッて消極的にならざるを得ないと。
※ ちなみに一般的なガソリン車に比べ、修理代が割高傾向というのも影響しているようです。(もし不具合が出て保証修理が必要になったとしたら~ 未曾有の大損害を被ってしまう可能性もあるので、その辺りも十二分に考慮しておかねば~ みたいな)
じゃあ大損害を回避する方法はないの?
あります。
それは下取りだけにこだわらないこと。
現状では、下取りはその車屋さんの方針によるものですから、そこを根本的に覆すことは出来ないでしょう。
ならば他の売却まで視野を伸ばし、つまり買取り店などの売却も広くご検討され~
とにかくその愛車を一万円でも高く評価してくれるお店を探すこと!
またお店が異なれば査定見解が大きく変わることもありますし、また買取りに積極的なお店ならではの可能性や、中にはネットワークの違いが大きな査定差になることもあり、、
特にユーザー小売主体のネットワークでなく、B to B取引き主体のネットワークでは~ 小売転売時のような保証面にとらわれないことも多いので、またあったとしても小売りに比べるとリスクがかなり低くなることも多いので、その辺りが功を奏して全く異なる結果が得られることも。
それから何より、他と比較してみないことには その下取り査定の条件がイイのか悪いのかすら分かりませんしね。。
もちろん下取りが一番条件がよく損なんてしてなかった! なんてこともありますし。 しかしこの結果は他との比較があってこそ。。 ということも重々予め。