ヤフオクで愛車を売ってみた ② /前準備編その2
車屋さんがヤフオクへ愛車を出品!(あくまで個人ユーザーとして)
ノントラブルでお取引終了するためのノウハウなども!!
というわけで今回は残りの前準備編。
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もし落札された場合の車両輸送手段はどうする?
ご近所様ならそこまで気にする必要ないが、
ヤフオクは全国の皆々様が注目するステージ!
もちろん都道府県外などかなり遠方からご落札いただくことも想定しておかなければなりません。(ちなみに前回出品時は隣の市の方でしたが、今回は300キロ以上離れた遠方の方から落札してもらいました)
ちなみに車両陸送で私が個人的におすすめするのが
”代行net”
ここ。
ヤフーと提携している陸送代行屋さんのようで、
業務請負は私もよく知る東西海運さんですし、(ただあくまで受付する事業者であって、実際には各地の提携する業者さんが業務を行うようですが(地域によると思われ))
何より個人で利用できるサービスとしてはとびぬけて安い!!
参考までに・・ 今回ご落札いただいた方は遠方の方でしたので、もちろん車両陸送を手配いたしまして、、 ちなみに同じようなサービスを行っている知名度の高い陸送屋さん(輸送屋さん)はいずれも45,000円くらいの見積もりでしたが、(ヤマトホームコンビニエンスさんとゼロさん) 代行netさんはなんと3万円切りの28,000円弱でした!
さすがに私どものような専属陸送へ以来するときほど安価ではございませんが、それでも個人利用としてはかなりの破格値かと。。
是非ご参考までに。
※ 特殊な輸送方法を除き、通常輸送だと事前の料金照会も簡単にできますので、(特殊輸送は別途数日お見積りに時間が必要) 出品中の質問にも迅速に答えられるなど利便性も良いですよ。
※ よくある質問コーナーや概算見積もりの画面におおよその日程の目安が出ますが、また確認が出来ますが、まずこれらはあてにされない方がよろしいかと。。
※ 車検切れのクルマやナンバープレートの無い車両もOKですよ!
※ 利用規約などについては予め十分熟読されておきましょう。 特に受付可能な車両については十分ご確認を。 イザ輸送を!といった段階で、取り扱ってくれませんでした、、料金間違ってました、、 なんてシャレになりませんからね。
※ 車内へ何かしらの積載物がある場合には、取扱いについて事前に確認されておきましょう。 モノによっては不可だったり、条件があったりするようですから。(ちなみに車検証など重要書類については乗せたままの輸送はできませんので、これらは別便で郵送などする必要がございます。予めお含みおきを)
※ 落札者の方から申し込みすることも可能です。
※ なお、配送地域によっては必ずしもここが安いとは限りません。(たぶん) なので他の業者も含め、ある程度手広にお取扱いできるように構えておかれた方がいいでしょう。(他で有名どころと言ったらゼロ陸送とかヤマトホームコンビニエンスとかかな)
可能な限りの美化清掃!
クルマがきれいなのと汚いのとでは、写真を撮った時の ”映え” が全く違います!
なので美化も必須のひとつの準備事項とお考えください。
私は自動車販売が本業ですので、車をピカピカに仕上げることはお得意です。 またそれなりの道具なども所有しております。
しかし一般ユーザーの方でも時間をかければかなりきれいになりますので、
写真を撮る前にはちょっと手間暇かけきれいにしておきましょう ^-^)ノ (ちなみに私はかなりのコダワリ派なので、丸二日かけて徹底美化しました)
- タイヤホイール等足元をきれいに!(可能であればタイヤワックス等も)
- フロアマットもきれいに洗っておこう!(第一印象が全く違います)
- ガラスの内側も透明きれいに。(車をきれいに見せる隠れポイントです)
- 室内に乗っている足元の砂や泥は出来るだけ除去しておこう。(砂が乗っていないだけで随分ときれいに見えるものです)
- 濃色車はワックスがけを!(理想は磨きですが一般的ではありません。黒や紺などのボディにはやはりワックスが一番現実的かと)
- エンジンルームは雑巾がけを。(汚いと随分と印象が悪くなります。但し絶対に水をかけないように!)
- 写真撮影は曇りの日がベスト!(日射していると、角度によっては光が乱反射したり逆光で暗かったり、被写体がぼやけやすくなるなどあまりおススメしません。それから見る人にとってもホワイトアウト?部位など意外と見難い部分多いですし、また曇りだとクルマ全体が引き締まって映るので、、可能ならばとにかく曇りの日を狙って撮影するのがベスト)
念のため車検証をチェックしておこう!
その出品しようとする愛車を購入した過去、自動車ローンの利用などをしていると、、 車検証の名義がローン会社、もしくは車屋さんになっていることがございます。
と、そういった場合には~
出品前に必ず ”所有権解除” のお手続きを。
解除の手続きには2週間ほどかかることもございますので十分ご注意を。
あ、そうそう・・一番肝心な売値はどう決める?
これは重要。
損はしたくない! 出来るだけ高く売りたい! けど高望みしすぎてなかなか売れず、出品手数料ばかりかさんで、、 最終的には相場も下がってきて思いっきり値引きして。。 なんて出来るだけ避けたいところ。(2018年9月現在では、売れなくても一回の出品あたり3,024円もかかります(自動車、オートバイ > 中古車・新車 カテゴリ))
なのでここはかなり悩むところ。(ちなみにゼロスタートや破格値からのスタートは、私はやらないです。ヤフオクは多くの車屋さんも仕入れ先として注目しており、たまたまの安値ラッキー落札を狙っている方々も多いですから。。)
①ヤフオクの過去落札情報を有効活用しよう!
で、ちなみに私が先ず参考にしたのは ”直近のヤフオク過去落札相場”。 まあ定番と言えば定番、普通と言えば普通ですよね。
出来るだけ愛車に近い状態の車を探し出し、かつ2~3か月以内の落札車を参考にしました。
色々参考ポイント例
- 走行距離が大きく異なる場合、中間をとるようにするのも手。
- ボディカラーは相場に大きく影響しますので、ここは出来るだけ同一カラーのもので。
- 車屋さんが出品している相場はあてにしない。あくまで個人出品車のみを参考に。
- 本革シートやナビなどは若干付加価値として前後させるのもポイント。
- あくまで落札された車のみを参考に。
②買取店での買取り相場も考慮!
それから身近な買取店などでの買取り価格も参考にしました。(私の場合は専門店に知人がいるので、ちょっと時間をもらいました)
ちなみに一般ユーザーの方だとそうそう専門店に知人なんていませんから、一括査定や最寄のお店への飛び込み査定となろうかと思われますが、
ただこの買取店での査定は、(出品前の事前査定) 以後とても重要な役割を担うことにもなりますので、
決してスルーや手抜きなどはなさらない方がよろしいかと思われます。(理想はやはり一括査定でしょう(⇒ 何故?))
ここではヤフオク相場と照らし合わせ、現時点で考えうる買取り最高価格よりも高く売れそうか検証し、バランスのいい相場(出品価格)を見極めます。
ちなみに私の統計上、ヤフオク相場は車屋さん同士の業販価格に近いものがありますので、場合によったら~ 初っ端からスーパー本気な買取店にたまたま当たり、ここで既にヤフオク相場に匹敵する査定に巡り合える可能性もあり、そうなればわざわざ出品しなくとも済みますし、、(⇒ その例など)
またなんとか出品までこぎ付けたが~ 思うほど反響がなく、ウォッチの足もなんだか鈍く・・ 価格を下げて再出品しようかとまでなってしまうと、すでに近い相場で買取り査定をもらえているお店があるなら・・ スピーディかつ単純にもうその買取店へ引き取ってもらった方がいいのでは? といったケースも考えられ、そういった保険的な役割も。(効率的な滑り止め、みたいな。 ただ買取査定の場合、お見積りの有効期限がございますので、、 その点は十分ご留意のほどを)
③諸費用はどうする?
売値には、車両の他にも付随する各種諸費用もあることは忘れないように。
一般的には未経過分の月割り自動車税、月割り自賠責保険料、(残存している未経過分を月割りで算出) リサイクル預託金相当額、、 まあこんなところかな。
オール含みで出品してもいいですが、(諸費用も全てコミコミ価格。ややこしくないので意外と好感ももてるかと。ただその分価格調整は必要となるかと思われますが)
最低限、リサイクル預託金相当額は別途でもらうようにしておくのが吉。
※ リサイクル預託金の制度上、そもそも車両代金とは別途でやりとりするのが正しい有り方です。 もちろん私も、いつも預託金は別として扱っております。(なおリサイクル預託金の相当額は、リサイクル券の預託金額合計をご参考に /⇒ 詳しくは次回記事にて)
車両輸送費や個別オーダー(個別に行う手続きとか)なども諸費用と言えますが、ただまあこの辺は別料金という感じなので、、 その辺りまでは売値検討の際には特に考える必要はないでしょう。
とまあこんな感じで、
出品する価格が決まりましたら~ 事前準備はおおよそオーケーかと。
※ なお買取店で査定したもらった際には、プロの目利きついでに ”修復歴の有無(事故歴が付くか否か)” も出来るだけ聞いておきたいところかな。(まあおそらく、査定結果を出すときに~ 事故歴あればそれなりに査定価格が目減りしますので、もし事故歴あれば査定が下がるフォローとして査定士から「事故歴(修復歴)あり」と一言入るとは思われますが)
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ヤフオクなどで愛車の個人売買をお考えですか? もしご興味など御座いましたら、、 ⇒ 車屋さんの私が本音で語る、また私が徹底解説した失敗しないための個人売買マニュアル 当ページへお立ち寄りのついでに こちらもぜひご参照頂ければ幸いです。
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