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え〜 自動車検査(車検)を説明する上で、一般的に 「予備検査」と呼ばれているモノには・・・
1. ナンバーの無いクルマを、予め車検合格させておく自動車検査の種類
2. ユーザー車検において、予備的・事前的・補助的に受けられる擬似検査のこと
と、大きく分けて2種類存在しているんですが、
もちろんここの項目で説明させて頂く予備検査とは・・・ 「2. ユーザー車検において、予備的・事前的・補助的に受けられる擬似検査のこと」となっております! まあ一応念のため ^^
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で、肝心の この「予備検査」をもうちょっと詳しく説明させて頂くと・・・
検査場の検査ラインで、実際に検査&チェックされる項目と同様の検査を行う事をいわゆる「予備検査」と言い、こういった本番さながらの検査を行える設備を持つ民間施設の事を、一般的に「予備検査場(予備車検場)」と呼んでいます。(テスター屋、テスター場と呼ばれる場合も多いです)
また、その予備検査において「NG」となった箇所は、依頼すれば〜 その予備検査場に常駐する整備士によって「OK」となるまで調整してくれる場合がほとんどですので、(調整はもちろん有料。 そもそも料金は調整料込みのところも多いですが)
とても有効的、かつ効率的に活用すれば、かなり重宝する民間施設であることは間違いのないことでしょう。
ちなみに〜 この予備検査、並びに予備検査場の活用方法は 実は・・・ 2通りほどありまして、
まあ私の個人的なオススメも含め、その活用法におけるメリットとデメリット等も紹介しておきたいと思いますので、是非ともご参考にされて頂ければと思います ^o^)ノ
まあその名の通り〜 検査場における本番の自動車検査前に予備検査を受けておくパターン。
で、このパターンでのメリット・デメリットは〜 と言いますと、
予備検査を事前に実施しておく事によって、「不合格」部分を前もって調べられ、また「合格」となるように事前に手直し調整も出来るので〜 本番検査にて一発合格となる可能性が高くなる! というわけ。
それと! この予備検査場での進行は基本的にそのユーザー自身が入場し測定するため、本番前のちょっとした予行演習にもなるでしょう。(一種の保険?のような感じも)
但し!!!
これらの予備検査場での検査は、基本的に部分的毎な検査・測定&調整(手直し)となりますし、(こちらの希望するチェック項目を、検査&調整してくれるのが一般的)
複数箇所の測定&検査を組み合わせた「コース」もありますが、いくら「コース」とは言っても、検査場での本番検査項目をフル近くにまでカバー出来る検査場は意外と少ないですので、(予備検査で検査・測定出来る項目には限りがあります。 それとコースだと割高となる場合も)
予備検査を受けていたとしても、本番検査の総合判定では〜 「不合格」判定となる可能性もある! というわけ。(つまり本番では、予備検査ではカバーし切れなかった箇所が不合格となる可能性もあるので〜 「不合格となる確率を軽減出来る!」 といった方が適切表現かな)
それと!!!
こういった予備検査場のほとんどにおいては、比較的大きな整備(重整備)まで対応されておりませんし、さらに、他の一般的な民間修理工場とはまた異なり、部品交換など・・・ 例えそれが比較的簡易なものであったとしても、タイムリー、かつ的確な対応までは期待出来ませんから、(予備検査場で出来る整備は、基本的に「調整」や「手直し」主体で、交換修理が出来たとしても〜 「球」交換程度かな) 調整範囲を超えるような交換修理など、、 修理工場としての機能はあまり期待出来ないと考えられておいたほうがいいかと。
つまりこういった予備検査場のほとんどが〜 運輸支局等や軽自動車検査協会(本番の検査場)の近隣に隣接されているので、本番検査直前の微調整程度で活用するには適しているかもしれませんが、本格的な「事前整備」的な活用には適していないでしょう。(ちょっとした検査だけ目的でわざわざ検査場近隣まで来るのであれば、普通に検査場で本番の検査を受ける方が全然安上がりです)
私のオススメ活用パターン。
自動車検査当日に(検査の本番で)、「不合格」となった部分を手直しする目的で活用する方法です。
先ず〜 検査当日は、運輸支局等、又は軽自動車検査協会の検査場で初回検査を受け、
結果・・・ 「不合格」判定を受けた場合で、さらに〜 その不合格部位が即時的に手直し、又は調整程度でパス出来そうな箇所であれば、直ちに予備検査場へ飛び込みその部位を検査&調整してもらう(もちろん自分では手直し出来そうもない部分に限り)・・・ といった感じです \(^o^ (私の個人的には〜 「NG」か「OK」かも分からない部分に保険的費用をかけるより、きちんと「NG」と分かってから、その部分を手直しするために〜 堅実的費用を・・・ という
「派」ですので ^^)
これならば〜 もし! 一発合格することがあれば・・・ 予備検査代が浮きますし、(まあ予備検査を・・・ と考えられていた場合に限られますが ^^)
また不合格だったとしても〜 その不合格部分が必ずしも予備検査で対応可能な項目とは限りませんし、(予備検査では検査することの出来ない箇所が不合格だった場合には、事前に予備検査を受けていても〜 結局は総合判定で
「不合格」になっていたことでしょう)
さらにその不合格部分は、必ずしも当日中に手直し出来る部分とも限りませんので、
私の個人的には、本番検査と併用するような〜 こういったパターンでの活用方法をオススメ致します \(^o^)ノ (但し、あくまで予備検査を活用するのであれば!という事が前提ですが。 また私的には、このパターンが一番無駄が少なく効率的だ! と思っておりますが、人によっては意見が異なる場合も〜 分かれる場合も〜 考えられますので、これはあくまで私の個人的ないち意見である事をご理解された上で! ご参考とされますようにもお願い申し上げます)
但し、
まあ一応このパターンにおいても、やはり多少のデメリットはあるようで・・・
一発目の本番検査で「不合格」となり、近隣の予備検査場で再測定し、手直しして〜 また検査場へ戻って再検査・・・ といった具合だと、
混雑期の再検査が疲れます!
混雑期(特に3月末)は、ただでさえ待ち時間が非常に苦痛であり、(ラウンド毎の検査受入数には限りが設定されているものの〜 再検査待ちの方のボリュームも加わると・・・ 冗談抜きで検査ライン前が大渋滞に(← 地域性あり))
出来る事ならば〜 再検査で再入場したくないのが本音中の本音。
なので、こういったケースにおいて少しでも本番検査における 「不合格」の確率を低減させたいのであれば、本番検査と併用するよりも〜 前もった予備検査場の活用の方が もしかしたら良い感じかもしれません ^^
それと!
その予備検査場によっては〜 検査場で検査(本番検査)を受け、その結果、不合格となった部分の手直しとして予備検査場を利用する場合と、検査場で検査(本番検査)を受ける前に予備検査場を利用する場合では・・・ 後者の予備検査料金の方をかなり安く設定している業者も多いので、(つまり、本番検査前なら安くしとくが、本番検査の後だと割増料金を貰うよ・・・ みたいな感じ)
不合格部分の手直しに予備検査場をフル活用しよう・・・ と、お考えの方にとっては、なんだかちょっとした「駆け引き」を迫られてしまう感も。(尚、こういったケースであまりにも料金格差がある場合には、上記の
「ワンポイント」で少し触れましたように、「サイドスリップ」と「ライト光軸」の2点だけに絞り、予備検査場を活用しておくのもそこそこアリだとは思いますよ ^^)
参考までに。
DIYチャレンジ! 個人車検・ユーザー車検