禁煙車は査定アップ?喫煙車は査定ダウン?またどのくらい下がる?
日本自動車査定協会(JAAI)登録店店主、認定査定士のsadaです。
禁煙車は査定アップポイント。 喫煙車は査定ダウン~ 巷でもよく聞く話。
ところでそもそもこれって本当?
また下がる時にはどのくらい下がっちゃうの? 何円・何万円いくら下がる?
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実は禁煙車って、査定アップポイントに非ず
まず禁煙車。
近年は喫煙率も下がりつつあり~ かつ女性の車両オーナーもかなり増加傾向。
ゆえ価値はウナギのぼり?
ぶっちゃけアップしません。
何故?
だってそれが通常の状態ですから。。
もちろん、査定業界では最も厳格な基準である日本自動車査定協会基準でも加点(アップ)項目になってません。(車室内総合的にみて、傷や汚れ 要補修箇所がない場合の良質車価値加点はありますが)
でもよく営業マンとか ”禁煙車なんでアップ” なんて言ってますが?
まあそれは言っているだけ。
なんだか優遇しているっぽく聞こえるでしょ? お客様もその言葉についつい納得して気が緩むことも必至。
言うだけならタダですし~ それを根拠にし 何処から何処まで価値が上がっているかなんてお客様には分かりませんから言いたい放題とも。(アップはアップでも~ 価格のアップでなく印象のみアップという言い回しも)
喫煙車の評価
お次は喫煙車。
ちなみに今は吸ってないが~ 過去吸っていたとか、前オーナーに吸っていた歴があるというのもこれに含みます。
やはり査定ダウン? どのくらい・何円評価が下がるの?
こちらはちょっと厳しいですよ~ 覚悟されておいてください。
査定ではマイナスポイントはとことん叩かれますからね。。
じゃあどのくらい下がるの?
それは査定スタッフやお店、営業マンの気分次第でしょう。
今の時代、先述のように 人口禁煙率が非常に下がってきており、喫煙歴のあるクルマは売れ難くなってきているのが現実。
ゆえ車屋さん的にはそんなクルマは全然欲しくない。。
通常の時でもそう大して下取りは欲しがられていないのに、この場合は ことさらに ”嫌がられる” といっても過言ではないでしょう。(関連: ⇒ 下取りって、実は車屋さんはあまり欲しがっていないという事実)
となればどれだけ叩かれることやら。。
しかもタバコは臭いやヤニ汚れだけでなく、焦げ穴などの副産物も多く生んでいる可能性もあり、
それも含めますとどんだけ~
なお、一応参考までに、、 日本自動車検査協会基準によりますと、
タバコの臭いがあるものは40点減点。 価値にすれば4万円前後の価値ダウン。 ヤニ汚れが見られるものは80点減点(8万円相当)(臭い減点含み)。 焦げ穴はまたこれらとは別で、小さいものでも10点減点、大きいモノだと100点減点(10万円以上)のものも。 但しこれらはそのお店の価値基準(ベースとなる下取り相場)からの減額となりますので、そもそも根本的にベース相場が低いと それに加えの減額となりますので、、 場合によってはかなりの低額査定になりうる可能性も。。
※ 2018年4月より、ヤニ汚れに関し減点幅がこれまでより一層大きくなりました。(臭い含む 旧:60点減点 ⇒ 現:80点減点) このことから、喫煙車に対する風当たりはより一層厳しくなってきていると容易に想像できるかと思われます。
※ ちなみに、これら基準はあくまで日本自動車検査協会監修によるもの。 もちろん大半のお店はこの基準に沿って査定なんてやってませんので、これらはあくまで参考程度までに。。 またこれらダウン額は車格によって左右されます。 軽自動車クラスだと減額幅も少なくなりますが、(2割減) 3ナンバーの大きなクルマになれば1.5倍近く割増し(減額幅)、中には2倍以上割増し査定となることも。(その他年式で調整なども御座いますが、ここでは割愛) それと著しく汚れている場合には、別途重ルームクリーニング減点が加算されてしまうことも。
※ 各基準は2018年4月時点のものです。
※ 日本自動車検査協会基準では、タバコの焦げ跡だけでは ”穴” 減点のみで 臭いやヤニ汚れさえなければ喫煙歴に関するマイナスはありませんが、しかし焦げ跡は過去の喫煙歴を容易に計れるもの。 となればニオイなくてもお客様の印象は下がるのが普通であるため、、 大半のお店ではこういったクルマも ”穴” 以上の減点減額はごく普通と考えておきましょう。(穴なくても灰皿使用等の痕跡だけでも)
※ 禁煙車が求められやすい車種では、(女性オーナーの多い軽自動車やコンパクトクラス、子供を載せるシーンの多い多人数乗りのミニバン等) 予想以上の現実が待ち受けていることも。。
以上参考などまでに。
既に喫煙車なんですが、、 少しでも査定ダウンを緩和できる策はない? ///
室内クリーニング? ただタバコ臭やヤニ汚れは一般ユーザーの方が実施するクリーニング程度では全く歯が立たないですから、おおよそ専門業者へ依頼しないと意味はないでしょうし、(というか徹底的なクリーニングだと10万円とか費用がかかることも多いですし) また実施したとしてもクリーニングでは取り切れない痕跡だけでマイナス評価されることも多いですので、
その状態で出来るだけ高額査定を打ち出してくれる業者さんを見つけ出すのが最も効率的で確実性高い方法かと。。
例えば 下取り査定対策 に挙げる手段とか。
ちなみに買取り屋さんは、車屋さんの下取りと違い買取りにはかなり積極的傾向。 ということは!? 車屋さんでは毛嫌いされた下取りでも!?